ラスベガス 2000/05 :5月27日

2000年5月27日

「眠いよぉ…」
8時半のフライトにあわせ、6時起き。空港が近いのだからギリギリでも良いじゃん、と思っていたのですが、
「オーバーブッキングで席取れなかったらどうするの?それに車を停めたあと、駐車場からバスで空港まで移動するんだよ?」
と夫に諭され、渋々7時に出発。昨夜は寝たのが2時近くだから、眠いです。

長期間用駐車場に20分くらいに着くと、何と満車のマーク!係の人が案内しています。
「ひゃー、満車なんてあるんだねえ」
渡された紙には、代わりの駐車場案内がいくつか。ええ、今からそっちに行くの?間に合わなくなっちゃうよぉ!前の車も焦っているようです。付いて走ったら、公共でない駐車場に入っちゃいました。
「いや、待て。指定されたのって、空港の短期間用駐車場だよ」
んん?確かに。地図が分かりにくくて迷いましたが、これならバスに乗らなくて済むし、かえってラッキーかも知れません。
空港に走り、運良く空いている場所もすぐ見付かって、チェックインカウンターに着いたのは7時半。1時間前にギリギリ間に合いました!

搭乗ロビーには日本人の団体がたくさん。ここからラスベガスやハワイに行くようです。何か日本人の団体を見ると、「旅行」という感じがして嬉しいです。
飛行機に乗り、眠くてうとうとした1時間半後には、ラスベガスに到着!さすが、近いですね〜!

飛行機を降りると、ロビーで集められている日本人団体を後目に、荷物のピックアップに向かいました。団体さんは、どこに泊まっているんですかねえ。ちょっと興味があります。バスで移動するんでしょうか。
「迎えのないボクたちは、レンタカーだよ」
荷物を受け取り、シャトルバスに乗って(これがちょい面倒)レンタカー駐車場へ。既に予約済みなので、車が発進準備完了で待っていました。まだ10時。荷物を詰め込み、出発です!

車を走らせてから、今回、ガイドブックも地図も持ってきていないことに気付きました。2回目だから、まあ良いか、と思っていたのですが、ちょっと無謀でしたね。
「ひとまずストリップ(メインの大通り)を往復してみようよ」
日差し、むちゃくちゃ暑いです。急いでサングラスをかけて、腕や足に日焼け止めを塗りました。こりゃ、焦げますわ。
「きゃー、懐かしいっ!」
ピラミッド、ニューヨーク、ライオン、エッフェル塔、ホワイトタイガー、海賊…1年半前に見た景色です。(エッフェル塔は当時、造りかけでしたが。)

「どこ行こうか?やっぱり行ってないホテルだよね」
「まずはパリスだろう」
駐車場へ向かう道には、凱旋門が建っていました。キレイです。
「セルフパーキングはどこ?」
チップが必要なバレーパーキングと違い、お金のかからないセルフはたいていホテルの裏。入り口に戻ってくるのがとっても大変なのでした。

通路で撮った写真車を停め、エレベーターでカジノに向かいました。中は外と打って変わって涼しいです。(というか、寒い。)カジノは「パリの町の夜」という雰囲気でしょうか。エッフェル塔の足?3本が建物の中に埋もれているという設定で、天井まで足が伸びてました。
「ここって何があるの?」
「エッフェル塔に上れるんでしょ」
ショップでチケットを買って、エスカレーターで2階へ。橋を模した通路になっていて、そこからエッフェル塔の下に繋がっています。
「2人?写真撮るから笑って」
途中の通路には係のお兄さんが2人いて、写真を撮ってくれました。後でこれを売ろうって魂胆ですね。ふむむ。

少し並んで、てっぺんに向かうエレベーターに乗りました。エレベーターはとても狭くて、三角形をしてました<多分…。でも2台あるみたいです。
アッという間にてっぺんに到着。余り広くない外に出ると、さすがラスベガスの中心のタワー。景色がよく見えました。しかし残念なことに、全体に網状のおおいがあって、クリアに眺めることが出来ないんですねえ〜。
「カメラ用に大きい穴があるよ。ここから写真撮るんでしょ」
「一応、撮っておくか」
うむむむ、おおいがなければ良いのに…ちょっと残念。向かいのベラージオ・ホテルの噴水の仕掛けの様子がよく見えました。ここから見ると噴水のショーがよく見えるかも…でもちょっと位置が高すぎるかな。

暑いこともあり、早々に退散。降りると先ほどのお兄さんたちがいて、写真のことを言ってきました。
「ギフトショット?ただでくれるのかな。いや、ギフトショップかも??」
果たして、下のギフトショップに行くと、私たちの写真がパソコンに入っていました。有料…どうやらギフトショットではなかったようです<ははは。
「買う?」
と聞く前に夫は頼んでいました。2人で撮れる写真って少ないので、欲しいようです。プリントアウトして、台紙に挟んで終わり。今回の旅行の最初のお土産です。夜に撮った写真みたいで、なかなかグッド。

今日は朝も早かったので、そろそろお腹が空きました。
「お昼どーする?」
「リオ・スイートのバフェが有名だからそこに行こう」
早速、車を走らせました。セルフ・パーキングに車を停めて中に入るとそこは2階で、入り口では『タイタニック展』をやっていました。見ようか迷いましたが、おそらく横浜でやっていたのと同じと判断して止めました。
「バフェはどこ?」
「1階だね」
ここには2つのバフェがありますが、シーフードの方は夜のみで昼間はやっていませんでした。カジノを通って奥のバフェを目指します。途中、1年半前にマスカレードパレードを見た場所を通りました。並んで待って見たんですよね、懐かしいです。
「ああ、あった!あれ、あれ」
11時半だと言うのに、既にかなり並んでいました。チケットを買って、私たちも後に続きます。見ると、宿泊者専用の列があって、そこだと最優先で入れてくれるみたいです。良いですねえ…。

ほどなく、私たちも席に案内されました。すぐ隣はデザートのカウンターです。どれも美味しそう。
「お飲物は何にいたしますか」
すぐにウェイターが来ました。
「ええと、コーラとレモネード」
「コーラとレモネードですね。良い選択です!」
はははは。陽気なウェイターさんです。皆に言っているんでしょうねえ。

飲み物が来たところで、食べ物を取りに行くことにしました。アメリカ、イタリア、メキシコなどの料理が並び、種類はかなり豊富です。私たちは3皿いっぱいにしてテーブルに戻ってきました。
「美味いな、ここ。バフェでこんなに美味いとは思わなかった」
確かに、味はかなり良いようです。食べている間にも、さっきのウェイターさんが来て、飲み物を追加してくれたり、空いたお皿をすかさず片付けてくれます。とても手際が良いです。
「じゃーん、カニも持ってきちゃった」
食べ放題に出てきそうな茹でガニです。しかしこれ、食べづらいことこの上なし。殻に切り目でも入れてくれていれば良いのですが…。エイッ!と足を取ろうとしたら、その拍子にレモネードのグラスを倒してしまいました。
「わわわわわ!」
慌ててナプキンで拭きます。4つあったナプキンで、何とかテーブルの下に流れるのはくい止めました。ひゃー、失敗。
「洋服は汚さなかった?」
「うん、大丈夫」

びしょびしょになったナプキンや氷をお皿にまとめておいたら、すぐにウェイターさんが来て持っていってくれました。
「ナプキンいただけますか?」
「はい、すぐお持ちします。レモネードもお代わりお持ちしましょうか?」
「あ、お願いします」
倒してしまったので、ほとんど空でした。この隙に夫はデザート収穫に行きました。
「コーラも半分くらい入れときますね」
ナプキンとレモネードと一緒に、コーラも入れていってくれました。えらい気の利くウェイターさんです。
「あれ、コーラ足してくれたんだ。迷惑かけちゃったし、チップはずまないとね」
6個のミニ・ケーキを夫とむしゃむしゃ。私はエクレアが結構気に入りました。
「どうもありがとう!気分良く食事が出来たよ」
「今日が良い日になりますように!」
陽気で働き者のウェイターさんと握手して、店を出ました。入り口には、さっきの2倍くらいの人が並んでいました。そろそろ1時です。

「次はどうする?」
「今日のショーのチケットを取っておいた方が良いかと」
というワケで、モンテカルロ・ホテルに直行です。
前にラスベガスに来た時は、特にアトラクションがないため、寄らなかったホテルです。セルフ・パーキングに車を停めて、カジノをずんずん歩いてチケットカウンターに行きました。番号を言って、すんなりチケット発行。私たちの席は、真ん中よりちょっと後ろの、ちょっと左寄りでした。ショーの内容はマジックなので、前の方がよく見えて良いはずです。
「もっと早くに予約した方が良かったかな」
「当日券は2階席だけみたいだね」
開演は7時から。楽しみです。

そろそろホテルにチェックインしようか、ということで、シーザーズパレスに向かいました。セルフパーキングに車を停めて、荷物を持ってチェックインカウンターへ。広いだけに遠いです。
「じゃあ、チェックインしてくるから、荷物を見ていて」
私は荷物を横に置いて、ソファに座りました。眠い…ついうとうとしてしまいます。ぼうっとしていて余り気にならなかったのですが、両隣に座っている人が2回くらい入れ替わっても、夫は戻ってきません。見ると、まだカウンターにいます。
「……?」
しかし眠気が勝ちます。睡眠時間4時間はきついです。

「チェックイン終わったよ」
夫が戻ってきました。
「長かったねえ??」
「予約、入ってなかったんだ」
ええっ?!月初めにネットで予約したのに??
「データベースが壊れていたらしくて、何の記録もないって言うんだ。しかも今日は満室で部屋はないって。で、このままカリフォルニアに帰れって言うのか?って交渉して、マネージャー出てきて…」
わ〜、私がうとうとしている間に、そんな大変なことがあったんですね。
「とにかく部屋は確保させたんだけど、ベッドは臨時だし、バフェに近いし、最低の部屋だって」
さ、最低の部屋…?それってどんな部屋なんでしょう?キーを見ると3階でした。

「こういうことって結構あるんですよねえ、ってホテルの人が言ってた」
はあ、しかし何の慰めにもなりませんね。シーザーズパレスは2500室と広いため、部屋は4つのタワーと2つのウィングに分かれています。私たちの部屋は某タワーの3階です。
「あった、エレベーターあれじゃない?」
2階には部屋がないので、乗ったらすぐに3階です。
「部屋番号いくつ?バフェが何とか言っていたけど、結構静かで普通の部屋みたいじゃない?」
廊下を歩く限りは、全く普通と変わりません。それに私たちの部屋の奥にもちゃんと部屋があって、人も泊まっていました。オートロックを開けて、中に入ります。

「思ったより広いじゃない」
最低と言われた割には広いし、綺麗です。
「でも窓からは何も見えないよ」
確かに…すぐ横に建物と何かの配線が見えます。眺めは最悪ですな。
「それにベッドが簡易ベッドだ」
大きいですが、壁にしまえるタイプのベッドでした。しかも頭の上のところの布が破れて落ちてます。むむむむ〜。
「あー、でも。クローゼットもあるし、洗面台は広いし、シャワーも固定式じゃないよ。冷蔵庫やドライヤーもあるし」
そんなに良い部屋でないことは確かですが、ビジネスホテルよりは全然良いでしょう。
「ボクはホテルの部屋から、夜、車の流れを眺めるのが好きなんだ…」
ご機嫌斜めの夫でした。

「でもさあ、そんなに悪くないよ。私、ネズミが出たって人の話、聞いたことあるもん。ここじゃネズミは出ないでしょ」
「それってシーザーズパレス?」
「MGMかな。でも、そこより良いでしょ」
「う〜〜〜ん」
考えていてもどうしようもないので、とにかく出掛けることにしました。向かったのは、前に来た時に夫が一等気に入った、ラスベガス・ヒルトンの『スタートレック・ジ・エクスペリエンス』です。

「誰も並んでないねえ、ガラガラだよ」
ふと見ると、私が一等気に入った、シーザーズパレスの『レース・フォー・アトランティス』とのセットチケットのポスターが貼ってありました。これはお得!しかも7日間有効です。
「これ、これ。これ買おう」
他にも、+ベネシアンの『マダム・タッソー』+ストラトスフィアの『ビッグ・ショット』(『ハイ・ローラー』もかな?)セットチケットもありました。何となく、いまいち人の集まりにくいアトラクションを集めているような気が…。

スタートレック・ジ・エクスペリエンスに入ると、展示はガラガラでしたが、アトラクションではやはり並んでいました。15分ほど並んで中に入ると、そこはスタートレックの世界…最後には、TDLのスター・ツアーズ系のライドで、宇宙を飛び回って終わりです。
ここは本当によく出来ていて、本物の宇宙船に乗り込んでしまったような臨場感がたまりません。私はたった1つだけ、あれ、こんなのあったっけ?と驚かされましたが、あとは全部覚えていました。夫は、全然覚えてないやあ、と言っていましたが。
アトラクションを終えて出ると、展示されていた異星人がちょうど向こうから2人連れで歩いてくるところでした。ううむ、やっぱりちょっと怖いです。

時計を見ると5時。ショーは7時からなので、着替えにいったん部屋に戻ることにしました。
「眠い〜」
夫がバスルームを占領している間、ソファに横になったら、途端に眠りに落ちました。
「もうそろそろ行かないと間に合わないよ」
と起こされたのは6時過ぎ。あ、ホントだ!ストリップが混んでいるかも知れないので、急がないとショーが始まってしまいます。何しろ、着いても駐車場からがまた遠いですから。
予想通り、ストリップはかなり混んでいましたが、何とかランス・バートン、マジックショーの始まる10分前に会場に入ることが出来ました。ぜーぜー。会場は段差が付いていて、前の人の頭が邪魔になることはありません。なかなか良いです。

ショー前の余興?で、ランス・バートンがジェットコースターのレールにぐるぐるに縛られ、走ってくるコースターからギリギリのところで脱出する、という引田天功ばりのムービーが上映されました。TVで放送したものでしょうか。世界中の数々の賞を総なめにしたという天才マジシャン、どんなショーになるか楽しみです。
時間通りにショーは始まりました。カードやハトを使った伝統的なマジック(1番前で張り付いて見たかった!)から、人が消えたり、現れたり、入れ替わったり、宙に浮いたり、最後は車が消えて、宙に浮かぶイリュージョンまで。余り英語力は必要ないよ、と聞いていたのですが、実際はそんなことはなくて、喋りもかなり多いです。子どもがステージに上がって、一緒にマジックに参加したりしていました。ちょっとだけですが、ダンスもありました。
ランス・バートンの手先の器用さにはため息モノでしたが、私は入れ替わり術に感動しました。最初から2人でステージいたのに、気が付くともう1人になっているのです。まさにマジック!

「やあ〜、面白かったねえ」
「ランス・バートン、ハンサムだしねえ」
ショーの後、会場隣のショップに行ったら、パンフレットを半券交換で配っていました。早速、2冊ゲット!楽しみに見ることにします。

駐車場からの夜景ショーの余韻にひたりながら、駐車場には戻らずに、正面から外に出ました。さすがに外はもう暗くて、ストリップがネオンで彩られて綺麗です。
「うわ、外暑いね〜。熱風だよ」
「でもそれが心地良いじゃない?」
私は暑いのは大好きです。
「どこでご飯食べようか?」
と話しながら、足はニューヨーク・ニューヨークへ。以前にも入った、中華料理の請請(チン・チン)で食事にすることにしました。

混んでいます。20分ほど並んで、ようやく席に案内されました。
「さ〜て、何にしようか?」
しかしオーダーするモノは決まったのに、全然ウェイターさんが来てくれません。私たちのテーブルは全く無視されているようです。アメリカではチップの関係か、ウェイターさんの担当のテーブルというのが決まっているので、他の人は相手にしてくれないのです。
ようやくつかまえて声を掛けると、
「ちょっと待ってね」
「忙しいんだねえ…」
とそのまま15分。お腹が空いているため、段々イライラしてきました。こういう時にふと、日本人だから差別されているのかな、と思ってしまうのは、卑屈な考えでしょうか。
「もう出ようか?」
と夫が言いました。

「ええっ?だってようやく並んで座ったのに?今はどこも混んでるよ、またお店探して並ぶの?」
「だってオーダー取りに来ないじゃん」
斜め後ろのテーブルは、私たちより後に座ったにも関わらず、既にオーダーもすませて、最初の1品が来ています。出たい気持ちは分かります、でもここで出てしまったら、余計に腹が立つ気がするんですよね。別のウェイターさんに声をかけたら、担当のウェイターさんを呼んでくれました。
「いったいオーダーにどれくらい待てば良いんだい?」
怒っていた夫は嫌味を言いました。ウェイターさんは、最初はああだこうだと言い訳をしていましたが、すぐに「アイムソーリー」と謝りました。
「いや、こちらこそ悪かった。で、オーダーなんだけど…」
謝られて、文句を言って悪かったなとこちらもちょっとばつの悪い状態になりました。

その後のウェイターさんのサービスの良かったこと!飲み物はすぐに足してくれるし、気を遣っているのがありありと分かりました。
「当たり前だよ」
と夫はまだ機嫌が悪いです。
「でもさ、Sさんなんて、店はがらがらなのに注文取りにくるまでに20分くらいかかって、それから料理が来るのに1時間くらいかかって、しかも来た料理が注文と違っていたことあるって言っていたよ」
「ひどいな、それ」
「で、文句言ったら逆に怒られたんだって」
「何で?」
「その人、入ったばかりの人で、本当はその日は見学していれば良いはずだったのに、他のウェイターさんが急に休んで人が足りなくなったから、無理矢理働かされたんだって。で、メニューも覚えてないのに、せっかく持ってきた料理が違うとか文句言わないでよ、と言われたって」
「ふ〜ん…」
何の慰めにもなりませんでしたか。

「チップ、どうする?」
「普通で良いんじゃない?」
そうだよね、後で頑張ってくれたもんね。
私たちは店を後にしました。

駐車場に戻り、車に乗りました。はあー、今日は疲れました。
「ストラトスフィアに夜景を見に行く?」
え!今からあ?だってもう10時半過ぎてますよ。
「2日しかないのに、もったいないじゃん」
んー、でも今日は疲れちゃったしなあ。今日はゆっくり休んで、明日また元気に活動した方が良いんじゃないかしら。
「ぶ〜。じゃあ、噴水は?フリモントは?」
いや、だから、明日にしましょうってば。

ホテルに着いたのは10時50分。
「じゃあ、カジノする」
どうしても部屋に戻りたくないのね…。
「あ、アトランティスのショーが11時からだから、見れるんじゃない?」
これならホテル内だから、近いです。
「見る、見る!」
着くとすぐに人がたくさん集まっていて、ちょうどショーが始まるところでした。以前に来た時も見たのですが、火と水をふんだんに使った迫力のあるショーです。

「やあ、良かったねえ」
ショーを1つ見て満足したのか、夫も素直に部屋に戻りました。シャワーを浴びて、夫を待ちながらパソコンをしたら、すぐにオヤスミナサイ…。簡易ベッドは広くて、寝心地は悪くありませんでした。(枕は少し柔らかすぎですが。)

ラスベガス 2000/05 :5月28日

2000年5月28日

パリス朝。起きて真っ先に行ったのは、ホテル内にある『レース・フォー・アトランティス』です。私がラスベガス1気に入っているアトラクションです。昨日既にセット・チケットも購入済みなので、すたすた入ります。
すたすた…って、誰もいないじゃないの!時間は10時、にも関わらず、いるのは係の人だけ。時間合わせで待っている間に家族連れが1組来ましたが、でもそれだけです。
「人気ないのかな〜」「なくなっちゃったらイヤだな〜」
まあ、混まずにすぐ入れるのは、良いんですけどね。ここは3Dのライドで、まあユニバーサルスタジオのバック・トゥ・ザ・フューチャー・ライドの3D版です。でもね、映像がめちゃくちゃ綺麗なんですよー。前回来た時も思わず泣けてしまったのですが、今回も泣けました。ううう。

お昼は11時のオープンを待って、ホテルのフォーラムショップ内の『スパーゴ』で食べました。いつも大混雑で、予約なしではなかなか入れないレストランです。私たちは本日2組目のお客さんでした。
「このオープンカフェみたいなテーブルで食べるのが夢だったの♪」
料理も相変わらずグッドです。

食事を終え、次の目的は、ベラージオのアートギャラリーです。
「車で行く?」
「隣のホテルよ?歩いて行きましょ」
本当は、すぐに外に出たいくらい、冷房で体が冷え切っていたのです。で、カジノの中を歩いていてもどこがどこやら方向が分からないので、すぐ近くの出口から外に出ました。
「はー、体がぬくい」
と思ったのも束の間。すぐに暑さにあえぐ私たち。隣と言ってもどでかいホテル、そう簡単には行けないのです。
「熱いよー」<既に「暑い」ではない。
余りの暑さに言葉少な。歩道橋を渡ってベラージオに続くショッピングエリアに入った時は、心底ホッとしました。ああ、暑かった。

「このホテルって18才未満の館内立ち入りを禁止してるんだよね」
「へー、そうなんだ。あ、ホントだ、看板がある」
でもこれ、きっと誰も見てないでしょうねえ。実際、子どももいっぱいいましたし。
ようやくアートギャラリーを見付けると、そこには長蛇の列が。私たちも横のカウンターに並んでチケットを買いました。(こちらは余り並んでいませんでした。)
「時間指定されてる…1時45分だって」
「まだ12時過ぎよ」

1時間以上ここでぷらぷら待っていても仕方ないので、いったんホテルに車を取りに戻ることにしました。もちろんまた外を歩いて。これがまた、暑かった。
「で、次どこに行くの?」
「ルクソー行こうか、前に泊まったから懐かしいじゃない?」
というワケで、ピラミッドで有名なルクソーに向かうことにしました。

ところが、まあ、ストリップの混んでいること。ルクソーは端の方にあるホテルなので、行くのも大変です。しかもむちゃくちゃ暑いし。ようやくルクソーに着くと、駐車場はやはりホテルの裏。以前に泊まった時は宿泊客だったせいか、入り口のすぐそばに停められたんですが。
ルクソーの駐車場がまた混んでいて、停めるのに苦労しました。外は殺人的に暑いので、皆屋根付きの駐車場に停めようとしているのですね。場所を探してうろつく車が何台もありました。(その内の1台が私たち。)
「そういえば、前はホテルの裏って来なかったね」
ホテルに続く通路の途中にプールがありました。結構泳いでいるものですねえ。

ピラミッドの中に入ると、そこには懐かしい光景が。あれから1年半も経っているなんて、とても信じられません。
「喉乾いたから、コーラ買おう」
とレジに並んでいる時にふと時計を見ると、既に1時10分。渋滞や駐車場への距離を考えると、そろそろ戻らないと行けません。
「ひえ〜、来たばっかりなのにぃ」
ぐるっと慌ただしくルクソーの中を見て、急いで車に戻りました。きゃー、間に合わないよぉ〜!

車に戻り、ストリップに出ると後20分。しかし道路は相変わらず混んでいます。
「時間に間に合わなかったらどうなるんだろう?入れてくれないのかな?」
「金払ってるんだから、そんなことはないだろう?」
うーん、うーん、心配です。しかもベラージオに車を停めるのは初めて、どこが駐車場か、駐車場からどう行くのかも分からないのです。もし駐車場への入り口を逃して、また戻ってきてなんてやっていたら…ああああ。
ベラージオの前に着いた時点で既に45分、指定の時間です。
「あ、駐車場あれじゃない?」
向かって左のところに道がありました。あっているか分かりませんが、とにかく入ります。
「当たった!ここだ!」
珍しいことにベラージオの駐車場はホテルの裏ではなく、横にありました。しかも建物入り口へ近い場所に停めていた車がちょうど出て、私たちは入れ替わりにすぐ停めることが出来ました。
「急げ〜っ」

ぜーぜー、アートギャラリー前に着いたのは1時50分。5分過ぎてますが、許される範囲でしょう。入り口前の列に並びました。入場制限しているようです。
「ねえ、ねえ」
ようやく息が落ち着いた頃に、夫が言いました。
「前の人のチケット、時間が1時指定になってる」
何ですと〜?…ホントだ。
「結構いい加減だねえ、早すぎなきゃ、良いんじゃないの?」
むむむむ、時間指定している意味、ナシ。まあ、そのおかげで助かりましたが。

これどうぞ、とスーツの男性に手渡されたのは、黒い50センチくらいの棒です。スイッチが付いていて、押して先を耳に当てると、解説が始まりました。ヘッドホンタイプの解説は多いですが、こういうのは珍しいですね。

ふと横にある看板を見ると、このアートギャラリー、明日は休業のようです。
「良かったねー、今日じゃなくて」
「んー、これ、明日だけじゃないね。明日から休業みたいだよ」
「ホントだ。改装かな?」
「いつまでとは書いてないねえ??」
※この3日後に分かった事実:実はMGM 社がベラージオを買収したため、即刻アートギャラリー閉鎖、絵画は売却されるらしいとのこと。私たちが見た、あれが最後だったんですね。

ようやく私たちの番になり、中に入ることが出来ました。入場制限していた割には人が多いですが、まあ説明を聞いている内に1番前で見ることが出来ます。ピカソ、セザンヌ、ゴッホ、ルノアール、モネと有名な画家が揃っているのですが、絵自体は余り有名なモノはありません。しかも部屋は2つ、余り数もありません。
それでも充分に満足出来たのは、説明が充実していたから、かな<英語でしたが。1時間近くかけてじっくりと見て、結構疲れました。

「ずっと立っていたから疲れたねー」
「ちょっと休憩しよう」
と近くの喫茶でお茶、というかアイスクリーム、パフェを食べました。元気が出たところで、次のホテル巡りに出発。

ベネシアンベニスをテーマにしたホテル、ベネシアンに行きました。
ここで1番驚いたのは、セルフ・パーキングから全くカジノを通らずにショッピングセンターに行けること!カジノをさせるのが目的のラスベガスのホテルで、これは非常に珍しいと思います。しかも駐車場から渡り廊下みたいのがあって(ここが死ぬほど暑かった)、すぐに建物に入れるのです。
「水の匂いがするね〜」
このショッピングセンターには人工の水路があって、それにはお洒落な橋がかかり、何とゴンドラが通っているのです。皆、水の近くにすずなりになって見ているので、ゴンドラに乗っている人は結構恥ずかしいかも?
あとここの天井の空。パリスのショッピングエリアもこれだったんですが、これってシーザーズパレスのフォーラムショップの真似?になるのかな。建物内に疑似町を作るとこうなるのは仕方ないのかも知れませんが、「おお、ここも」という感じでした。

「外にあるゴンドラも見たい」
と出口に向かうと、ロビーの天井を覆い尽くす本場のフレスコ手法による宗教画を発見!これがすごい迫力です。写真におさめようと試みましたが、全く入らず諦めました。
外は相変わらず暑かったのですが、建物の外にも運河があり、ゴンドラが停められていました。ここは余り遊べるアトラクションはありませんが、造りが良く出来ているので、それだけでも楽しめます。

サーカスサーカス続いて向かったのは、サーカスサーカスです。ここは新しいホテルではないのですが、以前来た時に全く立ち寄らなかったので、今回行ってみることにしました。無料のサーカスが自慢とのこと、楽しみです。

「何だ、このごちゃごちゃした駐車場は」
正面に看板があったのでそこから入ったのですが、いったん横道に出されます。またその時に曲がりたい車と鉢合わせで、すっと入ることが出来ません。セルフ・パーキングは他と違わず裏にあるのですが、ちょうど裏には車がぎっしり停まっていて、狭い通路を通って先へ。すると分かりにくいのですが、ピンクの駐車用ビルがあります。
「増築に増築を重ねてごちゃごちゃになったという感じだねえ」
「団体バスが来てるよ、何台も」
駐車用ビルはラスベガスには珍しく狭くて、古いせいか余り綺麗ではありません。掃除が余り行き届いていないような。でも駐車場の中は車でいっぱいです。ようやく停める場所を見付けて、エレベーターで1階に下り、裏の入口からホテルに入ると。

「何、この人の多さは…」
すごくたくさんの人があちこちにたむろしています。そして何故か、通路という通路、階段という階段にごろんと座っているのです。中には横になっている人もいます。いくらカーペットとはいえ、床に座っている人を、他のホテルで見たことはありません。
レストランやビュッフェは、食事時間ではないというのに、長蛇の列。サーカスというテーマのせいか家族連れが多くて、子どもの数が多いです。
「とにかく無料のサーカスというのに行ってみよう」
案内を頼りにカジノの中央に行き、吹き抜けになっている2階に上がりました。そこでまたビックリ。そこは遊園地のゲーム場(ボールを投げて当たるとぬいぐるみが貰えるといった類の)になっていて、前に進めないほど人がぎっしり。
「ひゃー、何なの、ここは〜??」

余り出来は良くなさそうだけれど、とにかく大きい縫いぐるみを抱えて歩く人、多し。もう圧倒されっぱなしです。
「あ、ここでサーカスするんじゃない?」
中2階に空中ブランコの網がありました。ぎっしり人が座っていましたが、座席もあります。
「何時からあるの?」
ちょうどスケジュール表が壁に貼ってあったので、調べてみました。運悪く終わったばかり、次は2時間後のようです。他の時間は毎時間やっているのに、この時間だけありません。夜中の12時までやっているので、今が中休み時間なのでしょうね。
「良いよ、もう帰ろうよ」
夫はこの雰囲気が苦手なようです。
「ごちゃごちゃしてて、ヤダ」

再び人をかき分け、駐車場の方へ向かいました。
「あ、アドベンチャードームも見ていこうよ」
「それって車から見えてピンクの建物?」
「そうそう。世界最大の室内アドベンチャーランドとして有名なんだってよ」
中に入ると、室内所狭しと絶叫コースター、パイレーツ、その他アトラクションが並んでいました。ここもすごい人で、似顔絵書きや名前をカラフルな文字にしてくれる出店にすら、人だかりが出来ています。
「良いよ、もう帰ろうよ」
10歩入ったところで、夫から退去命令。駐車場に戻ることにしました。

「何か、むちゃくちゃすごい庶民派パワーのホテルだったねえ」
車に戻ってからも、圧倒の余韻にひたる私たちでした。

「ところでさー、お金ないんだけど」
え、昨日、飛行場でおろしたばかりなのに??んー、でもアトラクション代、食事代といろいろかかってますか。
「じゃあ、おろさなきゃね。お金はカジノでいくらでもおろせるんじゃない?」
…しかし、銀行カード受け付けず。クレジットカードならおろせるみたいですが。
「どっかにウェルズファーゴのATMないかなあ?」
「あ、私見たよ!…え〜と、確かヒルトン行くときに、遠くのビルの1番上にウェルズファーゴのマークがあったはず」
「それってどのへん?ATMあるの?ただの看板じゃなくて?」
行ってみたワケじゃないので、自信はないですが…。

とにかく行ってみよう、とストリップから1本入った道に入りました。1本入るだけで、車はガラガラです。
「あ〜、あった!あれかあ。うん、確かにウェルズファーゴのマークだ」
遠くと言っても、ストリップの端まで行くほどの距離じゃないところに、そのビルはありました。オフィス街らしく、お店もやってなければ、歩いている人もいません。ぐるっと回ってそのビルの下に行くと、ウェルズファーゴビルディングと書いてありました。
「やっぱりウェルズファーゴだあ。支店かな。本店だったりして」
「それより、ATMはあるの?…あ、あった!」
入り口に申し訳程度にATMがありました。駐車場はガラガラなので、適当に停めます。
「じゃあ、おろしてくるね」
見ていると、私たちの後から車が2台来て、やはりATMに向かっていました。地元の人でしょうか。

「さ〜て、これからどうしようか」
「早いけどご飯は?暗くなる前に食べちゃえば、暗くなってからの時間が有効に使えるよ」
陽が落ちるのが遅いので、夜景を楽しむには8時過ぎを待たないといけないのです。

ストリップ「何が食べたい?」「ステーキかな」「じゃあ、あそこ行こうか?ニューヨーク・ニューヨークの前にあったレストラン」ストリップを運転中にチェック済みでした。「良いんじゃない」というワケで、ニューヨーク・ニューヨークの駐車場に車を停めて、ストリップを渡り反対側に行きました。
「あー、ホントになくなっているねえ、レストラン」
これはオールスター・カフェのお話。前回入った時もガラガラで、こんなんで大丈夫なのかなあと思っていたのですが、案の定つぶれました。今は、跡形もありません。
「ここもなくなってるよ、土産屋さんしかない」
これはワールド・オブ・コカコーラのアトラクション。エスカレーターの上で閉鎖されていました。前回来た時に入ったのですが、コーラ飲み放題で面白かったし、結構お客さんもいたんですけど。
「移り変わりが激しいね…」

ところでステーキ屋さん、時間が早いためか、まだやっていませんでした。
「ステーキ屋ならどこでもあるよ。ニューヨーク・ニューヨークで食べよう」
仕方なく戻ることに。信号を待って反対側に渡り、ホテルの方へ歩いていると、横から車が来て、無理矢理ストリップに回り込もうとしました。
「あ、ぶつかる」
と思ったら、やはりガガガガガッと激しい音がして、部品が落ちるのが見えました。ぶつけられた車は信号待ちで停まっていただけ、ひどい災難です。
「××××××××××!!!」
「××××××××!!」
よく分かりませんが、言い合いになりました。そりゃ、怒りますよねえ、普通。
「初めて間近で事故を見ちゃったよ。急いでいるのは分かるけど、無理してぶつけたら余計に時間がかかるのにねえ」

ところでニューヨーク・ニューヨークのステーキ屋さん。「予約が必要です」の一言で断られてしまいました。ガガン。

車に戻って、再び夕食の相談です。
「あ〜、あそこは?ずっと先にあったロブスターのお店。ローズウッドだっけ?」
「ステーキじゃないじゃん。ま、アメリカだから、ステーキもあるか」
混んでいるストリップをストラトスフィア方面に向けて走ります。それにしても混んでますねー。
「あ、事故だよ」
見ると、反対側を向いちゃってる車が1台。これで余計に混んでいたワケです。
「旅行先で事故りたくないよな。安全運転、安全運転」
駐車場が分からず、何度かぐるぐるしてしまいましたが、何とかローズウッドに着きました。

「いらっしゃいませ」
「予約ないんですけど、良いですか」
奥のテーブルに案内されました。ほぼ満席状態です。オーダーしたのは、時価のロブスター(ステーキはどっか行っちゃいました)。パンは美味しいし、サラダもグッド。肝心のロブスターは、どどんと一匹!爪も大きくて、いっぱい詰まってます。
「披露宴に出てくる料理みたいね。でもそれより断然大きいけど」
しかし日本と違って親切に切って置いたりはしてくれてないので、食べるのが大変です。
「うむむ…」

ふと何気に時計を見ると、8時半を回っていました。
「きゃー、8時半過ぎてる!!」
「嘘っ!?」
夜は後少ししか残っていません。8時にはストラトスフィアに上っていようと思ったのに…気が付いたら随分と時間を取っていたようです。
「時間ないので、すぐチェックお願いします」
「かしこまりました!」
ここのウェイターさんはてきぱきと動きが良いので、すぐにテーブルを立つことが出来ました。
「お客様、これをどうぞ」
と渡されたのは、1輪のバラ。名前がローズウッドだからでしょうか、ちょっと洒落てますね。

レストランを出て、ストラトスフィアに直行です。以前ここのタワーから見た夜景にめちゃくちゃ感動したので、ここははずせません。
「きゃー、並んでるよぉ」
展望台に上がるエレベーターの前に列…ああ、やっぱりもっと早く来たかった。チケットを買って並びます。ようやく展望台に上がると、
「屋内からの眺めは良いから、屋外よ!」
とすぐに階段で上へ。すごく風が強くて、吹き飛ばされそうです。夫は念願の写真を何枚か撮りました。(余り上手く撮れてませんでした…ははは。)一周してみたところで、屋内に入り、ベンチに座って夜景を眺めました。
「な〜んかさ、前みたいな感動がないねー」
「うん、もっとキレイだった気がしたんだけど…」
やはり2度目だから、でしょうか。

「ストリップ、めちゃくちゃ混んでるねえ」
こうやって上から眺めていると、車が詰まって全然進んでないのがよく分かります。
「1本入ったホテルの裏の道路は空いているみたいだけど、いまいち入り方が分からないしなあ」
「もう10時過ぎでしょ。今から下りて、駐車場行って、そこからストリップ走ってホテルに車停めて、ベラージオの噴水ショーに間に合うかしら。30分に1回なんでしょ。私、2つくらい見たかったんだけど」
実は私が今回1番楽しみにしていたのは、この噴水ショー。毎回曲目が違うらしく、今大人気の無料ショーなのです。
「とにかく頑張って行ってみよう」
ストラトスフィアの駐車場を出たのが10時40分、噴水ショーは12時までです。本当にレストランに時間を取られたのが、悔やまれます。

「あれ、あのタクシーはきっとホテルの裏の道に行くんじゃないか?ついていってみようか」
ストリップでは埒があかない。夫は賭けに出ました。
「良いよぉ〜、夫の好きにして」
ストリップ方面とは逆の方向に車を走らせました。間違っていたら、とんでもないところに出てしまいます。タクシーについていくと、果たして!ホテル裏の道に出ました!!もちろんガラガラです。
「やった、こうでなくちゃね♪」
セルフ・パーキングはホテルの裏側にあるため、こちらから行った方が停めるのも早いのです。何と、シーザーズパレスに5分でついちゃいました。新記録です。
「急げば、11時のショーに間に合うぞ!」
車にはもう戻らないので、慌てて荷物を取って、車をおりました。駐車場から正面入り口までがまた遠いのです。さらにそこから道路をまたいでベラージオに行かないといけません。昼間通った道ですが、これがまた遠くて…息が切れるほどに走り続けました。

噴水ベラージオの前に着いたのは、ぎりぎり11時。既にコモ湖の周りには人がいっぱいでした。ぜーぜー。
「もう少し真ん中の方に行こう」
と歩いている内に、BGMが鳴り、水と光のショーが始まりました。音楽はカンツォーネのようでした。5分ほどで終わり、さ〜っと人がはけました。
「1番前じゃないから、よく見えなかった〜」
「よく見えなかったかあ。まあ、次のも待って見よう」
真ん中の1番前を陣取りました。そこに放送。
「今、15分後にやるって言ってたよね?」
「うん。今日は30分ごとじゃないのかも」
連休中だからでしょうか。わ〜い♪だとしたら、あと3つは見れます。

11時15分、次のショーが始まりました。曲は題名は知りませんが、ライオネル・リッチーの曲でした。
音楽に合わせ、噴水は様々な動きを見せます。高さはもちろん、ひねったり、水の量が変わったり。その噴水がライトアップされて光り輝く水柱となり、もう目を見張る美しさです。本当にこの噴水ショーは素晴らしいっ!
「すごい良かったー!」
「キレイだったねえ。もう1つ見ていく?」
曲はだいたい5分弱、15分ごとなので、10分も待っていれば次のショーが始まります。
「見よう、見よう!」
でも私たちのようなのはまれで、皆1つ見ては満足して帰っているようでした。

ガシャン!音に驚いて見ると、コモ湖前の外灯が割られたところでした。通りすがりの酔っぱらった?若者のグループの1人が、悪戯してペットボトルを投げつけたようです。それが運悪く当たり、電球とガラスが割れたのです。
「ひどいことするね〜」
若者達は笑いながら行ってしまいました。1つだけ消えてしまった外灯が悲しいです。ところが連絡があったのか、5分後には、修理する人が到着。次のショーが始まるまでに直していきました。アメリカにしてはえらい迅速な仕事振りに、感心です。

ベラージオ11時半からのショーは、曲がクラシックでした。これも素敵でしたが、私はライオネル・リッチーの曲が気に入りました。音楽の盛り上がりに合わせて動く噴水が実に生き生きしていました。
「満足した?」
「満足した」
「じゃあ、帰ろうか」
あー、これでラスベガスもさよならですね。

「寝る前にペペロンがしたい」
ペペロンというのはスロットマシンのことで、夫にはスロットの音がこう聞こえるらしいです。
「え〜、じゃあ、10ドルだけね」
「それじゃ少ないよぉ」
「んー…じゃあ、20ドル」
見ていてもつまらないので、私も20ドルやってみることにしました。1ドルマシンでやったせいか、夫は3分持たずにゼロ。
「もうなくなっちゃったの?!」
私は10枚ほどコインがまだあったので、スロットを換えてまた始めました。その間、夫は見ているだけ。残りが5枚ほどになったので、もったいなくて賭けるのを1枚にしました。
「せこいぞー、3枚ずつ賭けろよー」
「良いのよ、私は長く遊びたいの」
と言ったところで、数字が並びました。40倍。ジャラジャラジャラ…。
「換金する!」
「え、それで遊ばないの?」
「良いの、私は損したくないの」<長く遊びたいんじゃなかったのか
45ドルになり、夫の分もカバーして5ドルの儲けになりました。
「プラマエゼロで良いから、この5ドルで遊べば?」
「わ〜い♪」
しかしやはり1分持たない夫…<ギャンブルの才能無さ過ぎ?「もっとペペロンしたい〜」と言う夫を抑えて部屋に上がりました。

ラスベガス 2000/05 :5月29日

2000年5月29日

何だかんだ文句を言っていたこの部屋ともお別れ。廊下で騒ぐ人がいたのと、ベッドが簡易だったのを除けば、全く普通の部屋でした。チェックアウトカウンターに行くのが面倒なので、部屋のTVでチェックアウトを済ませました。
「キーは記念にお持ち下さいって」
荷物を持って駐車場へ。車の中には、昨日置き忘れてしまった、レストランでもらったバラが暑さでへなっとしてました。あう〜、ごめんよー>バラ。

レンタカーを返して、飛行場へ。国内旅行だと全然気楽ですね。そして2時間後には家に着いてました。疲れた〜。
ラスベガスにはまた来ます、きっと。

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