サンフランシスコからマウイは、直行で約5時間。お昼の12時発という余裕の便で、マウイに着いたのは時差3時間をマイナスした2時頃でした。飛行機はガラガラで、2−3−2の席配分で真ん中はほぼ空き、後ろ7〜8列は誰もいない状態でした。
「暑いねー、やっぱり。風が強いぜ」
1週間前からチェックしていた天気予報では、明日とその次の日が雨マーク。何でこんな前から分かるんじゃい!と思っていましたが、ずっ〜とマークが変わることなく、ようやく風強しだけになったのは、出発前日でした。ちょっと雲は多めですが、青空も見えるし、大丈夫でしょう!
レンタカーをして真っ先に向かったのは、空港からも近いマウイ・モールの中にある、タサカ・グリグリ・アイス。友人に美味しいから絶対に行ってー!と言われていました。2スクープで1ドル。味は2種類あって、ストロベリーとパイナップルでした。さっぱりして美味しいです。
「買って帰って、部屋でも食べようよ」
2ポンドずつお買い上げ。溶けない内にと、急いで宿泊予定のカアナパリのコンドミニアムへと向かいました。
「そんなに大きい島じゃないよねえ」
と舐めきっていた私たち。甘い、甘い、甘過ぎでした。実際、カアナパリに着いたのは1時間後(途中ちょっと道に迷ったのも含む)、アイスが溶け始めていました。
「風強い〜」
部屋のドアを開けると、そこにはまたドアがあり、それが風避け用のドアでした。必ず閉めて下さいとあります。
「うわー、広いじゃん」
コンドミニアムなので、キッチン、ランドリー付き。ベッドルームとリビングは別で、大きな窓とバルコニーからは海が。もう一面海です。ところでバルコニーへのドアを開けていると、部屋から外へ出るドアに自動ロックがかかり、ここはかなり風が強い場所なんだなということが予想されました。風が吹き抜けて、部屋の中がぐちゃぐちゃになってしまうのでしょうか。
「海岸を散歩しようよ〜」
洋服を着替えるついでに、カバンから持ってきた服を全てウォークインクローゼットにしまい、靴もサンダルに履き替えて外に出ました。コンドミニアムに付いているプールでは数人の子ども達が遊んでいました。さて、海の水は…
「温い」
これなら海でも泳げそうです。砂浜で波に足を取られながらしばらく歩き、コンドミニアムに帰ってきました。砂浜の前では、本を読みつつのったり寝そべっている人がちらほら。
「ねえ、ねえ、部屋によって違うんだね」
バルコニーに並んでいるテーブルや椅子の種類が、部屋によってまちまちです。プラスチックの安物アリ、ガラスで出来た高そうな物アリ。
「ああ、ここはそれぞれの部屋が全部誰かの所有だから、部屋によって家具や備品が違うんだよ」
「えー、そうなんだ。じゃあ、ビデオ、ステレオ、DVDデッキまであった私たちの部屋は結構良い部屋?」
「どうだろうねえ」
なるほど…では所有者は、いつか自分でここに住むのかも知れないですね、老後とか。ほぉ〜、羨ましいこってス。コンドミニアムのキッチンは見た目は綺麗でしたが、オープンカウンターにはちょこちょこ蟻が歩いてました。冷蔵庫しか使わなかったので構わないのですが。
「あ〜、お腹空いたー!」
飛行機の中で一応お昼は出ましたが、パンの代わりにクッキーが付いていただけで、ハムみたいな牛肉もマッシュポテトも余り食べられなかった私は、お腹の虫がキューキュー鳴いていました。
「じゃあ、ちょっと早いけど夕食にする?」
「うん、時差ボケで早く眠くなるだろうしね」
向かった先は、私たちのいるカアナパリという町の繁華街に当たる、ホエラーズ・ビレッジというショッピングセンターです。
「HULA GRILLというお店がオススメらしいよ」
ショッピングセンターにはお土産屋さんやブランド店がたくさん入っていました。私たちは真っ直ぐレストランへ。
「予約してないんですが」
と言ったら、用意が出来たら呼びます、とポケベルを渡されました。私たちのように待っている人も何組かいますが、基本的に皆、予約しているようです。
「前にいた人のホテル、聞いた?リッツカールトンだって」
「どへー、そんなお金持ちが」
レストランでは名前と共に、何故か宿泊先も訊かれました。
レストランは奥が海、砂浜に面していて、もうじき日没でした。店内では生バンドがハワイらしい曲を演奏しています。店員の制服はアロハ、お客さんも皆、ラフな格好です。
「うーん、ハワイみたいだ」
「ハワイだよ」
待っている間に太陽が沈みました。綺麗っ。少し雲が多いですが、まあまあの天気です。
かなり待たされて、ようやく席に案内されました。
「やっぱり魚料理でしょ。マヒマヒ?オノ?」
味はまあまあ、でも格別美味しいっっ!とまでは思いませんでした。お腹いっぱいで満足。
レストランを出ると、もう夜でした。
「あ、水買っていかなきゃ。ペットボトル」
ABCマートに入ると、ハワイの水?が99セントの安売りをしていたので、それを買いました。レジに置いてあった新聞の見出しが、『ストームなんちゃら〜』とあったのがちと気掛かり…台風?
でも部屋に戻ってバルコニーから空を見ると、星がいっぱい見えました。
「すごいよー、星ってこんなにあるんだー。プラネタリウムみたい〜」
と夫は大感激。いつまでも空を見てました。
いつも水の出が気になるシャワーですが、ここはホテルと違うせいか、どばどば出ました。普通はカランではたくさん出ても、シャワーになると途端に少なくなるものですけどね。久し振りに気持ちの良いシャワーでした。
夫はシャワーを終えた後、「大変だぁ〜!」と大騒ぎ。何かと思えば、「パンツ持ってくるの忘れた」と。「靴下はパッキングの時に出していたのに?」「パンツは入れ忘れた。どうしよう、はいてきた1枚しかないよぉ」…毎日洗濯する、ってのもねえ。ずっと水着でいるか?!

「天気悪いのは仕方ないよ、それよりラハイナの町でも見て、お昼にしようよ」
お昼をどうするかで悩みました。ガイドブックによく載っているチーズ・バーガー・イン・パラダイスは、「所詮チーズバーガー。ここまで来て食べたくないなあ」だし、ババ・ガンプ・シュリンプも「サンフランシスコにあるよ」だし。うろうろしたあげく、Longhi'sというアメリカン&イタリアンのお店に入りました。何となく、雰囲気が良さそうだったので。
部屋に戻ると、結構日が差していて暑くなっていました。
ざざー、ざざー、とまた波の音で目が覚めました。目が覚めた時が起きる時…バケーションの素晴らしさです。
「まだ時間あるから、鯨博物館でも観る?」
お迎えのバスに乗って、ハレアカラ火山での日没&天体観測ツアーへ。まずはツアー会社のオフィスで手続きです。
そしてバス3つに分かれて出発。途中で体を高度に慣らすため、2回の休憩があります。ハレアカラは標高3055メートル、頂上は雲の上です。
ようやく頂上に到着しました。
「わーい、シュノーケリングしよう!」
過酷だった午前中のシュノーケリングツアーを癒すべく、午後は波の音を聞きながらのお昼寝&読書となりました。極楽、極楽。とは言え、朝から何も食べてないので、お腹が空いてきました。
「すごーい、ムードたっぷり♪」
日没になり、会場内はとても良い雰囲気です。
そしていよいよ、ショーが始まりました。私たちの席はお座敷タイプのせいか、「自宅でテレビ見てるのかい?」みたいに寝っ転がって見ている人もいて、私たちもくつろいでショーを観ました。