A FEW GOOD MEN ア・フュー・グッドメン
キューバの米海軍基地で海兵隊員サンティアゴが殺される事件が起きた。犯人は同部隊のダウニー一等兵とドーソン兵長で、検察官ロス大尉に殺人罪で起訴された。しかし事件の背景にコードRの存在を知った法務総監は、被告の弁護のため、ハーバード出身で法廷経験はないが父親が優秀な弁護士だったキャフィー中尉を任命し…。
ロブ・ライナー監督、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア他。大物俳優がたくさん出ています。コードRとは、規律を乱す者への暗黙の制裁だそうです。軍内のイジメですね。法廷物は難しいですが、面白いです。「I want the truth!」「You can't hundle the truth.」が頭に残ってます。
A MIGHTY HEART マイティ・ハート─愛と絆─
2002年、パキスタンのカラチ。ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル・パールは、妊娠5ヶ月の妻マリアンヌとディナーの約束をした後、帰国前の最後の取材に出掛けた。しかし、約束の時間になっても夫は帰らず、携帯電話も通じない。マリアンヌと友人たち、地元警察などによる捜索が始まる。数日後、誘拐され人質となったダニエルの写真が送られてきて…。
ブラッド・ピット製作、アンジョリーナ・ジョリー主演で話題の、実際に起きた事件の映画化です。映画というよりもドキュメンタリーに近く、盛り上げるような作り込みをしていない分、臨場感はたっぷり。感動で涙ぽろぽろ、というのではなく、ひたすら重い現実に胸がおしつぶされそうになります。マリアンヌという女性の強さに心打たれました。ピットは最初、前妻をマリアンヌ役に考えていたそうですが、アンジーになって本当に良かったと思います。
A SIMPLE PLAN シンプル・プラン
アメリカの雪深い田舎町。身重の妻がいるハンクは、失業中で独身の兄ジェイコブとその友人ルーと共に父親の墓を訪れた。そしてその帰り道、偶然入った森の中で雪に埋もれたセスナ機を発見。機内にはパイロットの死体と、440万ドルの大金があった。ジェイコブとルーは犯罪絡みに違いないから着服しようと言い、最初は反対したハンクも最終的には同意し、彼がお金を保管することになった。妻のサラも出産後の生活を考え、このシンプル・プランに積極的に関わるようになる。彼女の提案で、ジェイコブと共に金の一部を戻しに向かったハンクは、ふとしたことから近隣の老人ドワイトを殺してしまい、事故死に見せかける工作をした…。
サム・ライミ監督、ビル・パクストン、ビリー・ボブ・ソーントン、ブリジット・フォンダ。公開当時、観逃してずっと観たいと思っていたのを、ようやく観ました。雪山、大金、嘘の塗り重ねで取り返しのつかないことに…と聞くと、どうしても『ファーゴ』を思い出しますね。あれほどのインパクトさはありませんが、これも切なく、虚しい話となっています。犯罪の影に女あり?サラの顔が悪魔に見えました…主人公ハンクの愚かなことよ。素晴らしかったのはジェイコブの存在。彼がこの映画に深みを与えてくれていると思いました。原作とはラストが違うということで、原作も読んでみたくなりました。
A.I. ARTIFICIAL INTELLIGENCE A.I.
地球温暖化により氷河が溶け、多くの年が水没した未来。ヘンリーとモニカ夫妻は、不治の病で冷凍保存されている息子の代わりに、永遠に愛し続けるようプログラムされたデイビッドというロボチャイルドを引き取る。しかしモニカとの心が通じ合い始めたのも束の間、実の息子が最新の医学の治療に成功し、デイビッドは捨てられてしまう。リアル(人間)になって母親に愛されたいと願いながら、デイビッドは旅を続ける…。
スタンリー・キューブリックが生前温めていた企画を、スピルバーグが監督・脚本、ハーレイ・ジョエル・オスメント主演。泣きました、でもキャラに感情移入したというよりも、その設定に泣けたというか…。インプットされた愛、その愛は本物ではないかも知れないけれど、想いは本物。脚本やキャラ設定に多々疑問もあるのですが、観終わった後もずっと後を引く映画です。
ALIVE 生きてこそ
1972年。真冬の雪山、アンデス山脈に飛行機が墜落。乗っていたのは、ウルグアイの学生ラグビーチーム達。生き残ったメンバー33名はお互いに助け合いながら救助を待つが、無情にも捜索は打ち切られてしまった。弱い者、怪我した者から亡くなっていき、やがて食料もつき、生き残るために彼らが考えたのは…。
フランク・マーシャル監督、イーサン・ホーク、ヴィンセント・スパーノ、ジョッシュ・ハミルトン他の実話を基にした映画です。公開時に試写会で観たのですが、今回改めてビデオで観てみました。人肉を食べる是非が話題になりましたが、それよりも生命力の強さに感動、です。いろいろと考えることの多い映画です。
AMERICAN BEAUTY アメリカン・ビューティ
郊外の住宅地に一戸建てマイホームを持つ出版社に勤めるレスターには、不動産販売の仕事をしている妻キャロリンと、高校生の娘ジェーンがいる。一見幸せそうだが、娘は父親を汚いものでも見るような目で見、妻との愛情もないし、実は自分もリストラ寸前。そんなレスターが変わったのは、娘の友だちアンジェラと出会ってからだった…。
ケヴィン・スペイシー出演。これを面白いと思えるか、思えないかは、人によって分かれると思います。私は前者でした。自分を笑うようで辛い…かなり辛辣なコメディと言えるでしょう。個々の価値観の違いが明確で、いろいろ考えさせられます。特筆すべきはやはりスペイシーの演技力。いい顔してます、いろんな意味で。
AMERICAN HISTORY X アメリカン・ヒストリーX
カリフォルニア州ヴェニス・ビーチ。黒人に父親を殺されたのをきっかけに白人至上主義となったデレクは、自宅を襲った黒人の車泥棒2人を殺害した罪で服役、3年後の今日、出所してきた。その日、デレクを崇拝する高校生で弟のダニーは、黒人のスウィーニー校長から兄弟をテーマにしたエッセイを書くように言われる。白人至上主義に傾倒していたダニーは、兄との再会を喜ぶが、デレクはまるで別人のようになっていた。いったい刑務所で何があったのか…。
トニー・ケイ監督、エドワード・ノートン主演 、エドワード・ファーロング他。ジャケットを見てずっと観るのを躊躇っていた、でもいつか観なくてはと思っていた映画です。見終わって一言、ノートン、凄すぎです。彼の演技は鳥肌物で、これだけでも観る価値のある映画だと思いました。危うい感じのファーロングも良かったです、彼、ドラッグやアルコールに溺れなかったら、今頃かなりの人気を得ていたのではないでしょうか。ストーリーはアメリカの人種差別をテーマにした物で、かなり観ていて辛かったです。「今までそうやって人を憎んできたことで、自分は幸せになったのか」といった問いかけは、実に重い物でした。回想シーンは白黒という演出も良かったです。それにしてもノートンの演技は素晴らしい…これでアカデミー賞を取れないなんて…。
AN INCOVENIENT TRUTH 不都合な真実
元アメリカ合衆国副大統領であるアル・ゴア氏が、地球温暖化問題について豊富なデータ、写真、ムービーを使いながら、時にはユーモアも交えて語るスライド講演の様子と氏の半生記…。
デイビス・グッゲンハイム監督、アル・ゴア主演のドキュメンタリー映画。近年の異常気象を肌で感じ、地球は大丈夫だろうかと思っている人は多いと思います。この映画を出来るだけ多くの人に見て貰いたいです。私は夫と、娘の将来を憂い、何が出来るかを話し合いました。目を背けてはいられない時期に来ていると思います。アカデミー賞の最優秀長編ドキュメンタリー賞と最優秀歌曲賞を受賞。
AWAKENINGS レナードの朝
1969年、ブロンクス。重度の精神病患者を扱うベインブリッジ病院に来た医師セイヤーは、体を自由に動かせない患者たちにボールを受け止める反射神経があることを発見した。一方、11歳の時から30年も入院したまま半昏睡状態の患者、レナード・ロウに、セイヤーはまだ認められていないパーキンソン病患者用の薬を投与、目覚めさせることに成功する。生きる屍と化した人々に新薬を投入、次々と皆、活き活きと動き出す。しかしレナードが見舞客のポーラに恋をして…。
ペニー・マーシャル監督、医師役にロビン・ウィリアムス、患者レナード役にロバート・デ・ニーロ。実話を基にしたお話だそうです。泣かせます。とにかく見て欲しいです。名作です。
BETRAYED 背信の日々
過激なトークで人気のユダヤ人DJが殺される。FBIの秘密捜査官キャサリン・ウィーヴァーは、季節労働者ケイティ・フィリップスとして白人至上主義の団体を求めてネブラスカの村へやってきた。そこで子供思いの男性、ゲリー・シモンズと知り合い、恋に落ちるが、彼はその白人至上主義の団体のリーダーであった。真夜中の黒人狩り、キャンプでの情報交換などしている彼を騙しつつ、情報を仕入れるが、仕事と愛情の間でケイティは…。
コスタ・ガブラス監督、デブラ・ウインガー、トム・ベレンジャー共演。辛い話です。仕事のため、全てを失ってしまうケイティ、でもゲリーのしていることは許されることではないし、彼女の選択は正しいのでしょうが…。リーダーの子供(レイチェル)が良い味だしてました。
