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これはスゴイ!よく出来ている映画 :12 ANGRY MEN  十二人の怒れる男

2003年12月16日

coverニューヨークで17歳の少年の、父親殺人事件の審理が終わり、12人の陪審員達が陪審質に集まった。彼らは疲れ切っていて、早く家に帰りたがっている。法廷を見る限りでは、少年の有罪は間違いなさそうだ。しかし、1回目の評決は11対1で有罪、判決は全員一致でなければならない。無罪を主張した8番陪審員は、不幸な少年の身の上に同情し、有罪の証拠がないというが…。

シドニー・ルメット監督、ヘンリー・フォンダ主演のモノクロ映画。12人のキャラがどれもしっかりしていて、実に見せてくれます。映画のほとんどは控え室の中、想像力だけで話は進みます。風変わりで、非常に面白い作品です。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :21 GRAMS  21グラム

2010年2月10日

coverジムで水泳をするのが習慣のクリスティーナ・ペックは、夫と可愛い2人の娘と幸せな日々を過ごしていた。また、大学で数学を教えているポール・リヴァースは、余命1ヶ月と宣告され心臓移植のドナーを待っていた。別居していた妻のメアリーはポールのところに戻り、彼の子どもを宿すため不妊手術を決意する。一方、ジャック・ジョーダンは前科を持つ身だが、現在は神への信仰を生き甲斐に、妻と2人の子ども達と平和に暮らしていた。出会うことのなかったはずの3人の運命が、ジャックが起こしたひき逃げ事故により混じり合うことになる...。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ共演、シャルロット・ゲーンズブール他。タイトルの21グラムは、人が死んだ時に魂の重さの分、21グラムだけ体重が軽くなるということから来ているそうです。
演技派俳優3人の迫力がスゴイです、引き込まれます。ただこれ、時系列がバラバラで、過去・現在・未来が入り乱れているため...もっと観たいシーンで過去に行ったり、未来に行ったり...気が削がれました。あと頭の中でいろいろなシーンを組み立てないといけないので、疲れます。このお話でこういう手法を使う必要があったのかなと正直、思いました。ストレートな方がしっかりと観れたような気がします。何せ3人の演技がスゴイですから。
クリスティーナの境遇は、自分がそうなったらと思うともう辛すぎで、涙ボロボロでした。ああいう気持ちになるの、よく分かります。ポールの優しさ、強さもやたら格好良く見えましたねえ。何ともやるせないお話でした。ため息。
観終えた後、やたらショーン・ペンの顔と、情けないトロの顔が思い出される映画でした。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :25TH HOUR  25時

2007年10月 6日

coverニューヨーク。ドラッグ・ディラーのモンティが飼っているのは、かつて瀕死の状態で横たわっていたのを助けた犬だ。モンティ自身は、麻薬捜査局により逮捕され、明日、7年の服役のために収監される。父親のジャイムズと会い、幼なじみで高校教師をしているジェイコブ、証券ブローカーのフランク、恋人のナチュレルと今夜はクラブで楽しく過ごす予定だ。残された最後の1日が今、始まる…。

スパイク・リー監督、エドワード・ノートン主演 、フィリップ・シーモア・ホフマン 、バリー・ペッパー 他。スパイク・リーらしい作品でした。犯罪者にも心から心配してくれる家族や、親友、恋人がいる…何だかモンティが可哀想になってきましたが、犯罪を犯しているのだから仕方ないですよね。周りの全てに悪態をつくモンティ、でも一番最低なのは自分。ナチュレルの愛や、フランクの男の友情にじんと来ましたが、涙ぼろぼろだったのはラストの父親、あー、何て切ないのでしょう。ニコニコ笑う町の人々の笑顔に、モンティの再生を感じました。地味ながら心にどっしりくる映画でした。ただ1つ、ジェイコブの話は必要だったのかな?

これはスゴイ!よく出来ている映画 :A BEAUTIFUL MIND  ビューティフル・マインド

2003年12月16日

cover1947年9月、プリンストン大学院にやってきたナッシュ。頭の中には数学のことしかない彼は、変人として有名で、友人はルームメイトのチャールズだけ。しかし数学者としての地位を着実に築いた彼は、数学界の若きスターとなり、暗号解読を目的にペンタゴンに招かれるようになる。そこで国防省の諜報員パーチャーに目を付けられ、命をも狙われる危ない世界へと足を突っ込むことになり…。

ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウ主演。ノーベル賞を受賞した実在の数学者のお話で、アカデミー作品賞、監督賞も受賞しました。実話ですが、映画自体はかなり脚色されているそうで、私はとても楽しめました。んー、言いたいけれど余りにネタバレになるので言えません。奥さまは素晴らしいですね…。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :A TRUE STORY  ボーイズ・ライフ

2003年12月16日

cover暴力を振るう母親の恋人から逃げ出し、トビーと母親は隠れて二人暮らしをしていたが、母親は田舎でドワイエという真面目そうな男と付き合い、再婚を考えるようになる。荒れていたトビーをドワイエに預けると、ドワイエは暴君ぶりを発揮。厳しくしつけ、反抗は絶対に許されない。トビーはそれに耐えるが…。

マイケル・ケイトン・ジョーンズ監督、ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ主演。試写会で観たのですが、この時はレオくんのことよく知りませんでした。でも良い演技するなあ、と思ってました。地味な映画ですが、心にずんと来るモノがあります。デ・ニーロも素晴らしい演技です。
 

これはスゴイ!よく出来ている映画 :ABRE LOS OJOS  オープン・ユア・アイズ

2009年11月 4日

coverセサルは莫大な遺産を相続し、金にも女にも事欠かないイケメン男。悠々自適な毎日を送っていた25歳の誕生パーティの日、親友が理想の人だと連れてきた女性、ソフィアに一目惚れする。しかし遊びで寝てからセサルに執着している女性、ヌーリアは敏感にそれを察し、ソフィアの家から出てきたセサルを無理矢理ドライブに誘う。ヌーリアは車を暴走させ転落、彼女は死亡、セサルは顔に酷い傷を負った。お金をかけて復元の手術をしようとするが、医師団からはマスクを手渡される。そしてバーでソフィアにも冷たくされたセサルは、泥酔して路上で眠ってしまう。それを起こしてくれたのはソフィア。彼女は今までの態度を謝罪し、セサルを愛しているという。また復元手術も成功し、顔も元通り。総てが丸く収まったようにみえたが、突然ソフィアがヌーリアに入れ替わり、周りの人も皆、彼女がソフィアだと言う。いったい、どういうことなのか...。

アレハンドロ・アメナーバル監督。エドゥアルド・ノリエガ主演、ペネロペ・クルス、ナイワ・ニムリ。スペイン映画。
ペネロペを初めて知ったのは『バニラ・スカイ』、その元となった映画を観てみようと今更ながらDVDを借りてみました。まず『バニラ・スカイ』で印象に残っていたシーンが総て、この映画と同じだったので驚きました。リメイクした意味があったのでしょうか。この映画だけでほぼ完璧な気がします。トムはこの映画のペネロペに惚れて、自分も同じ役をやりたくて映画を作ったんだなあ、と思いました。その後、しっかり付き合ってますしね。
という訳でストーリーは知っていたので、特に驚きもなく...混乱させるような作りにはなっていますが、最後にきちんと種明かしされているのは良いと思いました。当時はかなり画期的な作品だったろうと思います。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :AMISTAD  アミスタッド

2003年12月16日

cover1839年。スペイン船アミスタッド号がアメリカに着いた。そこにいたのは、たくさんの黒人奴隷たち。彼らは船上で反乱をお越し、母国へ帰ろうとしていたのだった。所有権を主張するスペイン女王、奴隷はキューバで買った正式なものと主張する生き残った乗組員。奴隷たちをどうするかの裁判が始まる。それは、奴隷制度のあるアメリカ南部と北部の対立や大統領再選の思惑と絡み合い、思わぬ方向へ…。

スティーブン・スピルバーグ監督、モーガン・フリーマン、アンソニー・ホプキンス。奴隷制度という人間の基本的権利、自由を奪う制度への怒りがテーマです。よくまとまっていて、テーマもしっかりしていたと思います。巧いです。途中の残酷なシーンには、こんなことが現実にあったのかという衝撃に、胸が痛みます。本当にひどいことがあったのですね。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :APOCALYPTO  アポカリプト

2007年7月11日

coverマヤ文明後期の中央アメリカ。ジャガー・バウは部族長の父や身重の妻、幼い息子、仲間たちとジャングルで平和な日々を送っていた。しかしその平和はマヤ帝国の傭兵の襲来で終わりをつげる。辛くも妻子は深い穴の中へと隠したが、自らは捕らえられ、父は目の前で殺される。仲間達と共に連れてこられた都会では、女が奴隷として売買され、男は儀式の生け贄となり…。

メル・ギブソン監督、ルディ・ヤングブラッド主演。マヤというので歴史的な物を期待していましたが、実際は走って走って逃げまくるアクション映画でした。途中あったもっともらしい予言も、中盤を過ぎると意味があったのかどうか?しかしアクション自体はとてもよく出来た作品で、まさに手に汗握る思いで全く飽きることなく、最後まで観ることが出来ました。評判通りヴァイオレンス度はかなり高く、それを嫌う方は多いかも知れませんが、私的には全然OKでした。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :ARLINGTON ROAD  隣人は静かに笑う

2003年12月16日

coverマイケル・ファラディは、腕を大火傷した少年を見付け病院に運ぶ。最初は気付かなかったが、その少年は向かいのラング家の息子だった。これをきっかけに、今まで交流のなかったラング家との交流が始まる。ある時、マイケルは主のオリバー・ラングが設計図のことで嘘をついたのを不審に思う。そして、間違って届いた手紙から、彼が偽名を使っているらしいことを知り、調べていくうちに…。

マーク・ペリントン監督、ジェフ・ブリッジズ、ティム・ロビンス共演。怖い、怖い話です。いったいこれは、いつ仕組まれたことなのか。出会いからか、出会ってからか。脚本が練りに練られていて素晴らしいです。これでは誰もが騙されてしまうでしょう。そして冤罪の恐ろしさ。主人公の執拗な性格もちょっと怖いけれど。

これはスゴイ!よく出来ている映画 :AS GOOD AS IT GETS  恋愛小説家

2003年12月16日

coverマンハッタン。売れっ子の恋愛小説家メルヴィン・ユドールは、実は極度の潔癖症で人間嫌い、さらに強迫神経症で道路の継ぎ目が踏めない変人だった。隣人のゲイの画家サイモンとも折りが合わない日々。しかし行きつけのカフェでウェイトレスをしているキャロルと出逢い…。

ジェームズ・L・ブルックス監督、ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント主演のロマンティック・コメディ。なかなか素直になれない偏屈親父のジャックに笑いました。ヘレンもとてもキュート!映画のように簡単にはいかないと言うのを、映画で見せてもらったような。素敵な映画です。
 

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