ナイアガラ 2001/05 :5月25日

2001年5月25日

金曜の夜11時半発のユナイテッド航空。例のごとくギリギリにチェックインを済ませ、搭乗時間を待ちました。
「なかなか乗せないね…」
「あれ?トランジットの時間ってどれくらいあるの?飛行機遅れて大丈夫なのかな??」
今回はシカゴでアメリカン航空に乗り換え、バッファロー空港へ行かないといけません。アメリカン航空のチェックインをしていないので心配です。
「1時間だよ。んー…でも荷物預けてあるし、チェックインは搭乗口カウンターで済むから大丈夫だろう」
しかしその後も出発はずるずると遅れ、離陸は結局40〜50分も経ってからでした。うひゃひゃ、大丈夫なの??

シカゴに着いたのは6時20分。私たちが乗るアメリカン航空の離陸は6時半。
「10分しかないよ、間に合わないよ」
「次の便も出発が遅れてるかもしれないし」
早く降りたいのですが、生憎と私たちの席は後の方。前から順に降りていくので、後の人はひたすら待たないといけません。ようやく飛行機から降りたのは6時半過ぎ。
「とにかく搭乗口に行こう!」
そ、それってどこにあるの?シカゴの空港は広く、アメリカン航空は乗り物に乗って別棟の建物に行かないとならないのでした。
「ひゃー、間に合わないよ〜!」
アメリカン航空搭乗口のある建物に着き、TVモニターで出発便の確認をしました。
「6時50分に遅れてるぞ!」
だだだだだだっ。ひたすら走る私たち。搭乗口が見えました!まだ開いてます、3人くらいの人がまだ入るところです。間に合った??

搭乗口横のカウンターにチケットを出すと、特に驚いた様子もなく、カチャカチャとやっています。
「これはいける!」
と思ったのも束の間。搭乗口が閉められてしまいました。
「予定の飛行機には間に合いませんでした。次の便の席を確保しました」
「次って何時ですか?」
「10時。搭乗は9時半からです」
さ、3時間後??
「朝食を取ると良いわよ」
とニッコリ。さっさとカウンターは閉められてしまいました。ま、まだそこに飛行機はいるのにぃ〜…。

いきなり3時間も時間が余ってしまったので、空港内をうろうろ。
「まだ私たちが乗るはずだった飛行機とまってる〜」
「そういえば、荷物はちゃんと乗れたのかな?」
「だよね。人より荷物の方が乗り換え大変そうじゃない?」
誰からもピックアップされずに1つぐるぐる回っているカバンも悲しいですが、着いたらどっかに行ってなくなっていた、なんてのも嫌ですね。うーむ。
こんなコトなら、ユナイテッドの乗り継ぎ便を使えば良かったです。そちらは2時間空くので止めてアメリカンにしたのですが、どうせ1時間遅れるなら、アメリカンと一緒でした。
「でもアメリカンのが100ドルも安かったから」
安かったんなら仕方ないかな。

「ひとまずご飯でも食べる?」
ベイエリアとは時差2時間のシカゴ。私の体の中ではまだ朝の5時過ぎです。
「体がまだ寝てる〜」
暇なのでどんな店が入っているか、あちこち見て回りました。
「おお、パンダ・エクスプレスが入ってるよ!」
何、それ?
「中華のファースト・フードみたいなヤツ。食べたコトはないんだけど」
しかし朝早いせいか、まだ開いてません。パンダは朝寝坊なんでしょう。
「私はベーグル・パンが食べたい!」
で結局ベーグルサンドのある店で朝食。朝だと言うのに、たくさん人がいます。
それでも時間が余り、後は搭乗口前の椅子でうたた寝…眠い〜っ。

9時半になり、待望の搭乗が始まりました。私たちの席は5Aと5B、チェックインが早かったので(何せ3時間前)前の方になったのですね。飛行機に乗り込み、席を探すと…おおっ?!
「ビジネスクラスじゃん」
「えー、良いのかなっ??」
後に並んでいるので、ひとまず座ってもう一度番号を確認。あっています。乗り遅れたので、可哀想になってビジネスクラスにしてくれたのでしょうか?
「ビジネスクラス初めてだよ〜!念願のビジネスクラス〜!!!」
夫は思わず顔がほころんでます。

「お飲物はいかが致しますか?」
ビジネスクラスなので、座った途端にフライトアテンダントが飲み物を聞いてくれます。
「コ、コーラ」
「私はクランベリージュース」
にっこり笑って去っていくフライトアテンダントを見ながら、夫が一言。
「しまった。せっかくのビジネスクラスなんだから、もっと変わったモノを頼めば良かった」
はは、変わったモノって何?確かに周りではワインなど飲んでますが、私たちは飲まないしねえ。

離陸後うとうとしていたら、夫に起こされました。
「昼食出るみたいだよ」
え?2時間のフライトだから食事はナシと書いてあったのに…さすがビジネスクラス。
「マッシュルームピザとチキンサラダ、どちらになさいますか?」
ピザかサラダ!エコノミーの「ビーフorチキン?」と食材を聞くのとはえらい違いますね。
「ピザください」
「僕はチキンサラダ」
食べたばかりでお腹は空いてないのに、せっかくだからと頼むことにしちゃいました。本当は2時間、爆睡するつもりだったのに…。

布のおしぼりが出て、スナックが出て、そして熱々のピザとチキンサラダがそれぞれテーブルクロスに乗って出てきました。デザートも付いてレストランみたい!
「お飲物はいかが致しますか?」
「ス、スプライト」
やっぱりいつも飲んでいるものしか浮かばない夫でした。

NY州にあるバッファロー空港に到着。心配していた荷物も、しっかり係の人に預けられていました。
「荷物は乗り遅れなかったんだねえ」
さて、いよいよナイアガラへ出発です。今回は滞在先がカナダというコトもあり、レンタカーの予約はしませんでした。なので、タクシーで現地入りです。

「カナダまで?55ドルの一律料金だけど良い?」
タクシーの運転手さんに確認され、OKの後、荷物を載せました。
車の中では、運転手さんたちが無線で情報を交換しています。どうやら道路がめちゃ混みで、カナダとの国境の橋、レインボーブリッジは微動だに動かないようです。
「土曜はいつも混むんだよ。で、日曜は逆の道が混む。歩いて橋を渡った方が早いと思うけど、どうする?」
車の中に缶詰はイヤですよね。歩いて国境を越えた方が実感もあるし、私たちは橋の前で車を降りることにしました。
「じゃあ一番近いところまで行ってあげるよ。場所は分かってるんだ」
駐車場?と思えるほど車の詰まった橋のたもとで降ろされました。チップも含めて約束の55ドルを渡したら、「5ドルはカナダ側でホテルまで行くのに使うから」と5ドル返されました。
「それより帰りはいつ?電話くれれば迎えに行くよ」
電話番号を交換してサヨナラ。また2日後に!

さてアメリカ出国です。車はめちゃ混みですが、人の方はガラガラでした。パスポートを見せます。
「ああ、ビザがあるんだね…ふむふむ」
ちょっとドキドキしていると、
「日本との映画が公開されて、すごくヒットしているでしょう?東京での反応はどう?」
は?それって何?
「パール・ハーバー」
ほとんど雑談で終わりました…何だかな。

外に出ると、そこは橋の上。気温が低いと聞いていましたが、陽射しが暑いです。いよいよカナダだっ〜!!少し歩くと、左手にナイアガラの滝が見えました。
「おお〜っ!!写真、写真!!」
早速カメラを取り出しましたが、動きません。
「あ、電池切れてる」
写真が撮れない〜っ。仕方ないので目に焼き付けるコトに。アメリカ滝とカナダ滝の両方がよく見れるのですが、いかんせん遠いです。
「思ったほどすごくないな」
「んー、もっとすごいの想像してたね」
橋の真ん中の境界線を超えて、カナダ領へ。入国はパスポートに判子を押して貰うだけでした。簡単♪

ナイアガラ 2001/05 :5月26日

2001年5月26日

マリオットホテルカナダ領へ入り、次はホテルへ行かないといけません。
「タクシー乗り場はどこだ?」
ざっと見ましたが見当たりません。流しのタクシーを掴まえるため、賑やかな通りを歩くことにしました。バックを引きずりゴロゴロ。
「あ、あのバンはタクシーだよ!」
「乗ってるだろ」
ところがそのタクシー、私たちの横にスッと止まって、
「タクシー乗る?」
ひええっ、何で分かったの?大きいタクシーだから料金も高いかな?と思ったら、さっきのタクシーのおじさんが言っていた通り、きっちり5ドルでした。決まっているんでしょうか??

ホテルは出来たばかりで新しい…というかまだ作っているマリオットホテル。ロビーも広くて綺麗で、ナイアガラの滝がかろうじて見えました。
「キャンセルが出てご予約のお部屋よりももっと良い部屋が空いていますが、いかが致しますか?一晩30ドルずつのUPですが、ジャグジー付きで、滝のよく見えるお部屋ですよ」
チェックインの最中、こんな申し出を受けました。
「ちょ、ちょっと相談させてください」
と2人でごにょごにょ。夫のゆっくりしたいよ、の一言でアップグレードすることになりました。

キーを貰って部屋に入ると、目の前がカナダ滝!左手にはアメリカ滝も見れて、景色独り占めって感じです。
「これならタワーに上る必要がないね」
ほえ〜っとひとしきり眺めた後、早速ナイアガラの滝観光に出発です。

インクライン・レイルウェイ私たちの泊まっていたホテルはカナダ滝の目の前だったので、滝とは反対側の入り口とは別に、きっと地下にすぐ滝に出れる出口があるだろうと思っていたら、そんなものはありませんでした。
「ぐるっと回らないといけないんだ。遠いなあ…おっと、その前にカメラの電池買わなきゃ」
ホテル横のミノルタ・タワー1階の売店で電池を購入。タクシーの運転手さんに「カナダドルに変換した方が良いですか?」と聞いたとき、「カードで払うのが一番!」と言われたのでそうしたのですが、ここナイアガラではアメリカドルも普通に使えました。レジも特別仕様なのか、ポンとキーを押すとアメリカドルに換算した金額も表示されるのです。ダブルでお金を管理するのは、結構大変だと思いますけどね、特に小銭とか。
「あ、巨泉のOKショップだ!」
途中にオーストラリアでも見た、大橋巨泉経営のお土産屋さんを発見。きっと日本のツアー観光客が団体で来るのでしょう。お店の裏側には大きい駐車場があって、観光用の大きいバスが何台も止まっていました。

さて、滝のあるところまで行くには、かなり坂を下らないといけません。そこであるのが、インクライン・レイルウェイ(インクラインの意味は傾斜、つまり傾斜線路ですな)。単に上下しているだけですが、これを使わないとかなり遠回りしないといけないし、周りは木が茂っているので自力で降りることは出来ません。
「カナダドルで1ドル、アメリカドルで70セントか」
「毎回かかるのって、ちょっと面倒ね」
「百円くらいだけどねえ」
お金を払って乗り込みます。頻繁に動いているので、余り待たされることはありません。ずずずずっとゆっくり降りて、ようやくカナダ滝の目の前にやってきました!

カナダ滝ここは本当にカナダ滝の目の前です。吸い込まれるようにテーブル・ロック・ハウスと呼ばれる建物に入ると、滝の裏側ツアー(ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ)のチケットを買う人が列を作っていました。
「見たい、見たい!」
と私たちも早速並びます。30分ほどでチケットが買えて、地下に降りるとチケットと交換で黄色いビニールのレインコートをくれました。ここでまた列。子ども用のコートはないので、小さい子どもは大人用の裾を結んで短くして着ています。それがとても可愛らしいのですが、裾を踏んで泣いている子もいました。

ようやくエレベーターに乗って、さらに地下へ。いかにも地下という湿った通路がありました。左側には帰る人々がエレベーターに乗ろうと並んでいるのですが、全員びしょ濡れ。ほほほ、期待が膨らみます。先へと歩くと、右手に分かれた通路がありました。
滝の裏側「滝の裏だって。よし、こっちを先に見よう」
ずんずんと奥へ進みます。ここってどこらへんなんだろう??突き当たり左手に道があり、そのちょっと先には!!!
真っ白で何も見えません。いや、よく見ると暴風雨のような??上から下に落ちているというよりも、時折舞い上がっているように見えます。
「何だかよく分からないねえ???」
周りの人も同じような感想を漏らしていました。それにしてもすごい水しぶき。それにここはとてもひんやりしています。

通路を戻って、まっすぐ行く方へ行ってみました。展望台があるようです。戻ってくる人は皆、びしょ濡れです。
カナダ滝「うお、水しぶきが…」
外に出て右上を見上げると、カナダ滝の端っこが上の方に見えました。水が固まりでどばどば落ちてきて、すごい迫力です。風向きによってしぶきがこちらへ流れるので、アッと言う間にびしょ濡れ。貰ったビニールのレインコートは軽くて、水の落ちる時に出来る風で舞い上がってしまい、押さえていないと役に立ちません。
「真っ白だー」
滝の中央の辺りを見上げると、水しぶきで真っ白で何も見えませんでした。すごい、すごい。こんなに大量の水が、あんな高いところから落ちてくるなんて。滝はやっぱり下から見ないとダメです。
「霧の乙女号だ!」
下を見ると、ブルーのレインコートを着た人をびっしりと乗せた船が、滝に向かって進んでいました。
「虹がかかってキレイ!写真、写真!」
滝に近付く船で撮ったのが右の写真です。
長く見ていたいのですが、余りにも横殴りの雨状態なので、このへんで退散。びしょ濡れです〜。

帰りのエレベーターを待つ間、タオルで体を拭きました。外に出れば暑いのですぐに乾くと思いますが、風邪をひいたらつまらないですからね。
「カメラびしょびしょだけど、大丈夫かな」
カメラも一緒に拭いてあげました。

エレベーターから降りる時、
「今日は夜から花火があるよ!無料コンサートもあるからね!」
と係の人に言われました。コンサート?と壁に貼ってあるポスターを見ると、何とホール&オーツ!
「見てぇ〜」
「でもきっと場所取りが大変だよ」

カナダ滝外に出て、改めてカナダ滝を見ます。やっぱりスゴイ。濡れた服も陽射しでみるみる乾いてしまいました。
「さっき見た霧の乙女号に乗ろう!」
「え。着いたその日にメインを皆見ちゃう??」
「良いじゃん」
そう言えば天気予報では明日は雨&雷。天気の良い時に濡れモノは乗った方が良いですね。

下流へとどんどん歩きつつ、時々立ち止まっては滝を見つつ、霧の乙女号の乗り場に来ました。並んでチケットを買い(絵はがきが付いてきました)、船の乗り場までまた列が続いています。
途中で今度はブルーのビニールレインコートをもらいました。早速着てみます。
「船、どこに乗る?1階?2階?」
「1階で良いんじゃない?」
いよいよ船がやって来て、私たちは1階の前をキープしました。よーし、カナダ滝へ出発だ!!

アメリカ滝まずはアメリカ滝の横を通ります。私たちは右側の前の方にいたので、余りよく見えませんでした。(それに遠いし。)場所を動くワケにはいかないので、我慢、我慢。
どんどんとカナダ滝が近付くにつれ、小雨(水しぶき)状態になってきました。レインコートのフードを被り、しっかりと締め直します。
「写真は?」
「大雨の中じゃ、撮れないだろう?」
今回はカメラもしまいました。

滝の目の前までやってきました。と言っても結構離れているのですが、目の前の水面はすごく荒れていて、これ以上前には行けません。位置的には、先ほどいた滝の裏側ツアーの展望台前辺りで船は踏ん張って止まってます。
「滝が高い〜、真っ白〜」
降りしきる水しぶきの中、滝を見上げると、先ほどよりもずっと下にいるせいか、滝はそびえ立って見えました。
「きゃー!」「うおー」「ひえー」
観客から思わず漏れる叫び声。風向きのせいか、時折バケツの水を連続で掛けられているような大雨状態になります。船の横にはちゃんと水がはける穴が空いていて、川のようにじょぼじょば流れていました。レインコートは風で巻き上げられ、しっかり裾を押さえてないと全く役に立たなくなります。
「ぎゃー、靴がぐちょぐちょだよ」
靴をはいたまま水に足を浸けたかのようです。
余りの大雨状態に滝を見ることもままならず、終いには「分かった!もう十分だから、動いてくれ〜!」と祈っていました。

メインの2つに乗って滝を直に体験し、大満足。そろそろお腹も空いたので、いったんホテルへ帰ることにしました。
「どうやって帰る?」
元気に歩いて来てしまいましたが、ここは先ほどタクシーを拾ったのとほぼ同じ位置。荷物はありませんが、疲れがたまってきてます。
「ピープル・ムーバーに乗ろうよ」
先ほどからメイン通りを走っている観光用のバス。これに乗れば、テーブル・ロック・ハウスまで戻れます。
「でも1日券で1回しか乗らないのって、もったいなくない?」
「花火やイルミネーションを見に戻ってくる時にまた乗るって」
夫に説得されて、チケット(シール)を購入。服にペタンと貼って乗り込みます。バスでは簡単なガイドもしていました。

アッと言う間にテーブル・ロック・ハウス。明日はこのバスを使って、もう少し離れた観光地にも行ってみたいと思います。
インクライン・レイルウェイを再び使ってホテルへ。が、ホテルに戻る前に、向かえにあるステーキのチェーン店、アウトバックでご飯にすることにしました。
「部屋に帰ってから出直しても良いんじゃない?」
出直す方が面倒だってば。

「いらっしゃいませ!禁煙席ですか、喫煙席ですか?」
禁煙席を…と答えつつ、お店でこう聞かれたのは久しぶりで驚きました。私のいるカリフォルニアではお店で禁煙は当たり前。喫煙席なんてあろうはずがないのです。

案内された隣の席では、老夫婦が何やら茶色いポテトの爆発したようなのを食べています。かなりの大きさです。
「あれ何だろう?」
「どっちにしろ、あんなの頼んだら、それだけでお腹いっぱいになっちゃうね」
(ちょっと検索したところ、こちらの料理のようです。でもこの写真よりもっと大きかったですが。)で、私たちが頼んだのはシーザーサラダとノーマルなステーキのセットです。
「サラダも食べ過ぎちゃダメだよ。ステーキ食べきれなくなるからね」
おっと、そうでした。でもお腹が空いてるので、ついパンをつまんでしまいます。隣の老夫婦は先ほどのメニューをキレイにたいらげ、続いて同じ私たちと同じ大きさのサラダを食べていました。う〜む、すごい。

メインのステーキ登場♪
「こっちのステーキってちゃんと下味をつけないからなあ」
そうそう、お肉はとても美味しいのに、きちんと塩胡椒しないで焼いて、ソースで食べさせようとするのがいけません。が!
「下味ついてるじゃん!!」
ビックリ。ここのステーキはシンプルで美味しいです。お肉には大満足!
付け合わせは全部食べれず、残してしまいました。ふと隣を見ると、老夫婦は私たちと同じステーキセットをパンも付け合わせも一緒にキレイにたいらげていました。
「何であんなに食べれるんだろう??」
「しかもビールをジョッキで3杯も飲んでるのに…」
やっぱり、アメリカ人?のお腹には勝てません。

お金を払って外に出ると、すごい数の人が待っていました。美味しいだけに納得です。ホテルに戻らず、先にレストランに来て正解でした。

カナダ滝「花火を見るベストスポットはどこですか?」
部屋に上がる前、フロントで聞くと、ニッと笑って一言。
「ユア・ルーム」
あはは。やはり、そう来たか。

「疲れたから一休みしよう」
夫は部屋から滝を眺めるというので、私はベッドに潜り込みました。疲れた〜…朝からずっと歩きっぱなしだったし。
「8時半になったら、また出掛けよう」
「うん」

で、起きたら9時半だし。
「ボクも寝ちゃった」
既に外は暗くなっています。
「滝、イルミネーションされているけど、水しぶきで白く曇ってよく見えないよ」
ホントだー。
「どうする?今から出掛ける?」
「んー、部屋から花火見ようか?」
「そうだね」

結局、椅子を2つ窓際に並べ、10時の花火まで滝を眺めることにしました。明かりをつけていると反射してよく見えないので、部屋の中は真っ暗に。
「すごいねー、滝。お金のかからない自然のアトラクションだね」
「ずっとずっとず〜っとあの水は流れてるんだもんねえ」
ナイアガラに来て正解でした。やっぱりすごいです。

9時55分。花火へのカウントダウンが始まります。56分、57分、58分、59分。
「いよいよだねえ…」
10時1分、2分、3分…あれ?
「花火は?時計遅れてる?」
「10時だよねえ??」
???10分過ぎましたが、始まりません。
「フロントに電話して聞いてみよう」
やはり10時だそうです。そして、もしやってないとしたら、中止になったのだろうということでした。
「何だい、何だいっ、せっかく待っていたのに!!」

仕方ないのでお風呂に入ろうと、バスルームで歯磨きをしていると。
「花火始まったよ!」
へ?時間を見ると10時半。30分遅れになっていたようです。
慌ててまた電気を消して、窓際で花火鑑賞。確かに部屋からよ〜く見えます。念願の花火が見れて、本当に良かった!まあ、花火自体はそんなにすごい!というほどのモノではありませんでしたけど。

今日のイベントはこれで終わり。ジャグジー付きのお風呂にのんびり入って(お風呂から滝が見れたら最高なのに!)、早々に寝ました。

ナイアガラ 2001/05 :5月27日

2001年5月27日

起きたら今にも雨が降りそうな曇り空でした。数日前に見た天気予報で、雷マークがあったのは、まんざらはずれでもないようです。外に出ると、昨日とは打って変わった寒さ。
「昨日の暑いうちに濡れモノに乗っておいて良かったねー」
インクライン・レイルウェイで降りて、ピープル・ムーバーの1日券を購入し、いざ観光へ!

…の前にお腹が空いたので、繁華街のクリントン・ヒルの近くでムーバーを下りてお昼にしました。時間をかけないためにファーストフード。一瞬、価格を見て「高い!」と思ったのですが、これはカナダドルだから。実際はアメリカと同じくらいの値段でした。
「ついでだからカジノを見て行こうか?」
隣のハードロックカフェで夫はTシャツを購入後、アメリカからこれのためだけに訪れる人もいるというカジノ・ナイアガラへ行きました。入り口にセキュリティが立っていて入りにくい…何となく場違いな雰囲気。えいっ!と思い切って行くと、
「ID見せて」
運転免許証を提示(ついに役に立ったぞ!)して、すんなり中へ。ここは未成年は入場禁止で、そのためのセキュリティだったようです。
「…ってことは、私たちは未成年に見えたってことだね」
「まあ、アジア人の歳は分かりにくいって言うし」
カジノの中は別に普通…上に行くほどにかなりの広さで、ラスベガスを思い出しました。
「そろそろ観光に行こうか」

4階(だったかな?)にも出口があったので、そこから外に出ると何と大雨!!ちょっと傘ナシで歩ける降りではありません。
「仕方ない、もう一度カジノへ入ろう」
と、そこにはまたもやセキュリティが。IDを見せてと言われるかとドキドキしながら通ると、通り過ぎる寸前に
「歳はいくつ?」
「さ、さんじゅうご」
夫は黙ってIDを見せてました。おいおい、未成年を15年も過ぎている人間に歳を聞かないでくれよ〜〜〜。

グレート・ゴージ・アドベンチャーしばらくカジノで雨が止むのを待ちましたが、どうも止みそうもありません。滝の裏側ツアーや霧の乙女号で貰ったビニールのレインコートを、そのまま着て歩いている人がたくさんいます。私たちも返さなければ良かったかな。
「傘買った方が良くない?」
カジノを出て、近くの土産物屋さんで折りたたみの傘を買いました。日本だったら、雨でも降ろうものなら、あちこちのお店でビニール傘を売ると思うのですが、ここにはそういうモノはありません。

傘が手に入ったので、雨の中ムーバー乗り場まで移動。目的地は、グレート・ゴージ・アドベンチャーです。
「で、それって何?」
「名前だけじゃ分からないねえ」
バス停に着くと目の前はお土産屋さん。そこでチケットを買い、エレベーターで地下へ下ります。通路を伝って展望台に出ると、目の前は激流でした。
激流ここはナイアガラの滝の下流…滝から落ちた莫大な量の水は、激しい急流となってここを流れているのでした。グレート・ゴージ・アドベンチャーは、それを近くで見せようというものです。
「ひえ〜、すごい」
「川沿いにずっとデッキが作られているよ」
雨も小降りになっていたので、歩いて先まで行ってみることにしました。

激流に沿って、デッキをとぼとぼ歩きます。左はガケです。
「よくこんなところにデッキ作ったよねえ」
何だかんだとデッキの一番端まで歩いてしまいました。そこにも展望スポットがあったので、ちょっとそこでも写真など。しかし雨足がまた強まってきたので、急いで戻ることにしました。
「雨やだねえ…止まないかなあ」
ムーバーの停留所に戻り、次の目的地はナイアガラ・スパニッシュ・エアロ・カーです。

ナイアガラ・スパニッシュ・エアロ・カームーバーのナイアガラ・スパニッシュ・エアロ・カー停留所で下車。まだ雨が降っています。チケット売り場には数十名ほどの列が出来ていました。時間制でチケットを売っているようなので、早く並んで少しでも早い時間のチケットをゲットせねば。

「これってゴンドラなんでしょう?」
「そう。下にワールプールっていう大きな渦巻きがあって、それを近くで見ようっていう趣旨らしい」
ふむふむ。しかしこの列、全く進みません。雨が結構降っているので、早くして欲しいんですけどねえ。
「一番前の人がずっと陣取っているよね。何やってんだろう」
でもこれはこちらではよくあること。いったい何を話しているんだ?というくらい遅いのは日常茶飯事です。
 ボツボツボツ
突然、傘に当たる雨の音が大きくなって、大粒で大量の雨に変わりました。ひえ〜っ、傘を持っていても濡れます。傘を持たずに並んでいた人は思わず退散。あらら、と思っていた傘組も、余りの雨に全員列から消えました。そして窓口閉鎖。
「雨がひどいから、運転中止だって」
がーん。楽しみにしていたのに。
「仕方ないよ、雨なんだから」
夫に慰められました。

「こんな雨じゃ、野外系は無理だね。この蝶博物館でも行く?」
「え〜、蝶が植物園みたいなところにいるだけでしょ?」
「でも仕方ないじゃん」
というワケで、普段だったら絶対に行かないだろう、ナイアガラ・パークス・バタフライ・コンサバトリィに行きました。

当然ガラガラだろうと思っていたら、同じことを考える人は多いのか、何と建物の外にまで列が。でも仕方ないので並びます。30分ほどしてようやく中へ入ることが出来ました。ムービーを見た後、蝶の飛ぶ温室へ。
「うわっ」
中は本当に蝶でいっぱい、飛びまくっています。床にとまっているのもいるので、踏まないように注意しないといけません。通路は人でいっぱい、なかなか進めません。
「こんなに大きい蝶がたくさん…」
さなぎのコーナーもあって、ちょうど脱皮している蝶もいました。もちろん青虫、芋虫もいます。
「満足、満足」
適当なところで外に出ました。

驚いたことに、入り口には先ほどより3倍くらい長い列が出来ていました。
「雨だから皆ここへ来たんだろうね〜」
ちょっとだけ小降りになってきました。

花時計ムーバーに乗ってさらに移動。観光名所の1つとして挙げられていた花時計に行きました。
「写真でも撮るか」
何だかおざなりな観光です。それもこれも天気が悪いせい。しかし花時計の仕組みを見て、帰りのムーバーを待っていると、日が差してきました。おおお、晴れた!!
「スパニッシュ・エアロ・カーに行こう!きっと復活してるよ!!」

果たして…無事に復活!ちゃんと動いてます。早速チケットを買うのに並びました。今度はすいすい進みます。さっきは前の人がつかえていたというよりも、窓口で売るのを控えていたのかも知れません。
「外側と真ん中とありますが、どうしますか?」
真ん中だとすぐに乗れますが、外側は1本待たないといけません。20分くらい何でもないので、もちろん外側です。(値段は同じ。)
やったあ、と喜んでいたら、夫は浮かない顔。
「やだなー、怖いなー」
高所恐怖症が出たようです。
「真ん中でも良かったのにー。そうだ、どんな風に動くのか、心構えのためにも確認しなきゃ」
と動いているスパニッシュ・エアロ・カーをじっと観察。どんな風に動くも…行って戻るだけなのに〜。

あーだこーだと言っていましたが、すぐに私たちの乗る回が来ました。並んでいると、
「この列は何時のですか?」
と話しかけてきた人がいました。

眺め見るとリタイアしたらしき品の良さそうなおじいさん。
「あ、この時間のだったらこの列じゃなくて次ですよ〜」
「ふむふむ。どこから来たんですか?」
「元は日本ですが、今はカリフォルニアに住んでます」
「私もカリフォルニアですよ。車で来たんですか?」
「ええっ、まさか。飛行機ですよ。車で来たんですか?」
「そう、××州を通って、××を見ながら…」
と延々と話が始まりました。ようは誰かと話したかったんですね。2泊3日で来ていると言ったら、そりゃまた短いホリデーだ、とえらく驚いていました。そんな、1ヶ月もかけて車でこちらへ来ていたら、会社をクビになっちゃいますよ。雨で仕方なく蝶を見に行ったとか、霧の乙女号は良かったとか、同じようなコースを回っていました。
「これに乗りに来たのは今日は3回目。2回とも雨で駄目だったんですよ」
そんなに乗りたかったのか…。

話している内に入場になりました。おじいさんは次の回のはずなのに、何故かちゃっかり乗ってきてます。係の人もチケットを見ても何も言わない。うう、いい加減。
「おお、動き出した…」
もっと水面近くを見れるのかと思っていたのに、結構遠いです。夫はと言えば…空を見上げてます。
「怖くて下が見れない…」
それって乗った意味がないのでは。向こう岸まで行ったら、外側の人はぐるっと回って、反対側へ。ちゃんと反対側の景色も見れるようになってます。夫はついに1回も下を見ることなく終わりました。
「ううう、怖かったよ〜」

ムーバーに乗り、滝の方まで戻ってきました。
「IMAXシアターが観たい!」
という夫のリクエストで、下りたのはスカイロン・タワーの最寄り駅。タワーの近くにシアターがあるそうです。タワーまではえっちらおっちら上り坂。
スカイロン・タワーの下は、ひろ〜いゲームセンターになっていました。広いといっても、ゲームの数の割に空間が広いという意味で、何かちょっと淋しいです。2階はお土産屋さん…いかにものお土産グッズが。
2階から外に出てしばらく行くと、ナイアガラ・フォールズIMAXシアターがありました。

私たちが観たいのは、当然ナイアガラに関するムービーです。タイムスケジュールを見ると後5分で上映!慌ててチケットを買って、列に並びました。
…が、時間が過ぎても列が動きません。あれれ〜??前に並んでいた少年も「これってこの時間の列だよねえ?」と心配して聞いてきました。ええ、そう思いますけど。
結局15分くらいの遅れで入場。こういうところでも時間がずれてるんですね。それとも今日何かアクシデントがあって、たまたまかしら?
ムービーは、思ったよりもずっと良くて、感動的でした。ナイアガラにまつわるいろいろな話をやるのですが、凍ったナイアガラを見付けて思わず祈りをささげてしまう人たちや、初めて滝からのダイブを試みた人、ボートが流されて滝から落ちてしまった少年など、美しい大画面に引き込まれて見ました。これはオススメです。
シアター横には、ムービーの中に出てきた冒険者(というか無謀?)たちの乗り物が展示されていて、それも興味深かったです。

夕方になり、そろそろお腹が空いてきました。インドカレーが食べたいねえ…でもお店はどこに?IMAXシアターの横にカレー屋さんがあったのですが、
「カジノの近くにカレー屋があったよ、見たもん」
と夫が言うので、ちょっと距離があったのですが、頑張って歩きました。でもカレー屋なんて見付かりません。
「本当に見たの?」
「あー、違った。インドの旗を見たと思ったら、ホテルのだった」
がーん。店を見たんじゃ、なかったんかい。
仕方なく、カレー屋を求めてナイアガラ一の繁華街、クリフトン・ヒルをさまようことにしました。

そこで気付いたのですが、ここは異常にお化け屋敷系のアトラクションが多いです。蝋人形館やギネス・ミュージアム、リップリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット(奇物・奇人館)は観光地にはつきものですが、ここにはドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男、ミイラ男、宇宙人…と、ありとあらゆる怖い系キャラが独立したアトラクションとしてお化け屋敷しています。本当にビックリするくらい多くて、こんなに需要があるのかしら?と不思議に思いました。
そうそう、道端には奇妙な仮装をした客引きがいるのですが、姿形は怖い系なのに、靴はスニーカーなのが笑えます。

結局、カレー屋さんは見付からず、中華屋さんで夕食。味は可もなく不可もなく、といった感じでした。

ちょっとだけ夜景モードのアメリカ滝夕食を食べ終わり、また滝の方へ下りてきました。もうすぐ日没、辺りはブルー・ワールドです。霧の乙女号はもう終了していて、誰も乗っていない船だけが泊まっていました。
「この滝も見納めだねえ」
アメリカ滝の前を通り、カナダ滝へと歩いているときにイルミネーションが始まりました。カナダ側の建物から滝に向かってライトを当てているのですが、ちょっと苦しいかな?何しろ水しぶきがすごいので、滝に届かず、前の水煙に吸収されてしまうのです。
「また雨〜」
いえいえ、滝の水しぶきでした。道路はしっぽりと濡れています。
名残惜しくて、テーブル・ロック・ハウスで温かい飲み物を買い、しばらくカナダ滝を眺めました。滝の際にこんなに近づけるなんて、やっぱりすごいです。

ナイアガラ 2001/05 :5月28日

2001年5月28日

翌日は約束していたタクシーの運ちゃんに電話をし、迎えに来てもらいました。顔を見て「あれ、こんな人だっけかなあ?」と思っていたら、やっぱり別の人だったようです。下手な挨拶をしなくて良かった…。

橋がめちゃ混みだったので、彼の判断により別の場所へと移動、えらい長く乗っていたので私は途中で寝てしまったのですが、アメリカへの入国審査はパスポートがあるのを見せるだけでOKでした。簡単です。飛行機の時間にも余裕で間に合い、無事サンフランシスコへと帰りました。

何回も行く場所ではないかも知れませんが、ナイアガラ、気に入りました。今度は冬のナイアガラが観てみたいな…かなり寒いと思いますが。

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