グランドサークル 2003/11 :11月22日 ラスベガス

2003年11月22日

ラスベガスに着いてまず最初にしたのはモーテルのチェックイン。いつもはストリップ沿いのホテルに泊まりますが、今回は1泊だし節約しました。でもモーテル、なかなか良いです。キッチンや電子レンジまであって感動しました。車があれば移動もそう面倒ではないし、モーテルに泊まるのは良い選択かも知れません。

その後、朝から食事をしていなかったので(お昼を買う余裕がありませんでした)、マンダレイベイのバフェィに直行しました。ここは余り混んでいないし、カニとエビが大きくて美味しいのです。…のはずでしたが、今回のカニは時期ではないのか?いまいちでした。あと塩分がきつすぎる!たくさん食べれないようにしたのかと勘ぐりたくなりました。エビは相変わらず大きくて美味しいですが、切り目が入っていないので剥くのが面倒でした。うーん、でもまあまあ満足です。

8時のショーを観るために、TI(旧トレジャーアイランド)へ移動。駐車場からえっちらおっちらとカジノを抜け、正面入り口に行くと、
「ここを通れるのは宿泊者だけ」
とのこと。げげげっ、と横の入り口まで回り、ショーをやるホテル正面の池まで行きました。これがまあ、すごい人です。しかも通行制限をしていて、池を正面にして左からは入れず、右端まで歩けと言います。てな訳で、ホテル正面を横断…一番端まで歩いて、ショーの見える池の前まで来た頃には、ショーが始まろうとしていました。
『ザ・サイレンス・オブ・TI』は、以前やっていた海賊船ショーとほぼ同じコンセプトで、海賊船と英国船が女性船と男性船に変わっただけ。大砲と放水でドンパチやるのも同じで、最後に片方が沈むのも一緒でした。違っていたのは、この後に何故かライブ演奏で盛り上がるところです。
うむむ、30分と長いショーになっていましたが、個人的には前の方が良かったような…。

TIまで来たので、ついでにミラージュまで歩いて、ジークフリード&ロイの像の前まで行ってみました。先月のニュースではここが、お見舞いの花束や手紙で埋もれていたのですが、既に全て片付けられた後でした。
雑誌やビルボードの広告では、今でも2人の写真が見れますが、内容はトラやライオンのいる同ホテルのシークレット・ガーデン、もしくはロイの復活を願うものでした。

10時からは、モンテカルロでランス・バートンのショーを観ました。彼のショーは2000年に1度観ているのですが、7時の回はファミリー向け、10時の回は大人向けで、内容がちょっと違うらしいのです。前回観たのは7時だったので、大人向けも観るぞ!となった次第です。
結果:ほとんど違いがなかったような…。子どもをステージに上げるというパフォーマンスがないということでしたが、しっかりありました。1つだけ「これは観てないな」というのがありましたが、それが10時だからなのか、2年前とは違うからなのか、分かりません。うーむ、ちょっとガッカリ。
席は前から3列目だったので、手の動きなどよく見れて良かったです。そうそう貰ったパンフレットは、2年前の物と比べたら、4ページ分増えていました。

ラスベガスはこれで終わり。明日からドライブでの旅が始まります。

グランドサークル 2003/11 :11月23日 ザイオン国立公園

2003年11月23日

ラスベガスを朝の9時に出発、ザイオン国立公園へと向かいました。車で2時間、時差もあるので公園の南口に着いたのはお昼くらい。手前のスプリングデールという町にはレストランやお土産屋さんがたくさんあったので、そこでご飯にすることにしました。
「どこで食べる?」
「どこで食べても大差ないでしょ」

スイッチバックで入ったのがスイッチバック(SWITCHBACK)というところです。入り口右手にいやに充実したお土産屋さんがあり、左手にレストランがあります。入ってビックリ、高級店?という装いです。でもそこは夜だけ、ランチはさらに先に行ったところで、カウンターで頼んで自由着席タイプでした。
「ハンバーガー、ホットドック…」
ありがちなラインナップです。でもハンバーガーの肉は自家製ということだったので、2人ともハンバーガーにしました。ポテトチップスがおまけに付いてます。奥にある鉄板で肉が焼かれ始め、私たちはチップスを食べながら待ちました。
「寒いよ、ここ…」
よく見たら一部、屋外でした。夏にはオープンテラスにするのでしょう。
「でも設備良いよねえ、ここ」
お店も綺麗だし、まだ新しく見えます。私たちの他には、家族連れ1組しかいませんでしたが、ここには巨大テレビモニターが3つくらいあり、全て違うチャンネルを放送していました。お金かかってます。
「お待たせしましたー」
ハンバーガーの出来上がり。どでかいピクルスが付いていましたがそれは避けて、レタスとトマトを挟んでパクッ。
「美味いっ!」
予想外の美味しさです。手作りお肉は伊達じゃありません。「本当に美味いよ、これ」と夫は5回くらい言ってました。良かったねー…。で余りに感動した夫は、ここのロゴ入りTシャツまで買っていました<そこまでする?
そうそう、私はここでおトイレを借りたのですが、入ると自動で電気が付くシステムで驚きました。もちろん中も綺麗です。お金かかってますねー、すごいですねー。

ビジターセンター美味しいモノを食べて満足したところで、ザイオン国立公園へ。マップをもらい、まずはビジターセンターへ行きました。ここの背後にある大岩壁は、ウォッチマンという名前が付いているそうです。
でも何か、似たような岩が多くて、どれがどれやら…。写真の整理をしながら四苦八苦しております。

ザイオン国立公園は、夏は環境汚染緩和のためシャトルバスに乗らないといけませんが、オフシーズンの今はマイカー乗り入れが出来ます。目指すはザイオンキャニオン・シーニックドライブ。ビジターセンターから走り出すと、すぐ左手に博物館がありました。
「ここはパスでいいよね?」
「でもここの裏手からの眺めが良いらしいよ」
ならばと降りて写真を撮りました。左手の高いのはウエストテンプルというそうです。

タワーズ・オブ・ザ・バージンシーニックドライブに入ってすぐに、エメラルドプールの看板がありました。往復1〜2時間歩かないといけないようです。
「池か…寒いな」
寒そうなので止めました。天気は良いけれど、むちゃくちゃ寒いのです。

次にあったのがウィーピングロック。大岩の一部が剥がれ落ち、そこから水が滴って泣いている(ウィーピング)しているように見えるそうです。上で降った雨が染みこみ、そこから染みだしているとのこと。池と同じく、駐車場からは見えません。
「歩くんだー、ここもいいか?」
「えー、往復30分だよ、歩こうよ!」
こんなことを言っていたら、何も見れませんものね。しかし寒いーっ、山の寒さはハンパで無いです。と、ありました、ウィーピングロック。染みだした水が氷ってます。頭上には氷柱がいっぱい。それだけ温度が低いってことですね。
ウィーピングロック「綺麗〜」
何とも幻想的な光景でした。

ウィーピングロックを後にし、シーニックドライブの突き当たりであるテンプル・オブ・シナワバまでやってきました。ここからトレイルがバージン川沿いに続いているそうですが、本当のザイオンの魅力はここから始まります。川の中にジャブジャブ入って、さかのぼるのが醍醐味とのこと。
「…今やったら死ぬって」
足の感覚がなくなり凍傷必至です。しかも流れが強いそうです。やはり夏ですね、オンシーズンは。

ビッグベンドUターンして戻る途中、ビッグベンドというところで停まって写真を撮りました。遠くにぼんやり見えるプリン型のがグレート・ホワイト・スローン、手前の赤いのがエンジェルスランディング…かな、多分??
小さい駐車場でしたが全て埋まっていて、乗っていた人は今どこを歩いているんだろう〜?と思いました。寒いのにー。

シーニックドライブとサヨナラし、くねくねした山道を登りながらザイオン・マウントカーメル・ハイウェイに向かいました。長いトンネルの手前に、岩壁がぼこっとアーチ上にへこんでいるのはグレートアーチと呼ばれていますが(でも穴は空いてないのでアーチとは言えないと思ふ)、車を停める場所がなかったので写真は撮れませんでした。実はトンネルの中にもいくつか見学スポットのようにくり抜かれているところがあるのですが、もちろん中で車は停められません。歩く人がいるのでしょうか、まさかなあ?
トンネルを抜けてしばらくすると、今までとはまた違った景色が広がります。有名なのはチェッカーボードメサというマス目模様のどでかい岩ですが、似たのがいっぱいあってきょろきょろしてしまいました。

グランドサークル 2003/11 :11月24日 ブライスキャニオン国立公園

2003年11月24日

ブライスキャニオン1時間半をかけブライスキャニオン国立公園へやってきました。ゲートには雪が残ってます。寒いーっ。
「今から入ってもすぐに暗くなっちゃうから、今日はここで写真だけ撮ろう」
で入り口の写真だけ撮りました。パシャッ。

今日の宿は、ここを少しだけ戻ったところにある、ベスト・ウェスタン・ルビーズ・インです。とても大きなモーテルで、レストラン、大きなギフトショップ、充実のジェネラルストア、ガスステーション、室内プールと何でもありました。部屋もとても綺麗で大満足。
荷物を置いた後、ショップ巡りをして、少し早いけれど夕食にしました。オフシーズンだから混んでないかと思いきや、これがなかなかの盛況です。食事はまあまあ、途中で生演奏もあって楽しめました。そしてレストランを出ると待ち客の列が出来ていました。早めに食べて正解です。

ベスト・ウェスタン・ルビーズ・イン「ここって全米で一番空気が澄んだ場所で、標高も高いから星が綺麗らしいよ」
「えー、ホント?見る、見る!」
「じゃあ私がお風呂に入っている間に行ってきなよ」
寒いので外にもう出たくない私です。
「うん、そうする」
本当に行ったのかな?と思いつつお風呂から上がると、
「行ってきた!怖いくらいに凄かった!ハワイより凄かったよー!」
と夫は大興奮。この日はちょうど新月で月明かりもなく、まさに満天の星空だったそうです。街灯もないので、闇の中で見えるのはウサギ?の目だけ。てか、動物に襲われそうで怖かったみたいです。

トレイルから今日は朝からブライスキャニオン国立公園観光です。

車に行ってまず驚いたのは、車が凍っていたこと。全体が綺麗な雪の結晶で覆われていました。エンジンを入れてもなかなか温まらないし、結晶も溶けません。車の中はひんやりしていて、コートまで着込んでいるのに、寒い、寒い、寒い。
「ガソリンを入れていこう」
とガスステーションに寄ったら、寒さのせいか?上手く動きません。フロントガラスの結晶を落とそうとしたら、石けん水が氷っていて道具(ワイパーのような物)が取り出せませんでした。

ポイントへの道気を取り直して公園へ。入ってすぐ左手に、サンライズ・ポイント、サンセット・ポイント、インスピレーション・ポイント、ブライス・ポイントと見るところが固まってあります。
どこもガラガラ、いても1組くらいで、皆寒さのせいか早々に引き上げていました。私たちも我慢して見ていましたが、風が吹くと寒くて寒くて、デジカメのバッテリーは死ぬし、
「限界、限界!」
と車に逃げ込みました。

そんな中一カ所だけ、トレイルを少しだけ降りてみました。そこは風が余りなかったのと、寒さに慣れてきたおかげです。
「誰も歩いたあとがないねー」
と雪道をざくざく。私たちが立ち止まって喋るのをやめると、かすかな風の音以外、全く音がしなくなります。尖った奇妙な形の赤い岩達と雪、実に幻想的な風景でした。

ナチュラルブリッジパークのさらに奥には、まだまだたくさんのビュー・ポイントがあります。積雪期には閉鎖とあったので心配していましたが、通行できたので奥まで行ってみました。が、遠いです。車の中で体が温まってきて、うとうとしてしまいました。
「着いたよー」
の声にハッと見ると、そこは最南端のレインボーポイント。数台車が停まっていて、プロ?と思うような三脚で写真を撮っている人が3組いました。ここからは広大な景色が眺められます。でも寒いです<こればっか。

戻る途中でもいくつかポイントを見ました。ナチュラルブリッジがなかなか良かったです

ブライスキャニオンブライスキャニオンブライスキャニオン

オールド・ブライス・タウン・ショップス「お昼どうする〜?」
「って、ここらへんには1つしかないでしょ」
で再びルビーズ・インに戻ってきました。昨日の夕食に続いて、今日のお昼もここで。さすがに空いてるわねえ、と思っていたら、団体バスが来て日本人のツアーがどやどやと入ってきました。
「お飲み物は料金に入ってます。ビールなどのアルコールは有料になります」
と各テーブルにツアコンのお姉さんが言い回っていました。続いてまたバスが到着。私たちが出る頃には、再び列が出来ていました。危ないところでした、早めに入って良かったです。

ところでルビーズ・インの前は、オールド・ブライス・タウン・ショップスというお土産屋さんがずらりと並んでいるはずだったのですが、オフ・シーズンのため全て閉鎖していました。雪をかぶって、そこだけゴーストタウンみたいでした。

岩絵ブライスキャニオンを後にし、今日の宿泊地モアブへと向かいます。3時間ほどして着いたのは、キャピトルリーフ国立公園です。
と言ってもわざわざ寄ったのではなく、通り道に公園があったという感じです。ここは果物狩りのアトラクションがあるそうですが、当然冬はお休み。特にめぼしいものもなく、岩絵だけ見てきました。
何となく宇宙人みたい??これ、思ったよりも高い場所にありまして、設置されている望遠鏡を使って見ます。夏はこれに列が出来るのでしょうが、この時いたのは私たちだけ。望遠鏡が冷たくて、見ていて手が痛くなりました。

「次、行こう、次!」
ゴブリンバレー州立公園ここからモアブまではまた3時間…ですが、途中で寄り道して、ゴブリンバレー州立公園に行きました。いつまでたっても真っ〜〜〜〜直ぐな道の途中を左にかなり行くとある公園です。舗装されてない道路になって不安になりました。ここにあるのは、ちょっと変わった形の岩達。なかなか面白かったのですが、そろそろ日没、暗くなってしまうので泣く泣く先を急ぎました。
そうそう、ここでトイレを借りたのですが、何故か電気のスイッチが無く(見付からず)、薄暗い中で入りました。誰もいないから良かったですが、ちょっとドキドキでした。

モアブに着く前から辺りは真っ暗。アメリカには街灯がないので、本当に暗いです。モーテルにチェックイン後、ピザ屋さんへ行きました。チェーン店は嫌だというので、地元のお店に行ったのですが、ここはサラダまでオーダーしてからしっかり手作りで美味しかったです。長距離の移動に疲れました。

グランドサークル 2003/11 :11月25日 アーチーズ国立公園

2003年11月25日

バランス・ロック早起きしてアーチーズ国立公園へ。モアブの町のすぐ隣という感じです。入り口を入るとすぐにビジターセンターがあり、くねくねした急坂を上ると、その向こうに目的の公園が広がっています。
「アーチーズっていう位だから、アーチがごろごろあるんでしょう?」
しかし見えたのはものすごい迫力の巨岩たち。3人の人が集まっているような形のスリーゴシップ、羊みたいなシープロック…これらも感動的ですが、期待していたのとは違うような?

バランス・ロック「もうすぐバランス・ロックが見えるよ」
バランス・ロック?どれどれ?うーん、あちこちの岩が皆バランス・ロックに見えます。と思っている内に標識がありました、到着です。思ったよりも大きいです。回りを歩くトレイルがあったので、行ってみました。朝早いせいか誰もいません。
これのすぐ隣に、バランス・ロックの小さい版の岩もあったのですが、嵐の時に崩れてしまったそうです。なのでこのバランス・ロックが崩れるのも時間の問題とか。そうしたらここは、バランス・ロック跡地になるんですかね?

スリーゴシップ大きいっデリケートアーチ

次に向かったのはアーチーズ国立公園のメイン?、デリケートアーチです。でもこれは往復2〜3時間のトレイルを歩かないと見れません。もちろん行きます。まずは出発前に駐車場のトイレへ…水洗ではありませんでした。便器の中は真っ暗で底が見えず、冷たい風が吹いていました。怖い〜。手を洗う場所も無かったので、雪で手を洗いました。寒っ。水が来てないみたいです。
「デリケートアーチって午前中は逆光になるってガイドブックに書いてあるよ」
「じゃあ、反対側に回って撮れば良いじゃん」
夫のこの言葉が絶対に不可能であることは、実際にそこに到達した時に判明しました…。

トレイルいよいよデリケートアーチに向けて出発です。私たちの他には車は1台だけ、アジア人のカップルのようで、先に出発して既に姿が見えなくなっていました。
「よーし、張り切って行くぞー!」
小さな橋があり、しばらくは野原のような道が続きます。辺りには少しだけ雪が積もり、空は雲が一面に覆っていて太陽は見えません。小山を越える頃には、体が温まってポカポカしてきました。途中からは道無き道になり、岩の上を歩いたり、雪が積もって凍っていたりと、なかなかハードです。
そして面白いと思ったのは、このトレイルの目印。平たい石が積まれていて、それを探しながら歩いていきます。何せ他に歩いている人がいなかったので、前の人に着いていくということが出来ず、目印を探してキョロキョロすることもありました。
「いたずらする人とかいないのかな。そんなことしたら洒落にならないか」
「レンジャーが時々チェックしに来るんじゃないの?」
気分はまさに、子どもの頃の冒険。後から来たアジア人カップルに追いつかれた頃には、私たちも前のカップルに追いついて、皆でデリケートアーチ目指して歩きました。

デリケートアーチ「うわ、滑るよー」
地面(の上の氷)がツルツルしてます。スペースは人が2人歩ける程度、右は岩壁。岩壁寄りは氷がなかったので、壁を伝いながら歩きました。時々壁に流れた水が氷っていて手が冷たいです。
「おー」
右の壁が切れた途端、デリケートアーチの姿が見えました。私は勝手に、写真などを見て、デリケートアーチは平らな野原や岩場にあるのだと思っていましたが、実は岩山の上、足下は斜め、その先は絶壁でした。
「逆光なら反対に回れば良いって…反対なんて行けないじゃない!」
幸い曇っていたので逆光問題はありませんでしたが、デリケートアーチの向こうは崖です。写真だとよく分かりませんが、アーチに向けて傾斜していて、例えばボールを置いたらものすごい勢いで転がって崖の下に落ちていく、くらい斜めになっています。(もちろん柵なんてありません。)こんな高所でなければ平気ですが、もし足を滑らせたらと思うと、緊張に体が…。

そしてこのデリケートアーチ、行きはよいよい帰りは怖いでもあったのでした。

デリケートアーチを満喫し、そろそろ帰ることにしました。他のアジア人カップル達(全員中国人でした)はまだ写真を撮っています。先ほどの地面の氷った狭い通路、今度は左側が岩壁になるのですが、何故か先ほどと違って歩きにくい!右利きの故でしょうか、行きのように壁寄りを歩けません。
「滑る〜」
と、何と向こうから白人女性が1人でやってきました。うわ、ここで擦れ違うのかい。でも仕方がありません。出来るだけ壁に寄って道を空けました。
「大丈夫〜?」
私のへっぴり腰を心配されてしまいました。え、ええ、何とか。

ようやくそこを抜けても、氷っている下り箇所が続きます。上りは平気だったのに、下りはツルツルして怖いこと、怖いこと。
「滑るよ〜」
「出来るだけ足を平らに下ろして、面積を増やせば滑りにくいよ」
夫がそうアドバイスしますが、滑るものは滑ります。
「あっ!」
ツルンと両足を取られ転倒、氷っていたので滑って頭が地面に触れるくらいまで横になりました。そして何故か前にいた夫は私の膝の上にお座り。
「イターイ、ひどーい」
涙を流しながら2人で大爆笑。ここまで派手に転ぶとは。
「何で支えてくれないのー?自分は私の上に乗っかるしー」
「足にタックルされたら転ぶってば」
幸い服も全く汚れず(完璧に氷ってましたから)、無意識に防御の姿勢を取ったのか?夫と手を繋いでいた右腕の肘にカサブタが出来ただけで無傷でした。いやはや、誰も見ていなくて本当に良かったです。

岩絵トレイルの最後にまた岩絵を見ました。馬に乗っている人と鹿でしょうか。
車に戻ると12時過ぎ…2時間半近く歩いていたようです。日頃の運動の成果か、足には来ませんでしたが、傾斜が多くて腹筋を使ったのか、翌日、横っ腹が痛かったです。

車で行けるデリケートアーチのビューポイントをチェック。遠くに小さ〜くアーチが見えました。あそこにいたんですねー。下りてくる時に擦れ違った人たちは、今あそこにいるのでしょうか。
その後、時間がないのでデビルス・ガーデンは諦め、ウィンドウ・セクションでいくつかアーチを見ました。今度は雪のない時に、じっくりと全てのトレイルを制覇してみたいです。

「お昼どうする?」
「ハンバーガーはもう飽きた。タコベル行きたい」
「モアブにあるかなー」
私たちにはカーナビという強い味方が付いています。近辺のレストランで検索すると、しっかりタコベルがありました。カーナビの指示に合わせ、車を進めます。
が、着きましたの合図があっても、タコベルがありません。2周したけれどやっぱりありません。
「もしかしてつぶれた?」
そう言われると、それらしきお店があります。そんなーーー。
「マクドナルドで良い?」
ガッカリ…でも時間がないので仕方ありません。次はキャニオンランズ国立公園に行かないとならないのです。

ドライブスルーでチーズバーガーを食べながら、カーナビにキャニオンランズ国立公園をインプット。???3分で着くとな?そんなに近くないでしょう。???カーナビの地図だと、モアブの町内にあるみたいです。
「何だこれー。モーテルじゃないんだぞ?」
おかげで町をうろうろしちゃいました。カーナビのデータが間違っていたのだと思います。こんなこともあるんですね、カーナビ2連敗。

キャニオンランズ国立公園キャニオンランズ国立公園にやってきました。
まず真っ先に行ったのはトイレです<オイ。タコベルのお店で食べようと思ったら、マクドナルドのドライブスルーになってしまったため、トイレに入れなかったのです。そしてここのトイレも、水洗ではなくて、便器の中は真っ暗、底見えずでした。ここらへんは水が来ていないのでしょうか?ザイオンの暖房トイレが懐かしいです。
でもここでは1つ発見がありました。手を洗う代わりに、サニタリーのジェルがあったのです。説明を読むと、ジェルを手で擦り合わせるだけで、水やティッシュを使わなくても手が綺麗になるそうです。試したところ、すぐに蒸発しました。よくお弁当に付いている、小さく折られた手拭きがありますが、あれと同じ匂いがしました。でもトイレの後は水で手を洗いたくなりましたが…習慣ですね。

キャニオンランズ国立公園さて、この公園はオフロードで有名なのですが、それは時間がないので、アイランド・イン・ザ・スカイというビュー・ポイントだけ観てきました。グランドキャニオンをしのぐ景観と聞きましたが、本当にある意味、グランドキャニオンを超える雄大さでした。ああ、写真では全然あの感動が伝わりません。見渡す限りずっと続くこの景色は、どうしようもなく絶望的でもありました。

「そろそろ行かないとまたモーテルに入るのが遅くなるよ」
ここから今日の宿泊地、デュランゴまでは4時間以上かかるのです。

無事モーテルにチェックイン、部屋が寒いです。暖房が壊れていると言いに行ったら、温風が出るまでに20分かかると言われました。じゃあ夕食をして帰ってきたら暖まっているかなと、町の中華屋さんへ行くことにしました。もうお肉は飽きました。
「ワンタンスープと、シーフード硬焼きそばと…」
いつも家の近所の中華屋さんで食べている、お気に入りの味を思い出してオーダーしました。しかし出てきたのは、
「ワンタンスープっていうか、ワンタンも入っているスープ??」
ブロッコリーなどの野菜がどっさり、近所の中華屋さんでは使われていないクワイまで入っていて驚きました。
「へえ、ここらへんじゃ使うんだねえ」
反対に、近所の中華屋さんでよく使われている青梗菜は入っていません。そして硬焼きそばは、
「うどん…?」
一応焦げ目はありましたが、これは違うでしょう。具はワンタンスープで使われていた物に、エビや偽カニが…。
「やられた。CAのつもりで頼んじゃダメだった」
ああ〜、スキーリゾートの観光地でもこれなんですね。

おまけに部屋に帰ったら突然の腹痛、嘔吐、どうやら私がアレルギーの山芋が使われていたようです。夫が心配しておろおろしていましたが、私は吐いたらスッキリ。それよりも、温風が出ても1時間に1度しか温度が上がらない部屋の暖房にムカムカでした。早くチェックアウトしたーい。

グランドサークル 2003/11 :11月26日 メサベルデ国立公園

2003年11月26日

朝起きたら部屋がちょうど良い温度になっていました。でも外は極寒、再び車が結晶で覆われていました。
「もっと寒くなって、雪が降ってくれないと商売あがったりよー」
とモーテルの人。スキーリゾート地ですからね。でもあの暖房で雪が降ったら、部屋で凍えてしまいそうです。

遠くからさて、今日の目的はメサベルデ国立公園です。アメリカでは唯一の自然遺産以外の国立公園であり、ユネスコの世界遺産にも登録されている、アメリカにしては珍しい、遺跡を観ることが出来る場所です。今から1400年も前に高度な文明を持った人々がここに住み、そして何故か約700年後に建設途中の住居や建物を捨てて、どこかへ移動してしまったのだそうです。ここにはたくさんの遺跡が保存されています。
「10時のツアーに参加したいね」
デュランゴからは約50分(遠い…)、そして公園の入り口からビジターセンターまでがまた30分くらい(遠い…)、そして冬期はビジセンが閉鎖されているので、チェイパン・メサ博物館へ、さらに15分かかります。一山、二山越える?という感じで、どんどんくねくねした道を上り、その眺めがまた素晴らしいものでした。(朝早かったので、私は途中で寝てしまいましたが。)

メサベルデ国立公園博物館には9時半に到着。山の上だし、寒いです。
「ツアーは予約要りませんよ。ムービーが今始まったところなので、ぜひご覧下さい」
部屋に入ったら誰もいませんでした。もしかしてツアーもガラガラでしょうか。これから行くツアーは、スプルースツリー・ハウスで、夏期は自由に見学出来るそうですが、冬期は1日3回のツアーのみとなります。冬期はクリフ・パレスやバルコニー・ハウスへのツアーもないし、来るなら夏だなと、ムービーを見ながらガイドブックを斜め読みして思いました。

10時に集合場所に行くと、20人くらいの人が集まっていました。レンジャーの説明を聞きながら、ゆっくりと遺跡へ向かいます。岩の上からこれから行く遺跡が見えました。遺跡は、断崖の真ん中にぽっかり空いた中にあります。遺跡の上、つまり断崖の上は緑で覆われています。どうやってこんなところに住居を造ったのでしょうね??

メサベルデ国立公園スプルースツリー・ハウスまで来ました。2階建て、3階建ての家が残っています。丸太を通して補強?されているのですが、その丸太は当時のままだそうです。四角い窓とT字型の窓がありますが、レンジャーの方曰く、T字の方はドアの役目をしていたのではないかと。
面白いのはキバと呼ばれる地下にある丸い部屋で、床には火を焚く場所、そしてその前には外に通じている空気穴と、風が火を消さないように穴と火の間に石がありました。当時の人のリビングルームかと思ったら、儀式用らしいです。でもそれも本当かは分からないですよね。
ここには解放されているキバがあって、ハシゴで地下にあるキバに降りることが出来ます。中は電気もない(当たり前)丸い部屋です。こんなところにいたのねえ、と感慨深いものがありました。

メサベルデ国立公園、キバそれにしても寒いです。夏期は自由に見学出来るということでしたが、それはきっとレンジャーの方が在中されるのだと思います。で、冬期は寒すぎていられないのでツアー制度にしたのではないでしょうか。

ツアー終了後、早めでしたがパーク内のレストランでお昼にしました。暖かい室内にホッ、寒さと重いコートに肩がかなり凝ってきました。
「ツアーはないけど、あと外から見れるところだけ見ていく?」
「そうだね」
メサベルデ国立公園、思っていたよりもずっと面白いです。

メサベルデ国立公園お昼を食べた後、メサ・トップ・ループ・ロードという遺跡跡や展望台のある道を走りました。でもとにかく寒いので、写真だけ撮ったらすぐに車に乗り込むという感じです。ここを観ている間に会った人は片手に余る程度…夏はきっと駐車場が見付からない程に混むのでしょうけれど。
スクエアタワー・ハウス、クリフパレス、サンテンプルと外から眺めて満足。これでここは終わりにすることにしました。
そうそう、ループ・ロードにある森林の半分が黒こげで、何とも殺伐とした風景でした。2000、2002年と夏に大規模な山火事があり燃えたそうです。博物館のすぐそばまで来て危なかったと、レンジャーの人が語っていました。

ここで出発からの走行距離が1000マイルになり、夫は喜んで写真を撮っていました。でもここから先もまだまだあります。

フォーコーナーズ・モニュメント今日はモニュメントバレーまで行かないといけないのですが、その前に寄り道して、フォーコーナーズ・モニュメントに行きました。ここはコロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコの4州が十字に交わっている唯一の場所です。5時までと聞き、慌てました。駐車場は3ドル…。
「えーっ、ちょっと写真撮るだけなのに?ぼってるねー、何があるって訳でもないのに」
が、余りの寒さのためか、料金所は閉まっていました。夏にはお土産屋さんがずらりと回りを囲んでいるのでしょうが、今は誰もいません。風がびゅーびゅー吹いて超寒いです。

早々に退散、ここからはまた2時間の道のりです。メキシカンハットのような岩を通り過ぎてしばらくすると、とっぷりと日が暮れていました。

グランドサークル 2003/11 :11月27日 モニュメントバレー

2003年11月27日

Goulding's Lodge真っ暗の中、今日の宿のGoulding's Lodgeに到着。ここはモニュメントバレー周辺で唯一の宿で、どの部屋からもモニュメントバレーが楽しめるという人気の宿です。夏は満室で予約が難しい&高いのですが、オフシーズンの今は安く泊まることが出来ました。
「レストラン、ギフトショップはもちろん、プールやジム、スーパーまであるんだね」
チェックインの際に貰った地図を見てビックリ。施設内には博物館やシアターもあります。
「シアターでムービーやるっていうから、それまで博物館を見て、ムービーの後にご飯にしよう」

資料館モニュメントバレーは先住民ナバホ族の独立国の中にあります。博物館にはナバホの暮らしや昔の交易所の再現、そしてジョン・フォードを代表とする映画に関する資料でいっぱいでした。ここで撮影されたという『駅馬車』、『荒野の決闘』、『黄色いリボン』等々。残念ながら私が一番知っていたのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』でしたけれど。そうそう、このロッジにはジョン・ウエィンの当時のキャビンもそのまま保存されています。
ムービーはモニュメントバレーを舞台にした、とても芸術的なものでした。夫は感動していましたが、私はちょっとうとうとしてしまったので、余り覚えていません。
明日は早くからツアーに参加するため、ご飯を食べて早々に寝ました。ここはとても居心地の良い宿です。

モニュメントバレーのツアーの車モニュメントバレー観光は、自家用車で巡ることも出来ますが、道も悪いし、一般車立ち入り禁止のところも多いので、ツアーに参加することにしました。Goulding's Lodgeの半日ツアー、9時スタート。この日も寒いのでモコモコになりながら集合場所に行ったのですが、停まっていた車を見て愕然としました。
「これで行くの?」
オープンカーです、風びゅんびゅんです。そりゃ景色は良く見えますが、寒すぎるでしょう。
「ウソでしょー」
マジでした。宿からモニュメントバレーまで舗装道路をかなりのスピードで走ったのですが、余りの強風&冷風に息が出来ませんでした。寒いというか、冷たい、痛い。隙間から風が入って、手も足も寒さで麻痺しそうでした。涙は勝手に流れるし、これは地獄だ…とひたすら車が停まる時を待って我慢しました。

モニュメントバレーに入ると道が悪いので車のスピードが落ちて、向かい風がなくなりました。ほのかに陽も差してきて、気持ちは爬虫類(陽の光で体温を上げる)です。こんな状態じゃ、皆文句を言うだろうなと思っていたのに、誰も何も言いません、じっと我慢しています。
「いつもクレームがんがん言うアメリカ人のくせにー」
と思いつつ、ひとまず地獄の寒さからは脱したので、私も耐え続けることにしました。

モニュメントバレー「ジョン・フォード・ポイント」「スリー・シスターズ」「レイン・ゴッド」
車が停まる度に出来るだけ動いて、陽に当たり、体を温めます。残丘はビュートと呼ばれていますが、いろいろな形に見立て、様々な名前が付いていました。ドラゴンやスヌーピーには笑えました。かなりの大きさで、陰に入ると寒いです。
穴が空いているビュートは貴重なのか、いくつか見て回りました。近くで見ると反り返っていて、すごい迫力です。岩絵もありました。鳥でしょうか。
そうそう、モニュメントバレーには今でもナバホの人が実際に住んでいて、ホーガンという独特の家を見ることが出来ます。写真を撮るのは失礼と撮りませんでしたが、この過酷な地に生きている人がいるというのは驚きでした。

モニュメントバレー「寒い…」
ツアーも終了間近になり、心底体が冷えてきました。トイレに行きたいと思っても、トイレなんてあるはずがありません。停まるビューポイントはあといくつ?と周りの人も限界が近いようで、終わるのを心待ちにしている感じです。既に動けず車の中にじっとしている人もいました。後半になって他社のツアーの人と一緒になることがありましたが、オープンカーに乗っている人なんていません。そりゃ、そうですよね、この寒さですもの。

再び地獄の帰路ぶっとばしを経て、ようやく宿へ帰ってきました。既にチェックアウトしていたので、レストランのトイレでお湯を出し、手を温めましたが、30秒くらい感覚が分からないくらい、寒さで麻痺していました。

岩絵過酷なツアーを終え、レストランでホッとしました。本当に体の芯から冷え切りました。こんなハードなことをこの歳になって経験するとは思いませんでした。

レストランでは、ナバホのパンとビーフシチューのセットを頼みました。ナバホのパンはちょっと変わっていて、平たい丸い大きな形をしています。油で揚げてあるので、外はカリカリ、中はふわふわ。甘いシロップをかけて食べると、とても美味しいです。
「いやあ、ようやく暖まったねえ」

ここのレストランからはモニュメントバレーがよく見えます。もうサヨナラだなあ、とぼんやり眺めていたら、宿の近くにセスナ機が飛んできて停まりました。横にはツアーバスが待機していて、セスナ機の乗客がバスに乗り込むと、バスは真っ直ぐ私たちのいるレストランへやってきました。
「おー、日本人ツアーだよぉ」
おそらくラスベガスからの日帰りツアーでしょう。飛行機ならあっと言う間ですよね。

一方、私たちはと言うと、これから車でラスベガスよりずっと近い、今日の宿のあるペイジという町まで移動です。ギフトショップでどれくらいかかるか訊いたら、
「3時間」
と言われました。さーて、また長いドライブに行きますか。

グランドサークル 2003/11 :11月28日 アンテロープキャニオン

2003年11月28日

ペイジの町に到着しました。あと1時間もすると日没、日が落ちる前に町に入れたのはこの旅行中初めてかも知れません。
「今のうちにホースシューベンド見に行く?」
ホースシューベンドとは、コロラド川が馬の馬蹄の形で急カーブを描いている場所です。ダイナミックな風景は、友人に写真を見せて貰って以来、夫の憧れでした。

ホースシューベンド駐車場からホースシューベンドまでは、丘になっている砂地を15分くらい歩かないといけません。ちょっとしたトレイルです。
「おおー、すげー」
断崖です。早速、写真!と思ったのですが、大きすぎて入りません。全体を撮すには、もっと特殊なカメラが必要なようです。仕方ないので上下に分けて撮ってみました。
ここで日没まで過ごし、広い広い空に星が輝き出すのを見ながら、駐車場へと帰りました。

ホースシューベンド「夕食どうする?」
実はこの日は感謝祭。お店は軒並みお休みです。
「モーテルの前のステーキ屋、飾りの電気ついてたから、やってるよ、きっと」
そうかなー、の割に車が停まっていませんでしたけど。
案の定、お休みでした。町をぐるぐる走っている内に気が付きましたが、マクドナルドやタコベルなどのファーストフードも閉まってます。
「隣町に行けば何か…」
と30分ほど行ってみましたが、やっぱり飾りだけでお休みです。
「……」
さーて、困りました。

「さっきデニーズやってたよね」
「えー、感謝祭にデニーズ?」
贅沢言っていると早仕舞してしまうかも知れません。だいたい感謝祭はアメリカ人のお祭り、日本人はこの日に普通のご飯でも良いんです。
「うわ、すごい混んでる」
町で開いているのはここだけなのか、駐車場がいっぱいです。席も禁煙席はいっぱい、私たちは煙がこない離れた喫煙席にしてもらいました。そして後から後から客が入ってきます。
「大賑わいだね」
店員さんも大忙しでしたが、非常に気持ちよい接待でした。レジで「お休みしないんですか?」と訊いたら、
「私たちは定休日がないのよ。1年365日オープンなの。参っちゃうわよねえ、ねえ、オーナー?」
と最後は店長らしき人に言っていて、笑っちゃいました。お疲れさまですー。

アンテロープキャニオン朝から曇り空。今日はアンテロープキャニオンのツアーに申し込んでいます。ナバホ族居留地内なので、ツアーでないと入れません。アンテロープキャニオンは小さな峡谷で、雨が降った時の水流によって砂岩の岩肌が渦巻きのように削られているところです。余りにも狭く、空の見えるところがわずかしかないので、谷底は普段は暗いです。でもそこに光が差し込むと素晴らしく美しい。という訳で強い陽射しが欲しいところですが、この季節だし、曇り空では仕方ありません。

ツアーオフィスで待っていたら、見たことのあるような人が入ってきました。あら、あらら?何と、昨日のモニュメントバレーツアーで一緒だった家族連れです。写真をお願いしたので、向こうも覚えていました。
「ビックリですねー!」
と話していたら迎えの車が来ました。見ると、またオープンカー。しかし車の大きさの割に人数が多いと思った私たちは、わざとゆっくり行って、満席になるのを待ちました。
「じゃあ、残りの人はバンで行きましょ」
やった。見ると、残っていたのは私たちと昨日ツアーで一緒だった人達でした。ええ、寒さを十二分に知っていますから。

アンテロープキャニオンかなりの距離を走り(オープンカーの人は凍えてました)アンテロープキャニオンの入り口に到着しました。思ったよりも狭いです。中に入ると、とても寒い、けれど岩肌全体にウェーブが出来ている美しさに魅了されました。狭いところはかなり暗いので、下に懐中電灯が置かれていました。
「これだけでもすごく綺麗だけど、やっぱり夏に来たかったね」
「ってか、夏にまた来ようよ」
夏は陽射しが入ってキラキラ輝くそうです。

今日はこれからラスベガスまで帰らないといけません。来るときに通ったザイオン国立公園までが2時間、ザイオンからラスベガスまでが3時間。1時間の時差があるので、時計だけ見たら4時間後の夕方4時には着くはずです。
「じゃあ、帰ろうかね」
また長い長いドライブが始まりました。

グランドサークル 2003/11 :11月29日 ラスベガス

2003年11月29日

予定通り夕方4時にはラスベガスの町に入れました。しかし大変だったのはここからです。

その日はアラジンホテルを予約、フリーウェイを下りてニューヨークニューヨークホテルの横を曲がってストリップ通りに入り、そこから5分、とカーナビは教えてくれていました。車が空いていたらそれも可能でしょう。ところがその日は、いつも渋滞しているストリップがガラガラに見えるくらい混んでいたのです。
まずストリップに入ることが出来ません。左折レーンに入れないのです。仕方なく少し先に行ってUターン、右折レーンに入ってストリップに入ることにしました。ここまででまず20分以上。ようやくストリップに入って、後は少し行ったら右側にあるアラジンホテルの駐車場に入るだけ、これが…全然進みません。歩いていく方が早いってことはありますが、この時は歩いていたら3〜4回は往復出来ました。着いたときは5時過ぎ。

「急いでチェックインだけしよう」
リオホテルのバフェィに行く予定だったので、混まない内に行きたかったのです。しかしここにも罠(?)がありました。アラジンホテルには何度か来たことがありましたが、チェックインのフロントロビーがどこにあるか見たことがなかったのです。訊くとショッピングエリアをぐるっと回った先にあるとのこと。駐車場はホテルの一番奥、ロビーは正面、最長距離です。しかもカジノに入ってもロビーがない、なーい!カジノを一周してしまい、途方に暮れました。
「あ、ロビーは地下だよ」
見付からないはずです、エスカレーターに乗らないといけないなんて。幸い空いていたので、すぐにチェックイン手続きに入れました。しかし、しかし、ここにもまた罠が。
「ピクチャーIDが必要です」
え?免許証かパスポートになるのですが、チェックインだけと思ったので車に置いてきてしまいました。予約した際使ったクレジットカードを見せたのですが、ダメだと言います。
「また今来た道を往復しろってか…近道ないんですか?」
「すみません、ありません」
ええ、行きましたとも。そして部屋に入れたのが6時。4時にラスベガス入りしていたのに…。

その後すぐにリオに行ったのですが、既に長蛇の列で、2時間待ちでした。ふにゃにゃにゃ…待っている間にマスカレード・ショーを2回も観てしまい、さらにダンサーが観客に投げてくれるネックレスを2つもゲットしてしまいました。(これはラッキーか?)
全く旅行中にここまで無駄な時間の使い方をしたのは、初めてかも知れません。

夕食の後は、『ZUMANITY』を観ました。大好きなシルクドソレイユのアダルト向け18禁ショーということで、楽しみに観てきました。かなりの人気で、キャンセル待ちの列も長く出来ています。
まず会場に入るといきなりびびりました。いかにもなキャラが半裸で迎えてくれるのです。私たちの席は前から3列目のちょい端。座るとすぐにいかにもな男性が出てきて、会場内の女性と写真を撮ったり、押し倒したり、腰を擦り付けて動いたり…。
開幕。シルクドソレイユらしいパフォーマンスもありますが、それよりもどちらかというとダンスショー、トークショーな気がしました。女性はたいていトップレス。パフォーマンスと言うよりも奇人変人?みたいなのもありました。
英語力は必要ないと聞いていましたが、いかにもな司会が「舌入れてキスしなさい」とか「いった?」とステージから話しかけたりする時間が結構ありました。私は目が合わないようにしてました、ははは。
公演終了後に思ったのは、シルクドソレイユのファンなので観て良かったと思いましたが、1度で十分かなあ。

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