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一般受けはしにくいかな?な映画 :37・2 LE MATIN L'INTEGRALE  ベティ・ブルー インテグラル

2003年12月 7日

coverウェイトレスをしていた奔放な19歳のベティは、ペンキ屋の35歳の男、ゾルグと激しい恋に落ち、彼のところに転がり込んできた。しかしゾルグの雇い主と上手く行かない。そんな時、ゾルグの書いた小説を見付け、彼に小説家になるよう説得する。ついに雇い主と喧嘩してパリに移った2人は、友人の家に住ませてもらいながら、ベティは彼の小説を出版社に送り続けるが、うまく行かない。一方、ゾルグは友人の彼氏の実家のピアノ屋を2人で引き継ぐ。そんな時、ベティは妊娠したと喜ぶが、それが違うと分かり、彼女は徐々に狂い、自分の目をくり貫くまでになってしまう。ようやく小説が売れることになったゾルグは、病院で廃人のようになったベティを…。

ジャン=ジャック・ベネックス監督、ベアトリス・ダル、ジャン=ユーグ・アングラード。いきなりのセックスシーン。ゾルグは、実に普通の男性で、ベティを支えようと必死なのが、よく分かりました。もう少し早く、小説が売れていれば、ベティも狂わずに済んだのに…切ない映画です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :A CLOCKWORK ORANGE  時計じかけのオレンジ

2003年12月 7日

cover近未来のイギリス。15歳のアレックスは夜になると街に繰り出し、仲間と暴力やレイプを繰り返していた。ある時は郊外の作家アレクサンダーの家に入り込み、主人の前で奥さんを陵辱した。しかしついに彼は刑務所に入れられる。政府は凶悪な犯罪者の人格を改造するルドビコ式心療法なる洗脳をアレックスに施し、暴力やセックスに吐き気がする体にされ、外へ出された…。

スタンリー・キューブリック監督、マルコム・マクドウェル、パトリック・マギー。最初に原作を読んでいたのですが、映画はさらに強烈でした。犯罪を起こさせないように治療するのは、罪ではないのか。アレックスの人格は何なのか。考えさせられます。

一般受けはしにくいかな?な映画 :A HISTORY OF VIOLENCE   ヒストリー・オブ・バイオレンス

2006年4月25日

coverインディアナ州の田舎町でトム・ストールは、妻と2人の子ども達と静かで幸せな生活を送っていた。しかしある日、トムの経営する食堂に2人組の強盗が現れた。仲間や客を守るため、一瞬の隙をついて銃を奪い取り、2人を射殺。トムはヒーローとして全米のメディアに注目されてしまう。そして数日後、トムの店に怪しい男達が訪れた。彼はトムをジョーイと呼び、家族に付きまとい、人殺しが何故上手いのか夫に訊いてみろと妻に言う…。

デイヴィッド・クローネンバーグ監督、ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート出演。エログロのきつい監督なので、暴力シーンはどんなだろうと思っていたら、とてもリアルで、グロいと言うよりも、ああ、こういうものよね、と思えました。(ちなみにエロもちょっと目のやり場に困るほど激しかったです。)ストーリーはとても丁寧に、緊張感を持って進められ、痛快とか心温まるとか、そういうものは一切ありません。あるのは淡々とした現実の痛み…それを役者達が言葉ではなく表情などの演技で語っていたのが素晴らしかったです。それにしてもヴィゴ、強すぎ!さすが馳夫です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :ADAPTATION  アダプテーション

2009年5月30日

cover『マルコヴィッチの穴』の脚本で成功した脚本家、チャーリー・カウフマンは、デブで禿なのを気にしている上に、ガールフレンドのアメリアにもなかなかアプローチできない女性恐怖症。そんな彼に依頼された仕事は、スーザン・オーリアン著作の蘭の花に関する本の脚色だ。フロリダで不法採集までしている栽培家、ジョン・ラロシュを追ったものだが、花の映画をどのように作ればいいか、チャーリーは執筆に行き詰まる。自宅では同居している双子の弟、ドナルドが同じく脚本家をめざし執筆中。ドナルドはスランプのチャーリーに、ロバート・マッキーの脚本家養成セミナーを薦めてきた。そこで心機一転、スーザンに会おうと単身ニューヨークに乗り込んだチャーリーだが、緊張して声をかけることも出来ない。それを話すと、ドナルドがチャーリーの代わりにスーザンにインタビューをするためやってきた。ドナルドは会話の中でスーザンが何か隠していることに気付き、兄と一緒にスーザンを追ってマイアミまでやってくるが…

スパイク・ジョーンズ監督、ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、クリス・クーパー、ティルダ・スウィントン。クーパーがアカデミー賞助演男優賞受賞。
『マルコヴィッチの穴』続きでチャーリー・カウフマンを追って観てみました。自らを主人公にしてしまうとは、何というアイデア、しかも実際にはいない双子の弟まで登場、脚本家として名前まで載っています。蘭の本も実在するものだそうで、どこまでか本当で、どこまでが作り話か考えてしまいますね。『マルコヴィッチの穴』撮影風景も面白かったです、これ本当に撮影中に撮ったのかしら。ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、クリス・クーパー3人の演技はさすがでした。特にニコラスは上手すぎて鼻につくくらい。まさに適役。
が、お話自体は余り惹かれませんでした。衝撃的なシーンはいくつかあるのですが、えー、と目を見張っている内にラストという感じ。兄弟が語り合うシーンは良かったですね、その後は本当に畳み掛けるようにラストでした。はまる人ははまるでしょうが、これは好みの分かれる映画だと思います。

一般受けはしにくいかな?な映画 :ALICE  アリス

2003年12月21日

coverルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をベースとしたお話。アリスの部屋で、ガラスケースの中の剥製のウサギが動き出した。驚きながらもアリスはウサギの後を追い、不思議の国へと…。

チェコのヤン・シュバンクマイエル監督、クリスティーナ・コホトヴァー主演。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をベースとしたお話。登場人物で人間なのはアリスだけ、後は皆「モノ」です。正直、可愛いと言うよりもグロテスク。でもこれにはまる人は、はまるでしょう。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :BABA  バーバー

2003年12月 7日

子どものいない夫婦に聖人達は、すぐに懐妊し、その子は敬虔な力を持ち、やがて神に近い存在になると予言をする。その子の名はBABA。成長した彼は、やがて隣に越してきた女性と恋に落ちる。しかしBABAがその土地の権力者の息子を叩きのめしたことから、話は意外な方向へ…。

ラジニカーント主演の最新作。インド映画専門のシネコンで字幕もナシにタミル語で観ました。すごかったのが、ラジニの登場シーン、必見です。後半からは宗教色が強いというか、政治色が強いというか、前半にあったような恋愛の軽いノリはほとんどありませんでした。終わり方は唐突で、観終わってスッキリ、というタイプの映画ではないようです。でもアクション、CG、歌とダンスは十二分に楽しめました。「何じゃい、そりゃ!」と突っ込みどころ満載<誉めてます。

一般受けはしにくいかな?な映画 :BABETTE'S FEAST  バベットの晩餐会

2003年12月 7日

cover19世紀後半、デンマークの小さな村。教会には老姉妹マーチーネととフィリパが家政婦バベットと共に住んでいた。昔、姉は昔、将軍と恋をした、妹は歌手パパンと恋をした。しかし2人の恋を実らなかった。ある日、姉妹が父親の生誕百周年の晩餐会を開くことを決めた時、バベットは1万フランの宝くじを当て、晩餐会でフランス料理を作らせてほしいと頼むが…。

ガブリエル・アクセル監督、ステファーヌ・オードラン主演。デンマーク映画です。たんたんと進む話に意識が遠くなりかけました。晩餐のシーンはとても良いです。生きる喜びを感じます。それにしても海亀のスープ、食べてみたいです。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :BASIC INSTINCT  氷の微笑

2003年12月 7日

coverサンフランシスコで、元ロックスターがベットの上でアイスピックによって刺殺された。被害者の恋人で女流作家であるキャサリンは、以前に同じようなアイスピックによる殺人事件小説を執筆していた。ニック刑事は彼女を訪ね取り調べを行うが、段々とその魅力に惹かれていき…。

ポール・バーホーベン監督、シャロン・ストーン、マイケル・ダグラス主演。シャロンのセクシーさで余りに有名になった作品。犯人は誰か?と思わず何度も繰り返しビデオを観た覚えがあります。でも話題性だけで、映画自体は皆が楽しめるものではないような。

一般受けはしにくいかな?な映画 :BIG MAN JAPAN  大日本人

2010年1月22日

coverテレビ局の密着取材を受けている大佐藤大(だいさとうまさる)は、都内の荒れ果てた一軒家に一人で住んでいる。世間の風当たりは強く、生活は質素だが、実は日本の伝統的な職業「大日本人」の6代目をしている。別居中の妻との間には娘がいて、年に何回か会う時間を取っていて、密かに後を継がせたいとも考えている。祖父の介護問題など、彼の悩みは尽きない...。

松本人志監督。松本人志主演、竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路ほか。
全く予備知識無く観ました。なので、「大日本人とは何ぞや??」と興味津々でいたところ...ぶっ飛びました。なるほど、こういう設定でしたか。莫迦らしい〜と思いつつも、大のペーソスに惹かれ見続けたました。最後は特撮がCGから実写に。へえ〜、CGは凄かったのねえ、とラスト...え、このままで終わりですか?これじゃコントですよね。大という設定は面白かったのに、それは宙ぶらりんのままで終了?ううーん、これは映画じゃない、と批判を受けていた理由が分かりました。最後はちゃんと決めて欲しかったなあ、残念です。でも途中まではそれなりに面白く観れました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :BLINDNESS  ブラインドネス

2009年11月11日

coverアメリカのとある都市の交差点。信号が青になったのに動けずにいる車があった。運転していたのは日本人の男性、彼は突然目の前が真っ白になり、視力を失ったという。親切を装って彼の車を運転し、家の前まで送った泥棒は、そのまま車を乗り逃げする。日本人男性は何とか自分の部屋に辿り着き、妻と共に専門医を訪れるが、医者は眼球に何の異常もないと言う。その頃、巷では原因不明の失明者が続出。医者、泥棒も失明する。感染を抑えるため、政府は感染者の強制収容を始めた。医者の妻は、自分も失明したと嘘をつき、元精神病院という収容所に潜り込むが...。

フェルナンド・メイレレス監督。ジュリアン・ムーア主演、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー。
いつ入れたのか覚えていませんが、いつの間にかリストの一番上になっていて、この映画のDVDが送られてきました。余り予備知識がないまま観始めたら、最初にいきなり日本語が出てきてビックリ。しかも夫婦で日本語を話すシーンがかなり多いではないですか。私はこの2人の日本人俳優さんをよく存じ上げませんが、何となく映画の中で浮いている気がしました。何故、ここで日本人カップルなのかしら。
さて、映画の内容ですが、パニック映画かと思いきや、テーマはもっと深い物でした。目の見えない人ばかりの収容所なのに、誰も世話や治療をする人がいないことに、最初は違和感を覚えましたが、これはどうして失明したのかその原因を探す物ではなかったのですね。だから医者の妻が何故感染しないのか、そんなのはどうでもいいことなのです。そんな閉鎖された中で、目の見えない人々はどうなっていくのか。秩序のない、野蛮な展開、そして主人公が取った方法に同意する自分に、心が重くなりました。
もう一度観たいとは思わない映画です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :BOOGIE NIGHTS  ブギーナイツ

2003年12月 7日

cover1970年代。高校生のエディは、バイト先のナイトクラブでポルノ監督にスカウトされた。彼の映画にダーク・ディグラーという名前で主演し、一躍スターに。しかしそれも束の間、ドラッグにはまった彼は…。

P・T・アンダーソン監督、マーク・ワールバーグ、バート・レイノルズ。70年代のミュージックが満載の映画です。それが好きな人ははまれると思いますが、私はちょっと年代が違うため、いまいちでした。たくさんの人が出てきて、その人たちの人生を上手く描いています。エピソードはどれもなかなか良かったですが、私好みの映画ではありませんでした。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :BOXING HELENA  ボクシング・ヘレナ

2003年12月 7日

cover奔放なヘレナに惹かれていた青年医者ニックは、あれこれと彼女にアプローチするが、まるで相手にされない。しかし交通事故にあった彼女を偶然にも自宅に連れ込み、意識のない彼女の両足、両手を切断、監禁し…。

ジェニファー・リンチ監督、ジュリアン・サンズ、シェリリン・フィン主演。女優が余りの過激さに?契約を反古にしたりして公開前から話題になった作品です。しかし何というストーリーでしょうか。そして何というラスト…私は「は?」という感じでしたが、何やら不思議な気持ちにさせられる映画です。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :BROKEBACK MOUNTAIN   ブロークバック・マウンテン

2006年4月20日

cover1963年の夏。ワイオミング州のブロークバック・マウンテンで、イニスとジャックは季節労働者として出会い、羊の放牧の管理を任された。2人は大自然の中で一緒の時間を過ごすうちに、友情を超えた禁断の愛へと関係が変化する。夏が終わり、何事もなかったようにそれぞれの家に帰り、結婚、子どもまでもうけるが、お互いにあの夏の日々が忘れられず…。

アン・リー監督、ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール共演。うーむ、何とも微妙な映画でした。好きか嫌いかと聞かれれば、余り好きな方ではない気がします。ゲイ映画は苦手ではありませんが、この映画の最初のセックスシーンにはちょっとウッとなってしまいました。2人の葛藤、妻達の心の葛藤、子ども達…そしてラスト。観終わった後に、様々なシーンが思い起こされます。仕方ない…のですかね。泣きはしませんでしたが、心がぐっと締め付けられました。ブロークバック・マウンテンの自然の美しさが、より悲しみを誘います。

一般受けはしにくいかな?な映画 :CACHE / HIDDEN  隠された記憶

2008年8月17日

coverTVの人気キャスター・ジョルジュは、パリ郊外で美しい編集者の妻アンと、一人息子ピエロの3人で暮らしていた。ある日、1本のビデオテープが届けられる。それには、ジョルジュの家の正面の風景が延々と映っていた。次に届いた物にはジョルジュの育った家の映像が、そして車がある道を通りあるアパートの一室へと向かう映像が。子供じみた気味の悪い絵も添えられ、一家は身の危険を感じ始める。しかし警察に相談しても、何も起きていない内は何も出来ないという。そんな中、子供時代のある出来事を思い出したジョルジュは、犯人を確信し、単身で乗り込むことに…。

ミヒャエル・ハネケ監督、ダニエル・オートゥイユ主演、ジュリエット・ビノシュ。カンヌ国際映画祭の監督賞・国際批評家賞・人道賞の3部門を受賞したサスペンス・スリラーです。
レビューを読んで面白いかなと思い観始めましたが、映画が始まってすぐに「しまった、フランス映画は苦手だったんだ」と後悔しました。きっと眠くなってしまうだろうな、と。幸い、眠くはなりませんでしたが、やはり少し退屈に感じました。犯人捜しがメインではなく、緊張感やジョルジュの疾しさなどを味わう映画らしいですが、個人的にはもう少し謎解きして欲しかったです。
人種差別激しいジョルジュ、フランスの人種問題を感じました。主人公に感情移入できなかったのも、気持ちが離れた原因かな。結局、すっきりしないままの終了で、フランス映画はやはり苦手、という思いを強くしました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :CARNE  カルネ

2003年12月 7日

coverパリ郊外。馬肉屋の男に娘が産まれるが、女はその子を捨てて出ていったので、男は1人で娘を育てた。生まれから一度も口をきいたことがない娘は、ある時スカートを血で汚して帰ってきた。男は強姦されたと勘違いし、逆上、人違いで浮浪者の口に包丁を突き刺し、身体障害者にしてしまう。全てを失い刑務所から出た男は、娘を迎えにいくお金もなく…。

ギャスパー・ノエ監督、フィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール。カルネとは馬肉のことで、安っぽいものという意味です。冒頭、「注意!感受性を傷つける危険な部分があります」とテロップが出て、馬の解体シーンから始まります。40分の短い映画です。不思議な感じ…衝撃的ですが。

一般受けはしにくいかな?な映画 :CENTRAL DO BRASIL  セントラル・ステーション

2003年12月 7日

cover元教師のドーラは、定年後生活のために駅で代筆屋をしている。しかし書いた手紙の多くは投函せずに家に持ち帰り処分するか、引き出しにしまったままになっていた。ある時、母子連れが来て、父親に手紙を書いて欲しいと言う。酔っぱらいの夫など母子にはいらないとその手紙も投函しなかったのだが、翌日、再び訪れた母子は、手紙の書き直しをお願いする。そしてその直後、息子ジョズエを残して母親は交通事故で亡くなってしまい、なりゆきでドーラは父親の元へ彼を連れていくことに…。

バルテル・サレス監督、フェルナンダ・モンテネグロ、マリリア・ペーラ。ブラジルってこういう国なんでしょうかねえ。私はどうもドーラが好きになれなくてダメでした。でも、こういう人っていそう。好きにはなれませんでしたが、最後はちょっとジンと来ちゃいました。本当は手紙には何と書いてあったのか、とても知りたいです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :CHILDREN OF MEN  トゥモロー・ワールド

2007年6月26日

cover西暦2027年、人類に子どもが生まれなくなって18年。世界中にテロが横行し、ロンドンでも溢れる移民を厳しく取り締まっている。そんなある日、エネルギー省に勤めるセオは、元妻ジュリアン率いる地下組織FISHに拉致された。彼女はある不法滞在者のために通行証を入手して欲しいと言う。コネを使って通行証を手に入れたセオは、不法滞在者である黒人女性のキーと一緒に検問所に向かうが、途中で暴徒の襲撃にあいジュリアンが撃たれて死亡してしまう。FISHの隠れ家へと逃げ込んだセオは、そこでキーから実は妊娠しているという話をされ…。

アルフォンソ・キュアロン監督、クライヴ・オーウェン主演、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン他。子どもが生まれなくなった世界に、奇跡的に妊娠した女性がいた、という設定にまず惹かれて観ました。しかし説明が充分でないため、とっつきにくく話に入り込みにくいです。夫も「難しいなあ」を連発していました。と、ストーリー的にはもう一つなのですが、映像のリアルさ、こだわりは素晴らしいと思いました。評判となっていた長回し、まるでドキュメンタリーを観ているようです。私はキーが赤ちゃんを抱えて戦闘の中を歩いていくシーンで、思わず涙が出ました。周りの人々が、兵士までもが、シンと静かになって赤ちゃんの泣き声に聴き入り、まるでキリストの誕生を見たかのように振る舞います。赤ん坊の存在ってそれくらい尊く、奇跡の産物なのです。ラスト・シーンも泣けました、子ども達の笑い声は明るい兆しを思わせる物だと信じたいです。この映画、もし私に子どもがいなかったら全く違った評価になったかも知れません。

一般受けはしにくいかな?な映画 :CONTACT  コンタクト

2003年12月 6日

cover宇宙からの電波をキャッチし、地球外生命体の可能性を探っている科学者エリー。ついにヴェガからの交信電波と思われるものをキャッチする。そこから送られてきた設計図を元に装置を作り、ワームホールを伝って見たものは…。

ロバート・ゼメギス監督、ジョディ・フォスター主演、マシュー・マコノヒー。オープニングの映像が綺麗でした。私はこの映画、好きです。父親との関係も良いし、「詩人を連れてくるべき」?とかいう台詞も良かったです。ジョディの演技も素晴らしく、とても美しい。ジョディを見る映画かも知れないですねえ。あと、爆発シーンもすごい迫力!日本の描き方は、え?、でしたけど…。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :CURDLED  フェティッシュ

2003年12月 6日

cover少女時代に殺人事件を目撃して以来、すっかり殺人マニアになってしまったガブリエラ。殺人現場専門の清掃会社に就職し、念願の「女性資産家連続殺人」の現場にやってくる。しかし、そこには犯人のブルー・ブラッド・キラーが…。

タランティーノが資金援助、レブ・ブラドック監督、アンジェラ・ジョーンズ、ウィリアム・ボールドウィン主演。ブラック・コメディです。血のシーンは多いですが、残酷なシーンはほとんどありません。ギロチンで落ちた首が何かを喋るのかに興味を持っている女の子ってのが実にブラックです。2人の対決がユニーク。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :DAMAGE  ダメージ

2003年12月 7日

coverずっと真面目に働いてきて現在は内閣の要職にもついているイギリス下院議員のスティーヴン・フレミングが、あろうことか息子、マーティンの婚約者アンナ・バートンに恋をしてしまった。彼女が受け入れてくれたため、彼は彼女とのセックスに溺れていく。しかし、ついに政治ジャーナリストをしている息子に現場を見られ…。

ルイ・マル監督、ジェレミー・アイアンズ、ジュリエット・ビノシュ、ミランダ・リチャードソン。悩みながらもアンナにはまってしまう中年男が哀れ。そして息子のショックときたら…もう家族バラバラです。これはアンナの魔力?にはまった男のお話なのでしょうね。

一般受けはしにくいかな?な映画 :DANCER IN THE DARK  ダンサー・イン・ザ・ダーク

2003年12月 7日

coverチェコからの移民であるセルマは、一人息子のジーンと二人暮らし。彼女には遺伝性の病気があり、もうすぐ失明してしまう。同じ病気を持っている息子には手術を受けさせたいと、工場、内職と切りつめに切りつめて貯蓄をしている。そんな彼女の楽しみは友人と観るミュージカル映画。普段でもちょっとした音が、心に響く音楽となっている。隣人とある秘密を共有した数日後、セルマはお金がなくなっていることに気付き…。

『奇跡の海』のラース・フォン・トリアー監督、アイスランドの歌姫、ビョーク主演。いつまでも引きずる映画だよ、と聞いていたのですが、なるほど、私も大泣きしました。ストーリー的には特に矛盾は感じませんでした。主人公のひたむきなまでの息子への強い想いと、人間のはかなさ、弱さにガーンと来ました。列車でのミュージカルシーンはグッときましたね。でもお気に入りにはならない映画でした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :DEATH AND THE MAIDEN  死と処女

2003年12月20日

cover独裁政権から独立したばかりの南米のある国。ポーリナは嵐の夜、夫ジェラルドが連れてきた医師が、かつて自分が拷問された時にレイプした男ミランダと気付く。二人が寝静まるのを待ち、ポーリナは泥酔したミランダを縛り上げ、彼の車中にあった『死と処女』のテープを聴かせ、拷問の告白をさせようとする…。

ロマン・ポランスキー監督、シガニー・ウィバー主演。いつまでも否認する医師、疑惑を持つ夫。最後に崖で医師が告白するシーンに圧倒されました。一部屋で3人が話すだけの映画です。出だしがとろくて眠くなりました。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :DELICATESSEN  デリカテッセン

2003年12月 7日

cover核戦争から15年、荒廃したパリ。大道芸人をしていたルイゾンが、ある肉屋に下宿することになった。しかしそこの主人は、実は部屋を貸してその人肉を取るというカニバリズムであった。ルイゾンを慕う心優しい娘ジュリーは、彼を助けるため…。

ジャン=ピエール・ジュネ監督、ドミニク・ピノン、マリー=ロール・ドゥーニャ。うわー、こういう映画だと思っていませんでした。なので、ビックリ。何だか変わった人がいっぱい出てきます。不思議な映画です。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :DOGVILLE  ドッグヴィル

2005年1月25日

coverロッキー山脈の麓、わずか23人の村民しかいない小さな村ドッグヴィルを紹介するプロローグと、村人の青年トムが銃声を聞いた後、ギャングに追われている美しい女性グレースに会ってからの9章。トムは彼女をギャングから隠し、村人にかくまうことを提案、2週間の内に村人全員に気に入られることを条件に同意を得る。グレースは閉鎖的な村人に無償で肉体労働を提供し…。

ラース・フォン・トリアー監督、ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー共演。床に書かれた家や道を表す線、壁もドアもなく、あるのは最低限の家具のみというセットにまず驚きました。まるでお芝居のよう、と最初は思いましたが、ナレーションを聞く内にどちらかというとラジオドラマに近いかも、と思いました。『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で、これでもかというほどヒロインを痛めつけ、人間の醜い部分を容赦なく描いた監督ですが、この映画でも悲惨です。しかしセットがこれなので、思ったよりも目を背けずに済みました。すごい映画かも知れませんが、もう一度観たいとは思いません。あと3時間は長いです…せめて2時間半にして欲しかったです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :DON JUAN DEMARCO  ドンファン

2003年12月 7日

cover21歳の彼は、女を喜ばす天才。しかし愛しい彼女に受け入れられず自殺を図り、精神病院に入れられる。そこで精神科医に話すのは、荒唐無稽。父は決闘で死に、アラブのハーレムで女達と2年戯れ、エロス島で、2502人目の女性を愛したと。精神科医は彼の世界に酔い、妻を女性として愛すようになる…。

ジェレミー・レヴィン監督、ジョニー・ディップ主演、マーロン・ブランド。精神科医のデブ先生が良い味出してます。荒唐無稽な話を映像にしているとこがグッド。何だか信じたくなります。女性の愛し方を教えてくれる映画です。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :DUNE  砂の惑星

2003年12月 6日

cover西暦10091年、アトレイデス家が支配する惑星カラダンで王位継承を巡る戦争が勃発した。宇宙を動かす源の香料を巡って、砂の惑星で戦いが繰り広げられる…。

デイヴィッド・リンチ監督、カイル・マクラクラン主演、スティング他。何だかダイジェスト版を観ているような…理解するのが難しかったです。でも映像は当時としてはかなり衝撃的だったかな、という感じです。リンチ作品は難しい〜。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :ERASERHEAD  イレイザーヘッド

2003年12月 7日

coverガールフレンドのメアリーに子供ができ、結婚を決意した印刷工のヘンリー。しかしカメの頭のような奇形児が生まれ、メアリーは家出、ヘンリーは興味を持って育て始める。うるさく泣く声に、悪夢や幻が…。

デビット・リンチ監督、ジャック・ナンス、シャーロット・スチュワートの超カルト映画。むちゃくちゃぐろいです。大概の映像はOKの私ですが、これは目を背けずにいられませんでした。気持ちが悪くなる映画です。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :FEARLESS  フィアレス 恐怖の向こう側

2003年12月 7日

cover飛行機事故にあうが生き残ったマックスは、生きている気がしない。神は自分を殺すコトは出来ないのではないか?子供を死なせた同乗機の女性に愛を感じ、子供の死が彼女のせいでないことを証明するために車で追突するが、彼女は去る。苺を食べてアレルギーを起こし、また死との境をさまよう…私は生きている…。

ピーター・ウィアー監督、ジェフ・ブリッジス主演。不思議な話です。これは、飛行機事故の精神障害者の話?少し分かりにくいところもありました。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :GOTHIC  ゴシック

2003年12月 7日

cover1816年6月16日、スイス郊外の詩人バイロン伯爵の屋敷に、3人の男女が招かれた。詩人のシェリーとその愛人のメアリー、彼女の義妹クレアだ。嵐の夜、会談話から本物の幽霊を創造しようという話になり、悪魔の儀式が行われる。彼らが呼び生んだ悪魔たちは…。

ケン・ラッセル監督。フランケンシュタインが書かれるきっかけとなった、有名な一夜のお話です。ジャケットの、女性の上に悪魔が座っている?写真がとても怖かったのを覚えています。映像も不気味で面白いです。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :HARD CANDY  ハードキャンディ

2009年9月25日

cover14歳の少女ヘイリーは、ネットの出会い系サイトで知り合った34歳のフォトグラファー、ジェフとカフェで会う約束をする。彼女の魅力に惹かれるジェフ。2人はヘイリーの希望もあり、一人暮らしのジェフの家へと向かう。写真がたくさん飾られたお洒落な家に、私も写真を撮ってとはしゃぐヘイリー。しかしカメラを手にしたジェフは意識を失う、ヘイリーが作った飲み物に薬が混ぜられていたのだ。目が覚めると、ジェフは椅子に縛り付けられていた。ヘイリーはある少女との証拠を探すため、家捜しをする。自分の無実を訴え、こんなことは止めるように説得するジェフ。しかし秘密の金庫を開けることに成功したヘイリーは、ジェフをテーブルの上に縛り付け、むき出した局部を氷で冷やし始めた。これからジェフの去勢手術をすると言う...。

デヴィッド・スレイド 監督、エレン・ペイジ主演、パトリック・ウィルソン。
前回、エレン・ペイジの映画『アメリカン・クライム』を観て、もう1つ彼女の出演作品を観てみよう、と気軽に選んだのがこれ。そうしたら、今度はエレンが監禁、虐待をする映画で驚きました。全く違った役にビックリ。
ほぼ登場人物は2人だけ、ジェフの家での会話が続き、緊迫感いっぱいです。この映画のモチーフは赤ずきん。悪いことをしたオオカミに赤ずきんがお仕置きをする、という感じですが、赤ずきん役のヘイリーの頭の良いこと。ジェフも適度に反撃しますが、ヘイリーの方がずっと上手。彼がまた良い人そうに見えて、適役でした、私だったら騙されてしまいそうです。
最後の最後でヘイリーがジェフを狙っていた理由が分かります。でも実際にどういう関係だったのかまでは分からなくて、彼女はもしや超人的な存在?という疑問もおきました。だって用意周到なようで、姿見られているし、名前も残しているし(偽名かもですが)、それでいて友だちと映画の約束をしたりして、やっぱり普通じゃないんですもの。
ラストの台詞「...or not.」に、うー、やっぱり、と思いました。男性には怖い映画でしょうね。

一般受けはしにくいかな?な映画 :HEAVENLY CREATURES  乙女の祈り

2003年12月 6日

coverポーリーンの学校に転校してきたジュリエット。2人は仲良くなり、共同で小説を書いているうち、しだいに友情以上の感情が芽生えだした。しかしそれに気付いた親達は、2人をひき離そうとする。2人はこうるさい母親のせいだと母親殺しの計画を…。

ピーター・ジャクソン監督、ケイト・ウィンスレット、 メラニー・リンスキー主演。1954 年に実際に起きた事件がもとなっているらしいです。途中に差し込まれる2人の想像の世界の粘土人形達がユニーク。辛い環境をよく描けていたと思います。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :HENRY: PORTRAIT OF A SERIAL KILLER  ヘンリー

2003年12月 7日

300人以上を殺害したといわれる、実在の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス。その動機、手口には一貫性がない。オーティスという同居人妹、ベッキーはヘンリーに惹かれ…。

ジョン・マクノートン監督、マイケル・ルーカー主演。実在の殺人鬼をモデルにした映画ですが、殺人現場の場面は少ないです。映るのは死体のみ。ヘンリーについて言えば、目的や理由が全く分からないため、かえって怖い気がします。何だか普通の人っぽいのに。演じているのは、『クリフハンガ』ーで相棒役の人でした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :HUSBANDS AND LOVERS  金曜日の別荘で

2003年12月21日

ステファノは妻であるアリーナを心から愛しているが、アリーナは肉体的に物足りず、愛人パオロがいる。そしてアリーナは、週の5日は夫と過ごすが、週末は別荘で愛人と過ごしたいと言い出し、ステファノはそれを受け入れる。金曜の夜になると美しく着飾り、愛人の待つ別荘に向かうアリーナに、段々とステファノは…。

イタリア映画、ジュリアン・サンズ主演。何て話なんだー、と思いつつ観ましたが、思ったよりも良い出来でした。変に飽きさせるところがないのが良いです。でも異常な世界ですよね…。

一般受けはしにくいかな?な映画 :INGLOURIOUS BASTERDS  イングロリアス・バスターズ

2010年6月 2日

cover1941年。フランスの田舎町ナンシー。農場主ラパディット家に、部下を引き連れたナチスのハンス・ランダ大佐が訪れた。物腰柔らかだが巧みな話術でラパディットを追い込み、床下にユダヤ人一家を匿っていることを白状させる。銃弾の雨が降り注ぐ中、辛くも逃げたのはショショナという少女だけだった。一方、ナチス狩りを目的とした連合軍の極秘部隊、イングロリアス・バスターズが、リーダーのアルド・レイン中尉の下、活動していた。時は流れ、1944年。名をミミューと変え、映画館主となったショショナは、若いドイツ兵フレデリックに言い寄られていた。彼は250人もの敵を殺した英雄で、本人主演で映画『国民の誇り』を作ったばかりで、ショショナの映画館でプレミア上映をしたいと考えていた。ヒトラーやナチス高官が集まるプレミアの夜、劇場ごと燃やしてやろうとショショナは考え...。

クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダイアン・クルーガー。クリストフ・ヴァルツがアカデミー賞助演男優賞を受賞。
家にDVDを送って貰うシステムのレンタルDVDを利用していますが、今までで最長、予約がいっぱいでなかなか送られてこなかった作品です。ようやく届き、楽しみに観ました。
冒頭のラパディット家での会話の素晴らしいこと。一見優しそうにも見えるランダ大佐が冷血で、背筋がゾクゾクしました。イングロリアス・バスターズの紹介シーンも面白い。一癖も二癖もありそうなキャラが揃っていて、これからどう活躍するのかワクワクしました。そして美しくなったショショナ、若さ故まわりの見えていないフレデリック、ランダ大佐との再会。うおー、面白い、面白いぞ〜、と思っていたのはここまでで、バーのところはちょっと中だるみ、飽きました。いえ、重要な会話だし、ラストの驚きに持っていくのに必要なのだとは思いますけど。
そして運命のプレミアの夜。女性キャラの扱いは、タラちゃんだなあ、と思いました。いや、スゴイです、あのあっさり感。史実は無視だし、何で誰も警備している人がいないんだなど疑問はありましたが、映画だから良いのかな、ショショナの復讐映像は美しかったです。イングロリアス・バスターズが、ほとんど活躍してないじゃん!だったのには驚きましたが。ランダ大佐のラストは、笑うところ、でしょうか。
イングロリアス・バスターズがめちゃくちゃする話だと思っていたので、そこはちょっとビックリ。でもランダ大佐の存在感と良い、かなりポイントの高い映画だと思いました。でも、誰にでもオススメできる映画ではないですね。

一般受けはしにくいかな?な映画 :IT COULDN'T HAPPEN HERE  夢色の幻想

2003年12月21日

ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントとクリス・ロウの旅。2人の行く先々には奇妙な人々が…。

PSBのプロモ・ムービーです。ストーリーは何が何だか???ひたすら曲を楽しみました。ストーリーは謎ですが、曲と映像はカッコイイです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :JESUS CHRIST SUPERSTAR  ジーザス・クライスト・スーパースター

2003年12月 7日

cover灼熱のナゲブ砂漠にバスが到着する。降り立った若者たちは、キリストを愛するユダの裏切りやマリアの物語を演じ始める…。

ゲイル・エドワーズ監督、グレン・カーター、ジェローム・プラドン。キリスト最後の7日間を現代的に解釈した斬新なロック・オペラの映画化。当時は大ヒットでした。ミュージカルを好きな人ならはまるかも。私は残念ながらピンと来ませんでした。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :KALIFORNIA  カリフォルニア 狂気の銃弾

2003年12月16日

coverアーリーは連続殺人魔。アデールという頭の少し弱い女性をママと呼び、一緒に暮らしている。一方、ブライアンは恋人で写真家のキャリーと殺人現場に寄りながらカリフォルニアに行く計画を立て、資金の面からアーリー達と同行する事にした。アーリーはガソリンスタジオで殺人を起こし、気付いた2人をつれて老婦人の家に押し入り、反抗したアデールさえも殺してしまう…。

ドミニク・セナ監督、ブラッド・ピット主演、ジュリエット・ルイス。ブラピが殺人魔、なかなか壮絶でした。アデール役が上手いです、『ギルバート・グレイプ』でのヒロイン、ジュリエット・ルイス。サボテンが好きな子で、愛しいキャラでした。キャリーにアデールの服を着せ、連れていくとこが実に悪趣味。わりと出来は良いと思います、この映画。

一般受けはしにくいかな?な映画 :KILL BILL VOLUME 1  キル・ビル Vol.1

2003年12月 7日

cover愛する人と永遠の絆を誓う、結婚式。しかもお腹には愛する人の子供が…幸福の絶頂から、地獄の底へ突き落とされた女がいた。かつて世界を震撼させた暗殺者集団で最強と言われたエージェント、ザ・ブライド。彼女は結婚式の最中に、かつてボスだったビルによって、頭に銃弾を撃ち込まれた。そして仲間の手によって参列者、夫は皆殺しにされた。しかし彼女は長い長い昏睡状態から目覚めた。そして復讐を誓う。自分の愛するものを奪った人間全てを血祭りにあげると …。

ユマ・サーマン主演、ルーシー・リュー、ダリル・ハンナ、千葉真一共演、奇才タランティーノ監督作品。すげー面白かったです、はははは。タランティーノはチャンバラをやりたかったんですね。確かに血ドピューでしたが、現実味がないので、全然OKでした。展開の仕方はまさにタランティーノだし、アニメが入るのもユニークでした。ユマ・サーマンの殺陣は大変だったろうと思いますが、見事でした。(え、スタント?)女優さんは大変ですねー。日本語の台詞もたくさん出てきてます。千葉真一以外はもっと練習して欲しかったかな。と、個人的には面白かったですが、皆に勧められる映画ではないと思うし、もう1度観たいとまでは思いません。(TVでやっていたら観るかも。)でも良いんです、タランティーノの映画は一般ウケしちゃいけません。これでこそタランティーノなのです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :L ANNEE DERNIERE A MARIENBAD  去年マリエンバートで

2003年12月 6日

広壮な城館にやって来た男が、1人の女と愛し合い、やがて2人で城館を去っていく…過去と現在、現実と幻想が交錯する…。

アラン・レネ監督作品。非常に楽しみにして観た映画なのですが、かなりワケ分かりませんでした。庭園がとても美しかったです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :LA BELLE NOISEUSE DIVERTIMENTO  美しき諍い女

2003年12月 7日

cover妻リズをモデルに描いていた「美しき諍い女」という題の絵を、10年前に途中放棄していた画家のフレンホーフェル。すっかり絵も描かなくなっていたのだが、画商の紹介で画家ニコラと恋人のマリアンヌに出会ったことで、再びその絵を仕上げる気になる。最初はモデルになることを嫌がっていたマリアンヌだが、ニコラの勧めもあってやることにした。しかしそのモデルの仕事は、肉体的にも精神的にも過酷なもので…。

ジャック・リヴェット監督、エマニュエル・ベアール、ミシェル・ピッコリ、ジェーン・バーキン。4時間近くある長い映画です。結構、難解です。公開当時は、ヘア問題でやたら騒がれていましたね。今となっては何だかな、という感じですが。

一般受けはしにくいかな?な映画 :LA LEGGENDA DEL SANTO BEVITORE  聖なる酔っぱらいの伝説

2003年12月 7日

cover酒飲みのホームレス、アンドレアスが、パリのセーヌ川の橋の下で夜を過ごしていた。すると見知らぬ老紳士が現れ「私は必要以上のお金を持っているので、いくら欲しいか言ってごらん」と言う。そして聖テレーズ像のあるリシューの教会でミサの後に金を返すことを条件に、200フランを借り、約束通りに日曜日、教会の神父に返しに行こうとするが、いろいろと奇妙な出来事が続き、なかなか返すことが出来ない…。

エルマンノ・オルミ監督、ルトガー・ハウアー主演。不思議な気分になる映画です。奇跡なのか、夢なのか。それにしてもアンドレアスは美味しそうにお酒を飲みますね。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :LADY IN THE WATER  レディ・イン・ザ・ウォーター

2007年7月23日

coverフィラデルフィア郊外のアパートで住み込み管理人をしているクリーブランドは、日々雑用や修繕に忙しい。そんなある夜、中庭のプールに怪しい人影を見つけた。彼女の名はストーリー。溺れた彼を彼の自室まで運んでくれたストーリーは、とても怯えていたので、しばらく部屋で休ませることにする。まだあどけなさの残る美しい彼女は一体どこからやってきたのか。偶然、韓国のお伽話に出てくる精霊と酷似すると気付いた彼は…。

M・ナイト・シャマラン監督、ポール・ジアマッティ 、ブライス・ダラス・ハワード主演。酷評されていたので観ないつもりでしたが、シャマラン監督の作品は全て観ているので、夫に説得されて観ました。結果、そんなに酷いとは思いませんでした。でもやっぱり面白いとも思えません。ストーリー展開が突っ込み処満載で、それが気になりだしたら、もうダメでしょう。私はベッドタイム・ストーリー、お伽話と思いながら観たので、まだOKでしたが。ブライスは綺麗ですが、精霊とまでは思えませんでした…子どもという感じもしなかったです。いろいろなキャラが出てきますが、皆を生かし切れていない気もしました。総じての感想は、まあ、こういう映画があっても良いけれど、2回は観ないな、です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :LE NOUVEAN MONDE AMOUREUX  愛の新世界

2003年12月 7日

SMの女王とホテトル嬢の友情。SMの女王は昼間は劇団員をしている。時々入るヘアヌード写真。自由奔放に生きる女性のお話…。

試写会で観たのですが、何と新人主演女優、鈴木砂羽の舞台挨拶有りでした。登場人物に特に同情出来るとか、感情移入できるワケでもないのですが、見終わって何だか爽やか、元気が出ました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :LIAR  ライアー

2003年12月 7日

coverエリザベスという名の娼婦が殺害され、体を2つにされそれぞれ鞄に詰めて捨てられるという事件が起きた。容疑者としてつかまったのは金持ちの一人息子、ウェイランド。彼は嘘発見器に掛けられ、二人の刑事ケネソウとブラクストンは問いつめていく。そして彼にはTLEという特殊な発作を起こす病気持ちであることが分かり…。

ジョナス&ジョシュ・ペイト兄弟監督、ティム・ロス主演。うーむ、最後の最後まで誰が犯人か分からなかった…いろいろ考えられるのですが、どれも確信がありません。難しくて途中で眠くなってしまう人もいるかも。私は騙されないように観ていたので、眠くはなりませんでしたが、結局???でした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :LOST HIGHWAY  ロスト・ハイウェイ

2003年12月 7日

cover美しい妻レネエと住んでいるテナーサックス奏者のフレッドは、ある日玄関のブザーが鳴って、男の声を聞く。「ディック・ロラントは死んだ」知らない名前に当惑するフレッド。やがて封筒に入ったビデオテープが届き、それを妻と見ると、寝室に眠っている夫婦の姿が映っていた。その夜、妻の友人のパーティで、白塗りの顔の男が「私はあなたの家にいる」とフレッドに言い…。

デヴィッド・リンチ監督、ビル・プルマン主演。まるでメビウスの輪のようなストーリー。まさにリンチらしい作品です。物語の謎を解こうと、あれこれ考えるのが楽しいです。ワケ分からないと言えば、そうだし、それが心地よいと言えば、まさにそうです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :MAGNOLIA  マグノリア

2003年12月 7日

coverサン・フェルナンド・ヴァレイのある1日。死を間近にした老人、その若い妻、その看護士、セックスのカリスマとして有名人となったその息子、クイズの天才少年、クイズの元天才少年、クイズ番組の司会者、その娘、彼女に恋をする警官などなどの、それぞれの物語が平行して進行し、クライマックスの予想外の出来事へ…。

ポール・トーマス・アンダーソン監督、主演はトム・クルーズかしら?いや、そうじゃないような。何とも感想の難しい映画です。冒頭のお話から引き込まれ、3時間(長いですね!)集中して観ました。細かいながら良いシーンがたくさんあります。クライマックスは「…で?」と思う人も多いかも。私はこの映画、わりと気に入りました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :MAURICE  モーリス

2003年12月 6日

cover20世紀初頭の英国。ケンブリッジ大生のモーリスは、同級生クライヴ・ダーハムと知り合い、彼の同性愛信奉に感化される。しかし学校卒業後、友人が同性愛者として逮捕されたのを見たクライヴは、モーリスの愛を拒み、ギリシャに旅立ち、そこで母親に勧められた女性と結婚を決めた。モーリスは絶望するが、クライヴの別荘で森番をしているアレックと恋に落ち…。

ジェームズ・アイボリー監督、ヒュー・グラント、ジェームズ・ウィルビー主演。いかにもフォスター、イギリス的雰囲気が楽しめます。クライブ役のヒュー・グラントがむちゃくちゃカッコ良くてはまった作品でした。格調高い映像美の、文芸作です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :MILLENNIUM ACTRESS  千年女優

2003年12月 7日

cover関東大震災と共に生まれた藤原千代子。30年前、突然に映画界から姿を消した往年の大女優・千代子は今、鎌倉で隠遁生活を送っていた。そこへドキュメンタリー制作のため、インタビュアー2人が、千代子が昔紛失した初恋の人の鍵を持ってやってくる。初恋の人は、千代子が女学生の時、官憲に追われていた画家だった。彼女の想いはただ1つ、もう1度あの彼に会って鍵を返したい …。

今敏監督のアニメ、ドリーム・ワークスのゴー・フィッシュ・ピクチャーズの配給です。女優の一代記を語っているはずが、いつの間にか映画のエピソードと彼女の想い出が1つとなり、インタビュアー2人も巻き込まれていくという、うわあ、こういう表現の仕方があったか!ヤラレタという感じの映画です。脚本を書いた方スゴイ、と思いました。最後には泣いてしまいましたし。でも…最後の一言は微妙です。女優であることを肯定していると取って良いのか?あと音楽がドラマティックで素敵でした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :MULHOLLAND DRIVE  マルホランド・ドライブ

2003年12月 7日

coverハリウッド。真夜中にマルホランド・ドライブで衝突事故が起こる。車から出てきたブルネットの女は、傷を負ってよろめきながらハリウッドの街へ降りていき、高級アパートに住む有名女優ルースが出かけるのを見て、隙を見て彼女の部屋へもぐりこむ。一方、希望に目を輝かせたブロンドのベティは、女優を夢見て、叔母のルースを頼りにオンタリオからやって来た。ルースは彼女のためにオーディションを手配し、留守中のアパートを貸してくれたのだ。ベティが部屋を見て回っていると、シャワー室にブルネットの女の姿が。女はリタという名前だと答えた。ベティは叔母の友達だと思い込んでいたが、叔母との電話で見知らぬ他人だと知る。問いつめると、リタは何も思い出せないと泣きじゃくり始めた。手がかりを求めて開けたリタのバッグには、大金と不思議な形の青い鍵が入っていた…。

デイヴィッド・リンチ監督、ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング共演。リンチワールド炸裂です。何だ、何だ?と途中から頭の中は「?」でいっぱい。前半と後半に分かれていて、同じ女優さんが違う名前で似たような世界で違う人生を送っています。最初に思ったのは、前半はどちらかの想像の世界ではないかということ。その後、あちこちのサイトを読みまくり、前半はダイアンが見た夢、後半が現実というのが正しいのではないかと思いました。悲しいほどのラブ・ストーリー。それにしても2人とも魅力的!結構気に入ってしまった映画です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :MY BEAUTIFUL LAUNDRETTE  マイ・ビューティフル・ランドレット

2003年12月 7日

coverロンドンの下町。貧しいアパートで暮らすパキスタンの青年オマールは、裕福な叔父ナセルから赤字のコインランドリーの経営を任せられる。オマールは幼なじみで失業中のジョニーと汚い店に手を入れて大繁盛させることに成功する。しかしジョニーの不良仲間達は…。

スティーブン・フリアーズ監督、ダニエル・デイ=ルイス、ゴードン・ウォーネック。ダニエル・デイ=ルイスがジョニー役。パキスタン青年と愛し合う同性愛の美青年役なのですが、映画館で観ていて、ちょっときつかったです。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :MY OWN PRIVATE IDAHO  マイ・プライベート・アイダホ

2003年12月 6日

cover12歳の時に母親に捨てられ、故郷アイダホを離れてポートランドでストリート・キッドとして体を売って生きている少年マイクは、突然眠りに落ちてしまう持病の持ち主。金持ちの息子でありながら男娼をしているスコットと知り合い、彼のことを好きになってしまう。アイダホにいるマイクの兄を捜し、マイクの母親を捜す旅に出た2人は、ローマまで渡るがそこで消息が分からず途方に暮れてしまう。そして愛を告白して拒絶されたスコットはローマで会った美少女カルメラと恋に落ち…。

ガス・ヴァン・サント監督、今は亡きリバー・フェニックスと、キアヌ・リーブスが共演。変態がたくさん出てきますが、官能的な映像は少ないです。とっても切ないお話ですが、感覚的な映画なので、ダメな人はダメでしょう。以前は-天使が夢見たセックス-というのが邦題に付いてました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :NAPOLEON DYNAMITE  バス男

2007年2月 1日

coverアイダホのド田舎に住むナポレオン・ダイナマイトは、ルックスも運動神経も勉強もパッとしない冴えない高校生。家族は無職でチャットに夢中の兄のキップと元気いっぱいの祖母。ある日、祖母がバイクで怪我をしたため、リコおじさんがやってきた。彼は家族も無くキャンピングカーで暮らしているが、タイムマシンで80年代に戻りたいと願っている。そんなナポレオンの新しい友人は、メキシコ人の転校生、ペドロ。彼が女の子にもてたい一心で生徒会長に立候補した。それをナポレオンも応援しようとするのだが…。

ジャレッド・ヘス監督、ジョン・ヘダー主演。お馬鹿映画ですが、アメリカによくある下品で爆笑ガハハハハタイプではなく、くっくっくっ、もう、莫迦だなあ〜と笑えるタイプの映画です。淡々としてぬる〜い。ナポレオンを初め周りを取り巻く人々が、映画を観ていく内に愛しく見えてくるのは何故でしょうね。しかしこの邦題には驚きました、バスなんて冒頭の少ししか出てこないのに。おたくを表現したかったのでしょうが、これで売り上げは伸びたのでしょうか?

一般受けはしにくいかな?な映画 :NATURAL BORN KILLERS  ナチュラル・ボーン・キラーズ

2003年12月 6日

coverアメリカ。父親から性的虐待を受けていたマロリーと、父親から暴力を受けて育ったミッキーは一目見て恋に落ち、両親殺害後、次々と殺人を重ね、ヒーローになっていく。インディアンを殺して毒蛇にやられ捕まった後、TVインタビューの途中で暴徒に紛れ…。

クエンティン・タランティーノ原案、オリヴァー・ストーン監督、ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス共演。映像がセンセーショナルです。ミッキーとマロリーが超かっこいい。時折まじる漫画と短いカット、マロリーの虐待を「アイラブマロリー」のソープオペラで紹介します。人殺しの警部、最後に殺されるTVレポーター、すべてがクレイジーです。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :OLDBOY  オールド・ボーイ

2009年7月30日

cover幼い娘の誕生日プレゼントを買って帰る途中、酔って暴れたオ・デスは警察のお世話になる。友人が迎えに来て、ようやく解放されたデスは、家に電話を。しかし友人が話している内に、デスは忽然と姿を消した。気が付くと小さな監禁部屋にいたデス。窓はなく、楽しみと言えばテレビだけ。食事は毎回同じ、揚げ餃子。TVでは妻が殺され、犯人は自分だと報道されている。自殺しようとすると、ガスが部屋に流され、手当されてしまう。デスは理由も分からぬまま、15年監禁され、そして突然解放された。寿司屋に入り倒れたデスは、女性料理補助人ミドに助けられる。ミドは憐憫からデスに愛を感じるようになるが、デスは復讐だけに燃えていた。そんな折り、監禁者イ・ウジンが「5日間で監禁の理由を解き明かせ」とゲームを提案してきた...。

パク・チャヌク監督、チェ・ミンシク主演、ユ・ジテ、カン・ヘジョン。2004年カンヌ映画祭グランプリ受賞作品。タランティーノが絶賛したそうです。原作は日本の漫画です。
ハリウッドでリメイクされるとの記事を見て、どんな映画だろうと関心を持って観てみました。痛いシーンが非常に多いです。「何故15年間監禁されていたのか?」ではなく「何故15年間の監禁の後に解放されたのか?」が重要であるこのお話。落ちではうわ〜と来ました。そんなことで?と思ってしまうのは一般の人の感想。本人にとっては全然そんなことじゃないんですね。聞いてみないと分からない本人の気持ち...という感じでしょうか。イ・ウジンがとても良い演技をしていました。特にラスト、少年時代と重なるところでは、同じ人かと思えました。そして...ああああ、鬱になりそうな映画です。
一番最後は、いろいろな解釈ができそうです。私はデスの複雑な表情に、これからも苦しみを抱いていくのだろうと思えました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :ONE NIGHT AT MCCOOL'S  ジュエルに気をつけろ!

2003年12月 7日

coverある夜、バーテンダーのランディは酔った男からジュエルを助け出し、自分の家に連れて帰る。その夜、いきなりランディにモーションをかけるジュエル。二人はすぐさまベット・イン。ところがその後、ジュエルを襲った男が家に侵入する。実は、男とジュエルはグルで、これまでにも同じ手口で盗みを働いてきたのだ。金目のものがないと知るや、男はランディにバーの金を出すように言うが、バーでジュエルは男を撃ち殺してしまう。警察・弁護士・検事がやってくるが次々と色仕掛けをするジュエル…。

ハラルド・ズワルト監督、リブ・タイラー、マット・ディロン、マイケル・ダグラス出演。3人の男の証言が交差する演出はなかなか面白く楽しめました。クライマックスも大ウケ。でもちょっとパンチが足りないかな。a-haの『Velvet』が少しだけ使われています。

一般受けはしにくいかな?な映画 :ROSWELL  ロズウェル

2003年12月 6日

UFO好きの人の間では余りにも有名なロズウェル事件。UFOが墜落した事件を、目撃者を脅迫しても隠そうとする国家。真実を知りたい軍人は、年老いた今…。

カイル・マクラクラン主演。本当にこんなコトがあったのかなあ、と思わせる話の作り方。UFO好きには欠かせない作品かも。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SAW III  ソウ3

2007年2月27日

coverケリー刑事は爆弾でバラバラになった殺人現場で、それが行方不明のエリック刑事ではないと知りホッとする。しかしその夜、彼女は何物かに拉致され、ゲームが始まった。一方、不倫をしている女医のリンもまた拉致をされ、廃工場で目を覚ます。首に円状爆弾がつけられ、ある男のゲームが終わるまで目の前にいる脳腫瘍患者ジグソウの延命をしなければ、彼の死と共に爆弾が爆発するという。ある男とは3年前に最愛の息子を事故で亡くしたジェフ、彼は食肉工場で、事故に関連した3人の人間を許せるかというゲームに参加することとなった…。

ダーレン・リン・バウズマン監督、トビン・ベル、ショウニー・スミス。ソリッド・シチュエーション・スリラーの第3弾。1、2と観たので、3も観なければと思いました。とてつもなくグロいと聞いていましたが、確かに噂に違わない残酷さ…思わず何度か目をそらしました。映画館で観ていたら、目を瞑っても大音響で音が聞こえて辛かったでしょうね。でも私は覚悟していたのと、DVDのおかげか、何とか最後まで観れました。ジグソウとアマンダの違いを出すためにも、この残虐さは必要だったのだと思います、まあ、それをあそこまで映す必要はあったのかとは思いますが。ジェフのゲームと、ジグソウとリン、アマンダの3人のやり取りがメインとなります。最後はなるほど、と思いましたが、ちょっとご都合主義的なところもあったかな?1や2で描かれなかったシーンがあったのが興味深かったです。と同時に意味不明なシーンもあり、これは4への布石?噂では5作完結らしいです。一緒に観た夫は、「人が死んでばかりで面白くない…こういう映画は好きじゃない。子どもが生まれる前なら観れたと思うけど」と終わった後に言っていたので、次作が出ても私1人で観ることになりそうです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SAW IV  ソウ4

2008年9月13日

cover解剖室。横たわっているのはジグソウの遺体。胃袋の中からロウで固められたカセット・テープが出てきた。ホフマン刑事が呼ばれて再生すると、「私の死で全てが終わったと思っているだろうが、ゲームは始まったばかりだ」とのメッセージが。場面変わり、ホフマン刑事とSWATのリッグ隊長がケリー刑事の遺体を発見する。FBI捜査官のストラムとペレーズはジグソウを探すため、前妻ジルを呼び出すことにした。一方で、仲間を救いたい執念にかられているリッグに対して、ゲームが始まった。TV画面には拉致されているエリック刑事とホフマン刑事の姿が…。

ダーレン・リン・バウズマン監督、トビン・ベル、コスタス・マンディロア、リリク・ベント。『ソウ』シリーズの第4弾。シリーズを観てきたから観なきゃなあと、半年くらいリストの上にありながら、毎回他の映画を上に回して、後回し、後回しになっていた作品です。でも5が出ると聞き、そろそろ観るかと観念?しました。
冒頭からグロイです。そこまでじっくり見せなくてもというグロさ。でもグロイのはそこままで、後はそうでもなかった気がします。(シリーズのグロさに慣れた??)過去作品を見ていないと分からない『ソウ』ですが、今回も特に3の話と同時進行するので、観ていながら忘れていた私も「???」連発で観ました。キャラがね、誰が誰だか分からなくなっちゃうんですよ、もっと特徴的な人なら良いのだけど。
最後は「えー!」と思いましたが、「そんなんありか?」という思いも。でも、まあ、ジルによるジグソウの悲しい過去話や、リッグのゲームの目的は明確で、その点は楽しめました。いや、殺人だから楽しいなんて言っちゃいけないか。
5も観るだろうなあ、一応…。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SERIAL MOM  シリアル・ママ

2003年12月 7日

ゴミを分別しない奴、駐車場で横入りする奴、レンタルビデオの返却時に巻き戻さない奴、そして家族の平和を乱す奴、ママ・ビバリーの機嫌を損ねると、肉切り包丁、車、火かき棒、肉の塊で必殺ママがお仕置きをする。最後の裁判時にはドラマ化も決まり、無罪を勝ち取るが、ママはそこでも殺人を犯すのだった…。

思ったよりも楽しめませんでした。殺人する気持ちは分かりますが、酷すぎます。まあブラック・コメディーなんですが。キャスリン・ターナーはすっかりオバさんになったんですねえ。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SOLARIS  ソラリス

2003年12月 7日

cover未来。妻を失った心理学者のクリス・ケルヴィンは、友人から助けを求める連絡を貰い、地球との交信が遮断された惑星ソラリスを回る、宇宙ステーションへと単独で向かった。しかし既に友人は自殺、残った2人の乗組員の振る舞いはどこかおかしい。いったいここで何があったのか。疲れて眠ったクリスは、妻と出会った頃の夢を見た。そして眠りから覚めたクリスの横にいたのは、死んだはずの妻であった…。

スティーブン・ソダーバーグ監督、ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン主演の、1972年の旧ソ連映画『惑星ソラリス』のリメイク。元となった映画は未見なのですが、かなり違った内容、よりSFロマンスに?仕上がっていると聞きました。で、観た感想ですが、非常に淡々としていました。感動がどーん!という映画ではありません。観終わって、はあ、なるほどねえ、と思いましたが…うーむ。難しい映画です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SOMETHING WILD  サムシング・ワイルド

2003年12月20日

coverニューヨーク。チャーリー・ドリッグズは税金コンサルタント会社の副社長を約束された若きエリートだが、無銭飲食をするという癖があった。それを見付けたオードリー・ルル・ハンケルは、彼を強引に車に乗せ、モーテルへ。2人は一夜を過ごす。気が付くとすっかりオードリーのペースにはまり、チャーリーは深みにはまっていく。続いて彼女はペンシルヴェニアの小さな町に行き、そこで金髪美女に変身し…。

ジョナサン・デミ監督、ジェフ・ダニエルズ、メラニー・グリフィス主演。何とも変なお話ですが、嫌いじゃありません。最後にはバイオレンスになります。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :SUICIDE CLUB  自殺サークル

2010年6月16日

cover5月26日、夕方の新宿駅のプラットフォームから、54人の女子高生が手を繋ぎ、「いっせーのせっ」で投身自殺をした。現場は血の海となり、白いスポーツバッグの中には人間の皮を繋いで丸く巻かれたテープのようなものが入っていた。その少し後、深夜の病院では夜勤中の看護婦2人が相次いで飛び降り自殺。同じようなスポーツバックが発見された。捜査に当たった黒田、渋沢刑事は、自殺した遺体から皮膚が切り取られた跡を発見し、いったい何人の皮が使われているのかと戦慄する。またコーモリと名乗る人物が自殺者の数をカウントするサイトを見付けたという電話を警察に入れる。自殺は後を絶たず、黒田はそのサイトに個人情報を入力、翌日、また集団自殺が起こると謎の電話が黒田に入り...。

園子温監督、石橋凌主演、永瀬正敏、萩原明、ROLLY。
『紀子の食卓』を観たので、こちらも観ておくかと思ったのですが...ううーん、冒頭の投身自殺の衝撃、そしてホラー映画のような深夜の病院、『羊たちの沈黙』のような謎な人間の皮、ひええええ、これってどうなるの?と引き込まれていたところ、突然のローリー登場。
(以下、ネタバレです)
ここから全く違った映画になったようで、目が点。そして主人公だと思っていた黒田刑事の自殺。ええー、自殺は移るんですか、やっぱり。このあたりからぐだぐだになり、ラストは訳の分からない子ども等の問いかけ、鉋で皮膚を削がれる女達...ドラッグ?そして謎が解決することなく映画は終了。おーい、回収、全然されてませんよ?これで終わりで良いんですか??
自殺という衝撃的なシーンだけが残った映画でした。その部分の映像はスゴイです、あとアイドルグループの歌も。人にはオススメできませんね。

一般受けはしにくいかな?な映画 :SYNECDOCHE, NEW YORK  脳内ニューヨーク

2009年4月16日

ニューヨーク。40歳のケイデンは劇作家で、芸術家の妻アデールと幼い娘オリーヴと暮らしている。夫婦仲の上手くいかない2人はセラピーを受けているが、結局、妻は娘を連れて個展のためベルリンへ行き、戻ってこなかった。連絡も途絶え、孤独なケイデンはマネージャー、女優といった女性達と不実な関係を重ねるようになる。そんな折り、演劇で大きな賞を受賞、巨額の助成金を得た。そして巨大な倉庫の中に実物大のニューヨークを再現し、自分の人生を描くという壮大な舞台を作り始める。しかし神経が病み始めたケイデンは、徐々に現実と舞台の境が無くなっていき...。

チャーリー・カウフマン監督、フィリップ・シーモア・ホフマン主演、キャサリン・キーナー、ミシェル・ウィリアムズ、サマンサ・モートン。
『エターナル・サンシャイン』脚本家の初監督作品と聞き、楽しみに観たのですが、うーん、私的にははずれでした。現実と舞台の境が無くなる不思議な感覚を楽しむよりも、訳分からない・退屈が先に出て、早送りしたくなる衝動を抑えるのが大変でした。俳優の演技はとても良かったと思うので、演出の仕方でしょうかね。おそらく2度、3度観て楽しむ映画なのだと思いますが、2度観ようという気になれませんでした。相性が悪かったようです。
しかし印象的なシーンは多く、特に娘オリーヴ絡みのエピソードは胸に迫ります。またラストは忘れられないものになりそうです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :TAXI  TAXi

2003年12月 7日

coverピザの宅配からタクシーの運転手になったダニエルは、スピード狂だが抜群の運転の持ち主。改造した愛車で町中をぶっとばしている。ある日、ドジばかりのエミリアン刑事に捕まった彼は、銀行強盗の逮捕を手伝わされるはめに…。

ジェラール・ピレス監督、サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル。リュック・ベッソン脚本、ということで大きく宣伝していましたが、ストーリーは本当にお莫迦映画です。突っ込みを入れたいところがたくさんありますが、そこは抑えて、カーチェイスを楽しむのが正解。90分と短いので、わははと笑って楽しみましょう。

一般受けはしにくいかな?な映画 :TETSUO: THE IRON MAN  鉄男 TETSUO

2010年5月18日

coverある朝、鏡を見たその男は、頬に金属のトゲのようなものが出ていることに気付いた。むしり取ると出血。その日から、男の体は徐々に金属に蝕まれていく。通勤途中では、眼鏡の女に襲われる。やがて恋人をえぐり殺し、「やつ」と対決することになるが...。

塚本晋也監督。田口トモロヲ主演のサイバーパンク・ホラー。
『鉄男 THE BULLET MAN』公開による記事をいくつか読み、絶賛されていたこの前作を観てみました。67分がとてもとても長かった...。たいていの映画は大丈夫な私ですが、見続けるのが苦痛で、何度も止めてしまいました。こういう状態になったのは、デヴィッド・リンチの『イレイザーヘッド』以来です。スゴイ、のかも知れませんが、私には全く合いませんでした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE AVENGERS  アベンジャーズ

2003年12月 7日

coverイギリス。極秘諜報部員ジョン・スティードはとても優秀な部員である。ある時、上からの命令で、気象学者エマ・ピールと共に、気象を操る装置を開発した科学者サー・オーガストの屋敷に侵入するが…。

ジェレマイア・チェチック監督、レイフ・ファインズ、ユマ・サーマン、ショーン・コネリー主演。いかにもイギリスというスタイリッシュな演出、そして迫力満点の映像。しかし、それに内容が伴っていなくて、ああ、こういうのを撮りたかったんだなあ、と映像は良いのですが、全くストーリーについていけませんでした。スパイ・コメディとして割り切って楽しむのが良いと思います。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE CITY OF LOST CHILDREN  ロスト・チルドレン

2003年11月20日

cover近未来の港町に子どもの失踪事件が続いた。実は「一つ目教団」が実験室に住むクローン人間クランクのために誘拐していたのだ。大道芸をする心優しい怪力男ワンの弟のダンレーは食べ物にしか興味がないが、彼も「一つ目教団」にさらわれてしまった。ワンは孤独な少女ミエットと知り合う。彼女は孤児院を経営するシャム双生児の姉妹の命令下にあり、孤児の泥棒団だった。2人はワンの弟を捜すため、「一つ目教団」に潜入するが…。

ジャン=ピエール・ジュネ監督、ロン・パールマン、ジュディット・ビッテ。美術セットの美しさ。夢の中でミエットが少女から老婆へと変貌して行く場面。冒頭の部屋中を埋め尽くすサンタクロースの悪夢。ミレットの一粒の涙から始まるシークエンス。残酷なお伽話といった感じで凄かったです。

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY  潜水服は蝶の夢を見る

2008年5月 6日

coverフランス。ジャン=ドミニク・ボビーは脳梗塞で倒れ、何週間も昏睡状態の後、病室で目を覚ました。喋ることが出来ず、体も動かない。動かせるのは左目だけ。やがて言語療法士から瞬きで言葉を伝える方法を学んだ彼は、20万回の瞬きで自伝を綴り始める…。

ジュリアン・シュナーベル監督、マチュー・アマルリック主演の実話の映画化。ジャンの左目から見える映像だけで最初、映画は始まります。意識はハッキリしているのに体は動かせないというロックインシンドローム、しかし可哀想だと思わせるものではなく、むしろ彼はそういう状態の中で最高に幸運だと思えました。家族(特に父親)や友人との対話には泣けましたが、余り悲壮感はありません。想像の食事のシーンなど、五感に訴えてくるシーンは絶妙でした。しかし個人的には余り好きな映画ではなく、もう観ることはないでしょう。そうそう、出てくる女性、女性、皆さんとても綺麗なのに感心しました。

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE FOUNTAIN  ファウンテン 永遠につづく愛

2007年7月 4日

cover病に冒された最愛の妻イジーを救うため、新薬開発の研究に没頭する医師トミー。一方、イジーは残された時間を夫とともに心穏やかに過ごしたいと願っている。しかし新薬の完成に焦るトミーにはその想いが届かない。そんな折り、イジーは自分が書いている中世スペインの物語を渡し、最終章を書いて欲しいと言う。それは騎士が女王の命を受け、不死になるというファウンテンを探しにいくというものだった…。

ダーレン・アロノフスキー監督、ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ共演。想像していたよりもずっとずっと精神的なお話で、正直訳分からんぞ、と思いました。現在を中心に3つのお話が絡み合って展開されるのですが、いまひとつ結びつきが弱い気がします。指輪のエピソードも効果的とまで感じませんでした。しかし映像の美しさはため息ものだし、演技も良かったと思います。多分、もう1度観ることはないでしょうが…。

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE LOVELY BONES  ラブリーボーン

2010年5月14日

cover1973年、12月6日。14歳のスージー・サーモンは、父ジャック、母アビゲイル、妹リンジー、弟バックリーの5人家族で幸せな日々を送っていた。しかし初恋の相手レイからデートに誘われた日、スージーはトウモロコシ畑で近所のミスター・ハーヴィに無残にも殺されてしまう。父は犯人捜しに明け暮れ、母はそんな夫に付いていけなくなり家を出て、家族はバラバラ。天国と現世の境に辿り着いたスージーは、犯人への憎しみや、崩壊していく家族への想いに...。

ピーター・ジャクソン監督。シアーシャ・ローナン主演、スタンリー・トゥッチ、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン。
「私は14歳で殺された」この衝撃なフレーズに、観るべき映画、と思いました。そして実際に観た感想は...うーん、総合的には今ひとつ、惜しい、という感じです。でもダメかというとそんなことはなくて、私は楽しめました。
犯行が起きるまで、そして犯行が起きてスージーがそれを自覚するまでがなんともサスペンス。霊感少女が逃げるスージーの姿を見るシーンにはドキドキしました。でも彼女、その後、捜査に協力するということもなく(そういう映画ではない&そこまでの役ではない?)、レイと仲良くなったのに「?」まあ、ラストシーンで納得しましたが、14歳で望むのはそういうことなのかな?とか、綺麗で感動!とか、対比して沈んでいくアレは...とか、いろいろ考えさせられました。
家族の設定はとても良かったと思うのに、誰もがいまいち生かし切れていなくて残念でした。お母さん、2人もまだ子どもがいるのに出て行ってしまうの?おばあさん、良い味だしてますが、何か浮いてます...。お父さんも無謀な行動でボコボコにされちゃうし。妹は良かったです、かなり大胆ででしたが、息止めて見ました。ただ、あんなのを見付けちゃうのは、ちょっとご都合主義?な気もしました。
天国と現世の境が、本当に美しくて、こんなに綺麗なら良いなと思いました。そしてスージーが仲間の存在に気付くシーンの素晴らしいこと。忘れられないシーンになりそうです。天国へと導かれる瞬間は...魂が昇華されるってこういうことかな、って涙がでました。アメリカの死後観、以前観たロビン・ウィリアムズの映画も少し似た世界でしたが、こういうのものでしょうか。
勧善懲悪、犯人逮捕を期待していると、肩すかしになりそうです。この映画、こういう風になるかな?という期待をことごとく裏切ってくれました。サスペンス、ファンタジー、ラブロマンス、ファミリー、どれも当てはまり、どれも当てはまらない気がします。メインは、スージーが前世から解放され天国へ行く話、なのかな。

一般受けはしにくいかな?な映画 :THE REFLECTING SKIN  柔らかい殻

2003年12月 7日

cover田舎町。少年セスの周りでいろいろと事件が起きていた。セスは、それは町はずれに住む未亡人ドルフィンのせいに違いないと思う。彼女は吸血鬼なのだ。しかし彼女に好意を寄せているセスの兄キャメロンは、莫迦にして全くセスの事を信用してくれない…。

フィリップ・リドリー監督、リンゼイ・ダンカン、ヴィゴ・モーテンセン。少年の幻想を中心にした映画、不思議なタイトルに惹かれて観ました。衝撃的な映像が多いです。火だるまの父、ミイラの赤ん坊(天使)…。私は冒頭の、蛙を膨らませて爆破するシーンにいきなりやられてしまいました。子どもって残酷なんだよね。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :TIME BANDITS  バンデットQ

2003年12月 7日

cover少年の部屋にある夜、馬に乗った騎士が現れた。しかしそれはすぐに姿を消し、少年は次の夜に懐中電灯を用意して待つ。今度現れたのは小人たち。創造主から地図を盗み出したことで追われ、逃げていた彼らと、少年はタイムトラベルの旅に出る…。

テリー・ギリアム監督。ショーン・コネリーが出演していてびっくり。お話はおとぎ話、ですね。ガラスを割ると禍々しいお城が見えるシーンが良かったです。思わず笑ってしまう神様も…。終わりにはまたビックリ。良いんですか、あんな終わり方で!!
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :TOTAL ECLIPSE  太陽と月に背いて

2003年12月 6日

cover1871年。それなりに有名だった詩人ヴェルレーヌのところに、16歳の少年ランボーから非常に魅力的な詩が届く。感動した彼は、パリに彼を呼び、どんどんと彼に惹かれていくようになる。しかし彼の妻の実家に住むことになったランボーは、その奔放さから妻のマチルドやその両親から疎まれ、家を追い出される。ヴェルレーヌはランボーのために住居を手配し、まもなく恋愛関係になり…。

アグニエシュカ・ホランド監督、レオナルド・ディカプリオ主演、デヴィッド・シューリス離れられない2人を、飽きさせることなく上手く描いていたと思います。もっと美しい関係の2人かと思っていたら、実情はどろどろだったんですね。当たり前かあ。

一般受けはしにくいかな?な映画 :TRAINSPOTTING  トレインスポッティング

2003年12月 6日

coverスコットランド。マーク・レントンは麻薬中毒者だ。何度目かの麻薬断ちを決めるが、仲間のシック・ボーイが嫌がらせをしてきた。レントン達はディスコに行き、セックスの相手を探す。レントンはダイアンという美女の家でセックスをした。再び麻薬を始めるレントン達。しかし仲間で麻薬に酔っている間に、仲間アリソンの赤ちゃんが死んでしまった…。

ダニー・ボイル監督、ユアン・マグレガー主演、ロバート・カーライル。なかなか衝撃的な映像でした。赤ん坊が死んでしまうのにはショックを受けました。簡単に先が想像できないストーリーが良いですね。汚物のシーンは…すごかったです。忘れられません…。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :UUDO  アンドゥ

2003年12月 7日

cover「犬が飼いたい」そう言った彼女のリクエストに、彼はカメを2匹買ってきて散歩させる。歯の矯正が取れ、彼はキスの味が変わったと…。仕事で忙しい彼。彼女はやがて脅迫性縛拍症候群にかかり、2人の愛までも縛っていく。彼女を治そうと必死に彼女を縛る彼…「もっとちゃんと縛ってよ…」

岩井俊二監督、山口智子、豊川悦司主演。観終わって、ん…だから?って感じがしました。残念。私とはあわなかったみたいです。
 

一般受けはしにくいかな?な映画 :VELVET GOLDMINE  ベルベット・ゴールドマイン

2003年12月 7日

cover1974年、英国グラムロック界のカリスマ的ミュージシャン、ブライアン・スレイドは、コンサート中に射殺されるが、実はそれは狂言であった。ファンは怒り、人気は急降下、ブライアンは音楽会から姿を消した。10年後、当時を実体験していたヘラルド紙のアーサーは、スレイドについての記事を書くことになり…。

トッド・ヘインズ監督、ユアン・マクレガー主演、ョナサン・リース・マイヤーズ 。私には合わなそうな映画だなあと思ってみたら、やっぱり合いませんでした。モデルは勝手にデヴィッド・ボウイだろうと推測しましたが、そうなのかな。70年代を知っている人には、はまるのかも知れません。

一般受けはしにくいかな?な映画 :VOLVER  ボルベール <帰郷>

2007年10月10日

coverマドリッドに住むラムインダは、姉のソーレと娘のパウラと共に、火事で亡くなった両親のお墓の掃除のため故郷のラ・マンチャにやってきていた。一人暮らしの叔母も訪ね、一緒にマドリッドへ行こうと誘うが頑として断られ、お隣に住む叔母の友人アグスティーナに挨拶をして帰る。家に戻ると、夫のパコは失業したと言い、ラムインダはつい厳しく当たってしまう。その翌日、パウラは「本当の父親じゃない」と言いながら肉体関係を迫ったパコを殺害してしまい、ラムインダが隠蔽を図っているところに、ソーレから叔母が亡くなったという電話が入った。1人、故郷へと葬儀のために向かったソーレは、叔母の家で死んだはずの母の姿を見て…。

ペドロ・アルモドバル監督、ペネロペ・クルス主演 、カルメン・マウラ他。主演女優ノミネートのスペイン映画です。最初、登場人物の関係が掴めずちょっと苦労しました。事件が起きてからはぐんぐんと惹かれ、女性のたくましさと母子の関係に涙が出ました。ペネロペは余り好きな女優ではないのですが、やはり美しい、存在だけでエロティック、そして最後のシーンの台詞には思わず抱きしめたくなる可愛さでした。それにしてもしょーもないのは男達、もっと良い男、いっぱいいるでしょうに。でもあれだけでばれないものなのでしょうかね、私は最後に悲しい結末が待っているのかと、ドキドキしていましたよ。

一般受けはしにくいかな?な映画 :WHAT DREAM MAY COME  奇蹟の輝き

2003年12月 7日

cover幸せな結婚生活を送っていたアニーとクリス・ニールセンは、二人の子供を事故で失ってしまう。二人が何とか普通の生活にもどった頃、今度はクリスが事故で亡くなってしまう。クリスがやってきたのは、愛するアニーが描いていた至上の場所、天国。一方、絶望したアニーは死を選び、地獄に堕ちてしまった。クリスはアニーを救いに地獄へ行くことを決意する…。

ビンセント・ウォード監督、ロビン・ウィリアムス主演。ストーリーだけ聞くと救いようのない話ですが、私は精神世界である天国・地獄観がとても面白く思えました。子どもたちに会うシーンも素敵です。アカデミー賞を取ったという映像も綺麗でした。が、一緒に行った夫は寝てましたね。

一般受けはしにくいかな?な映画 :WHERE THE WILD THINGS ARE  かいじゅうたちのいるところ

2010年3月28日

coverマックスはいたずら好きで、ちょっと寂しがり屋の8歳の男の子。母親と姉の3人暮らしで、ある日、母が異性の友達を連れてきてマックスに余り構ってくれなかったのをきっかけに、諍いを起こして家を飛び出した。海へボートで漕ぎ出したマックスが辿り着いた島には、かいじゅう達が住んでいた。彼らはマックスが王様だと思い込み、マックスも彼らとある計画を実行するが...。

スパイク・ジョーンズ監督。マックス・レコーズ主演、キャサリン・キーナー、マーク・ラファロ。同名有名絵本の映画化。
絵本はかなり前に立ち読みでパラパラしただけで、全く覚えていないまま、映画を観ました。出だしは面白かったのですが、肝心のかいじゅうたちが出てしばらくしてからは、もう退屈で、退屈で。原作は絵本ですが、映画は全く子ども向きではありません。暴力シーンも多く、娘は怖がって途中で観るのを拒否しました。かいじゅうの動きはなかなか素晴らしく、今の技術はすごいなあと感心しました。絵本の絵がそのままリアルに動いているのを見るのは楽しかったし、映像も美しい。でもストーリーは、描きたいことは分かるのですが、私の心には余り響きませんでした。

一般受けはしにくいかな?な映画 :WILD AT HEART  ワイルド・アット・ハート

2003年12月 7日

coverセイラーとルーラは愛し合っているが、ルーラの母マリエッタはセイラーを嫌っている。2人が旅に出たのを見て、マリエッタは恋人で探偵のジョニーにセイラーを殺してルーラを連れ戻して欲しいと頼む。そして同時にマフィアのサントスにも依頼するが、相手は何とジョニーも殺すという条件を出してきた…。

デビッド・リンチ監督、ニコラス・ケイジ主演。ものすごいラブ・ストーリーです。とても印象的で、映像が効果的です。ひどい暴力シーンも多いです。

 

一般受けはしにくいかな?な映画 :ZERO CITY  ゼロ・シティ

2003年12月20日

モスクワから田舎町に来たヴァラーキン。レストランに行くと、彼の生首のケーキが出され、コックが目の前で自殺してしまう。そしてコック殺しの犯人として警察に捕まってしまった。自殺したコックはこの町で初めてロックを踊った人物らしい…。

ソビエト映画。何とも不思議、でも不条理なお話は好きなので、結構楽しめました。博物館のシーンはなかなか迫力です。

一般受けはしにくいかな?な映画 :無能の人

2003年12月 7日

coverマンガ家なのにマンガを描くことから逃げ出し、いろいろな商売に手を出しては軒並み失敗している助川は、今度は多摩川の河原で石屋を始めた。しかしそれは珍しくも何ともない河原の石で…。

つげ義春のマンガが原作の、竹中直人主演、監督作品です。私はつげさんのマンガがほとんど理解出来ない人間なので、(何故あそこまでスゴイと言われるの?)これも何だかよく分かりませんでした。竹中直人は、相変わらず良い味を出していましたが。

 

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