ツーソン 2003/12 :12月27日

2003年12月27日

って、ツーソンってどこ?だと思います。私もそうでした。ツーソンはアリゾナ州第2の年で、州都であるフェニックスから車で2時間ほど南下したところにあります。写真の世界最大のサボテン、サワロ国立公園があることで有名です。


「ツーソン直行もあるけど、飛行機高いなー」
「フェニックスまでなら安いんだけど」
「フェニックスから車で2時間なら、レンタカーして移動すれば?」
「えー…」
そして安さを取った私たちは、フェニックスまでの往復チケットを買い、レンタカーでツーソンに移動することとなりました。3泊4日です。夏は暑すぎるアリゾナは、冬がオンシーズン。避寒地としても人気があるそうで、私たちも暖かさを期待しました。

飛行機の出発は3時、1時間の時差があるため、フェニックスに着いたのは6時過ぎ。レンタカーに乗り込んだ時には既に日がとっぷり落ちていました。
「夜だからか知らないけど、結構寒いねーっ」
フリーウェイはかなりの交通量があります。2時間弱、8時過ぎにはホテルにチェックイン出来ました。町の様子は暗くてよく分からないし、この日は夕食をファーストフードで済ませ、早く寝て翌日に備えることにしました。

明日はオールドツーソンに行きます。

ツーソン 2003/12 :12月28日

2003年12月28日

サワロ良い天気の朝。しかし寒い、寒いです。風が冷たくて、これじゃサンフランシスコと変わりません。
「まずはビジターセンターに行かないと」
町の中心地までフリーウェイで。近かったのですが、クリスマスすぐ後のせいか町に人がほとんどいませんでした。ビジセンもお休みなんじゃないかと心配になったくらいです。
「パスポートの発行をお願いします」
「何それ?私知らないわ」
オイオイ。パスポートというのはツーソンの観光スポット割引ブックの名前で、これを持っているとあらゆる観光地が『buy one get one free』、つまり1名分の支払いで2人OKという買わなきゃ損!の代物です。何せたった10ドル、どこか一カ所行けばすぐに元が取れてしまいます。(何ていう値付けでしょ。)
「あら〜、バウチャーなんてあるのねー」
私たちはこのパスポートを飛行機を予約する際、バウチャーで購入したのですが、ビジセンのおばちゃんはパスポートは知っていても、バウチャーで買えることを知らなかったのでした。

オールドツーソンスタジオパスポートという強い味方を手に、オールドツーソンへ。カーナビに頼って行ったら、指定された出口が工事中で降りられず、えらい遠回りになってしまいました。しかも、
「目的地に到着」
と勝手にカーナビが案内を終えても、オールドツーソンの影も形も見えません。まあ一本道で標識もあったので、まだ先だなと分かったのですが。この付近は既にサワロ(巨大サボテン)でいっぱいで、国立公園に入ったかのようでした。

オールドツーソンは、コロンビア映画会社が『アリゾナ』という映画のために1860年代の町並みを再現した屋外セットです。一度火事にあい、再び建て直したそうです。中の博物館で、ここで撮影された映画の展示を見ましたが、私が知っていたのはシャロン・ストーンの『クイック・アンド・デッド』くらいでした。それにしてもビジセンといい、ここといい、何故か働いている人にお年寄りが多いのが印象的でした。
オールドツーソン入場してすぐにショータイム。中央の広場では銀行強盗のガンファイト・アクションが行われていました。私たちはこれともう1つ、ジャスティスと言うのを観ましたが、それでは絞首刑の様子を見せてくれました。

オールドツーソンは撮影所なだけにそこそこ広く、建物が点在していました。機関車の走る駅、教会、銀行などなど。アトラクション?としては、本物の馬に乗れるところや、お化け屋敷もありましたが、私たちはパスしました。
お昼も食べて、そろそろもういいかなと思っていたところ、バーで歌と踊りのショーをやっているよ、と酔っぱらい(の振りをしているオールドツーソンの人)に教えて貰い、バーに行きました。そしたら、まあ、こんなに観光客がいたの!と驚くくらいに人でぎっしり。クリスマスは既に終わっていましたが、クリスマスソングのショーで、クライマックスには入り口でもらったロウソクに火を灯して回り、なかなか綺麗で良く出来ていました。
「田舎の観光地かと思っていたけど、結構面白かったねー」

駅それっぽい建物オールドツーソン

サワロ続いて向かったのは、サワロ国立公園のサワロウエスト。サワロ国立公園はウエストとイーストの2つがあって、ウエストはオールドツーソンのすぐ近くにあります。
公園に入り、ビジターセンターを過ぎるとループしている周遊道路があって、車からも見ることが出来ます。(ってか、ここに来るまでにもさんざん見れますが。)

サワロは世界最大のサボテンで、どのくらい大きいかというと、写真を見て下さい、この通り。100歳のサワロで高さ約7〜8メートル、大きい物だと12メートル以上、寿命は200年です。まずはずんずんと伸びていき、腕?が出てくるのは75歳を過ぎてからだそうです。(※ガイドブックからの受け売り。)
腕の付け根のアップを見て頂くと分かりますが、ヒダが走っていて、雨が降ると水分を含んでヒダヒダが膨らむそうです。(私には着古したセーターのように見えました。)時折サワロの幹に黒い穴が開いていますが、それはキツツキなどの鳥が中に住んでいるとのことです。(私には着古したセーターに煙草の焼けこげが出来ているように見えました。)

サワロサワロウエストを車から眺めているだけでは、サワロの魅力は分かりません。(?多分。)途中にバリー・ビュー・オーバールック・トレイルというのがあったので、車から降りて歩いてみました。駐車場には2〜3台の車が。
「砂漠だねえ…」
回りはサボテンだらけ。サワロのような大きいものだけでなく、小さいサボテンもいっぱいです。転んでトゲが刺さったら痛そうです。
「動物いないかなー?」
「こういうところの動物は夜行性なんじゃないの?」

サワロ坂をずんずん上ると、地平線の彼方まで見渡せる場所に出ました。一面サワロ!ああ、でも写真だと全然分からないですね。ここにあの緑のなが〜いサワロがずーっと生えているのですが。

サワロを満喫した後は、こことオールドツーソンの間にある砂漠博物館へ行きました。ここがまあ、ものすごい人でビックリです。寒かったので、建物の中で見学と思ったのでしょうか。実は私もそれを期待していたのですが、建物が点在でかなり歩いたり、ピューマなどは動物園のように外にいたので、寒い寒いと言いながらの見学でした。
ここで面白かったのはハミングバードです。カリフォルニアでも見かけますが、実際に間近で蜜を吸っているのを見たのは初めてでした。子ども向けと思いつつ空いていたので入った鍾乳洞の模型は、本当に狭くて暗くて出れるかちょっと不安になりました。あとプレイリードッグは冬のせいか、コロコロしていて可愛かったです。
砂漠がそのまま博物館というくらいに広いし、数や種類も豊富だし、1日遊べそうなオススメスポットでありました。

一面サワロ「夕食はどうする?」
「サボテンステーキが食べたいなあ」
「へー、サボテンなんて食べるんだ。サワロじゃないよね?」
「サボテンなんて食べれないよ!サボテンを使って焼いたステーキだってば」
あら、トゲを抜くのかな、大変、とか考えていたのに。しかしステーキって…何も狂牛病の今、食べなくても…。
「でも本場だよー!」
うーむ。で、行ってきました。サボテン、メスキートを使ったステーキのお店です。

ステーキ店は狂牛病で打撃?と思いきや、大繁盛していました。しかも皆、ステーキを食べてる、食べてる。アメリカ人は全然気にしていないようですね。そういう私たちもステーキを注文しました。
ちょうど席が一段高くなっているところだったので、お肉を炭火で焼いているところがよく見えました。スープやサラダを食べながら、私たちのお肉が焼けるのを待ちます。さて、お味は?!
「ほのか〜にメスキートの香りがするね」
「まあ美味しいけど、普通かな」
期待しすぎてはいけません、というお話でした。

ツーソン 2003/12 :12月29日

2003年12月29日

ピマ航空博物館ツーソン3日目。外へ出たら強風&冷風。寒い、寒い、寒いーっ。避寒地って話はどこへ行ったのでしょう?車の中で震えながら、夫希望のピマ航空博物館へ。
フリーウェイを降りてしばらくすると、だだっ広い空間に飛行機がいっぱい停まっているのが見えました。
「もしかして屋外?寒いなー、嫌だなー」
「んー、外だったら嫌だねえ」
駐車場に入ると、結構車がありました。空いていると思ったのに。

建物の中に入ってもギフトショップ以外は寒いです。まあ飛行機が入るくらい広い、体育館のようなところをいちいち暖房していたら大変ですけどね。マップを見ると、こういうドでかい体育館のようなところが点在していて、後は外で実物の飛行機を見るようです。
ピマ航空博物館「外歩くの寒いな〜」
建物の中もひんやりしていて寒いです。はーっ。でも夫は喜んで写真撮りまくって夢中で観ているので我慢です。
ここには本物の航空機が250機以上展示されていて、実際に触ったり、中の様子を見ることが出来ます。故ケネディ大統領専用機もありました。まあ、好きな人には面白い博物館でしょう。

ピマ航空博物館の近くには飛行機の墓場と呼ばれるところもありました。車で横を走っただけですが、解体を待つ軍用機がずらりと並んでいました。

飛行機1飛行機2飛行機3

サワロイーストお昼はワッフル・ハウスへ。やたら看板が目に付くので行く気になったのですが、ロード・ムービーなどによく出てくるようなお店でした。まずくはないし安い、でも単にワッフルを食べるだけのところです。海外旅行者だったらまず行かないかも。

さて、続いて向かったのはサワロ国立公園のサワロイースト。ここはちょっと町から離れていました。
ビジターセンターで地図を貰って見ると、すご〜く広いのですが、車で行けるのはすぐ近くのループしている道だけでした。あとは全部トレイルのようです。
「途中でちょっと歩いてみる?」
先へ進もうとしたら料金所がありました。ビジターセンターのが手前にあるというのは珍しいかも知れません。料金所は無人で、自分で用意されている封筒にお金を入れる方式でした。

サワロイースト比較的大きめの駐車場のあるスポットで車を停め、トレイルへ。ここにはバーベキュー設備や、テーブルと椅子もありました。
しばらく歩くと、すぐに回りは砂漠、見渡す限りサボテンの世界です。風もなく空は青く、いやあ、これは夏だったら水ナシでは絶対に歩けませんね。トレイルは途中で何カ所か分かれ道があり、案内板がなかったら真面目にここでのたれ死んでしまいそうです。
「まだぁ?」
歩いても歩いてもゴールは見えません。だんだん暑くなってきて上着を脱ぎました。たまに人と擦れ違うと、相手はTシャツです。なるほど、これは避寒地です。
ようやく反対側に出ましたが、今度は戻らないといけません。見通しの良いところに出るというわけでもなく、ひたすら砂漠なので、正直飽きてきました。サワロも見慣れてしまいました、あー、贅沢。
「暑いよぉ、駐車場はまだぁ?」
立ち止まると本当に静かです。人の声が聞こえるなあと思ったら、途中でお弁当を食べている人がいてビックリしました。ハイキングにも向いてますか、砂漠って。

日没までまだ時間があります。
「時間余ったから、コロッサルケイブでも行ってみる?」
カーナビによるとここのすぐ近くにある観光スポットのようです。割引のパスポートには名前しか載っていませんでしたが、行くことにしました。

コロッサルケイブしばらくするとコロッサルケイブマウンテンパークが見えてきました。料金所があります。
「これは使えませんよね?」
とナショナルパークバスを見せたら、
「ここはナショナルパークじゃないから」
と普段着のお姉さんにニッコリ言われました。3ドル払って地図を貰い、パーク内に入ります。
地図を見るとポイント箇所は3つ、一番近くが名前にもなっている洞窟です。
駐車場に車を停め、歩きます。長く歩くの嫌だなあと思っていたら、すぐそばでした。お土産屋さんがあって、その前が洞窟ツアーへの入り口、ちょうど次のツアーが始まるので人が集まっていました。
「げ。1人7.5ドルもするよ」
お土産屋さんにてチケット発売中…うーん、考えたけど止めました。何かしょぼそうだし。

しかし3ドル払ってこれで帰るのは悔しい、そこで改めて地図を見ると、バードウォッチングと、牧場がありました。
「牧場行ってもねえ。となると鳥か…あんまり興味ないけど行ってみるかね」
が、何故かその先の牧場に着いてしまいました。途中でバードウォッチングへの曲がり道はなかったと思うのですが???
「臭い…」
車から降りた途端、馬の匂いがぷんぷんです。奥に博物館があるというので向かいました。途中に亀がいるという囲いがあったのですが、姿は見えず。土産物屋さん?みたいな建物があって、外でひと家族だけお弁当を食べていました。
「んー、寂れている…というか田舎の観光地…」
「無理して見なくても良いんじゃない?」
とトイレだけ借りて帰ることにしました。このトレイがまた…手洗い所は水が出るのにトイレは水洗じゃなくて…XXX。

ナショナルパークになるという基準は、それなりのものがあるんだと心から思いました。まあここでもサワロだけはうんざりするほど見れましたけど。

ツーソン 2003/12 :12月30日

2003年12月30日

タイタンミサイルサイロ博物館翌朝。また寒いかなーと思って外に出たら、風もなくて暖かい!これでこそアリゾナ。どうもここ数日は寒波が来ていたようです。でもせっかく暖かくなったのに、今日でツーソンともお別れです。今までの疲れを癒すべく、少し朝はゆっくりめに起きて出発しました。

今日の最初の目的地はタイタンミサイルサイロ博物館。本物の大陸間弾道ミサイル、タイタンの地下発射施設がそのまま博物館になっているそうです。核ミサイルなので町の近くにはなくて、カーナビに従ってどんどんとフリーウェイを南下、田舎〜な感じのところに到着です。
「え、あれ?プレハブ?」
あるのは小さな建物だけ。入るとすぐ右にギフトショップ兼ツアー予約カウンター、後は本当に簡単な展示以外ほとんど何もありません。ツアーに参加しないと何も観れないようです。
「どうする〜?説明きっと難しくて分からないよね」
「まあ、良いか、観なくても」
ここまで来てパス!外に出ると、金網の向こうにツアー中らしき団体がヘルメットをかぶって歩いていました。

バイオスフィア2ツーソン旅行最後を飾るのはバイオスフィア2です。
バイオスフィアは生物圏の意味で、地球を差しています。つまりバイオスフィア2とは第2の地球、ここでは熱帯雨林、サバンナ、砂漠、海などがガラス張りの建物の中に再現され、大規模な実験が行われています。
「2時からガイドツアーが始まりますよ」
チケット購入のカウンターでマップをくれたお姉さんが教えてくれました。セルフでも観ることは出来ますが、いろいろと話が聞けるだけでなく、セルフでは決して入れない場所まで案内して貰えるので、ガイドツアーは必須です。

バイオスフィア2では、91年から2年間、男女8人がここで自給自足の生活できるかの実験を行いました。これを聞いて一瞬、原始人のような生活を想像しましたが、8人が住んでいたという部屋を見たら、うちよりある意味豪華でした。キッチンはオール・エレクトロニック、1人2部屋が与えられてプライベートが守られ、電話もOK、
「こんな生活なら私もしたいなー」
なんて思ってしまいました。この施設のガラスは紫外線を完全にカットするため、とても色が白くなったそうです。(ますます羨ましい?!)

バイオスフィア2「では中に入りまーす。蒸し暑いですから上着は脱いでからどうぞ」
熱帯雨林、むわっとした空気と湿気に息が詰まりそうです。見学コースの手すりには蟻がちらほら。実験のために連れてこられた蟻で、熱帯雨林のエリアを好み、施設から出たら生きていけないのだそうです。
次々とエリアを見学後、地下に回り、この施設を維持するための装置を見せてくれました。長く細いトンネルをくぐって出た場所は、まるで映画にでも出てくるような光景です。暗くて写真が撮れなかったのが残念ー。
「出る時に靴の裏を消毒して下さいね」
と、出口の横に白い液が用意されていて、靴を浸してから外に出ました。
「結構面白かったねえ」
予想外にお勧めのバイオスフィア2でありました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
Categories

About


Powered by Movable Type 4.261
Entries of this Category