ニューヨーク 2005/09 :09月10日(土)

2005年9月15日

「寒い〜」
NYから戻ってきて、最初に思ったのがコレです。日没後はぐっと冷え込んで、思わずトレーナーを着込みました。寝ていても布団の外が寒くて、寒くて。もうすっかり秋ですね。
夏でも夜は涼しいベイエリア。暗くなったら上着が必要、がいつものことなので、NYに着いた時も空港から外に出る時、ちょっと身構えました。
「…あったかいじゃん」
NYはまだ夏でした。まさか建物の中の方がクーラーがきいていて寒かったとは。夫は暑い、暑いと言っていましたが、私には適温でした。

空港に着いたのが7時なので、なんだかんだと外に出たのは8時近くなり、外はもう暗くなっていました。この日はJFK空港の近くにあるホテルをとっていたので(安いから)、ホテルのシャトルバスに乗って移動、夕食は中華のデリバリー。味を期待してはいけないと思っていましたが、意外や意外、なかなか美味しくて感動しました。お値段も激安です。
「11時過ぎだけど、CAだと8時過ぎだから、そろそろペコちゃんをお風呂に入れて寝かそうか?」
「そうだね、いつもより早いけど、疲れているだろうし」
お風呂から上がり速攻寝た娘を、ツインベッドの間に置いた簡易ベッドに寝かせ、私たちも2時頃に寝ました。2時=CAだと11時。いつも寝るのが2時近いので、何だかとても早寝した気分でした。

ニューヨーク 2005/09 :09月11日(日)

2005年9月18日

NY2日目、起きたのは10時…CAでは7時なので、娘にとってはこれがギリギリの時間です。これ以上早いと睡眠が足りなくなります。せっかくのNYで、こんなにのたのたしていて良いのかー!とも思いますが、そこは子連れ旅行、親もたっぷり寝れて良かったと思うしかありません。

この日はまずマンハッタンのホテルへと移動するのが第一目的です。荷物をまとめてチェックアウトし、タクシーを呼んでマンハッタンへ。見知ったビルが見えてきて、
「おおー!ニューヨークだよぉ!」
と気分が盛り上がります。ホテルはセントラルパークの近くで、賑やかな通りにありました。チェックインし、ホテルの周りを散策し、友人と連絡を取り、さて…というところで、
「そろそろ離乳食の時間だわ」
部屋に戻り、ベビーフードを電子レンジで温めて娘に与え…あああ、なかなか観光にいけません。てか、親のお昼もまだです。この時、既に2時。

5年振りに友人と再会し、近くでお昼を食べました。(ステーキサンドイッチを頼んだら、なかなか美味しかったです。)
「セントラルパークでも散歩しますか?」
NYは3度目ですが、実はセントラルパークに入るのは初めてです。治安が悪いと随分前に聞いていたのですが、そんなことはなく、普通の、いや、日曜日のせいか大盛況の公園でした。
「あ、ここってキアヌの映画で使われていた場所だ」
「あそこはロビンの映画に出ていたところに似てない?」
映画で観た場所に、ここか、ここなんだ、と感激してしまいました。ふぅ、それにしても広いです。何せ、湖やら広場やら、そんなのがいくつもある上に、劇場や動物園、遊園地まであるのです。細長い方に半分くらい歩いたのですが、かなり良い運動となりました。(娘はストローラーの中で寝てました。)

セントラルパークを抜けた後は、F.A.O.シュワルツへ行きました。ここは老舗のオモチャ屋さんですが一度倒産し、幸いにも再建の道をたどってリニューアルオープンしたのだそうです。入り口ではオモチャの兵隊の格好をしたドアマンが、ニッコリと出迎えてくれました。2階には、映画『ビッグ』で有名となった、あの鍵盤がありました。
「ほら、ペコちゃん、何か買って貰えば?」
縫いぐるみの山にきょろきょろ。しかし娘の興味は、縫いぐるみよりもそれに付いているタグでした。相変わらずです。

ベンチで離乳食をあげた後、タクシーで移動、今度は私たちの夕食を食べに日本人経営のイタリアンレストラン、バスタパスタへ行きました。日本ではどこに行ってもまあまあのパスタを食べることができますが、ここアメリカではイタリア人街などへ行かないといけません。しかしここのパスタは見事なアルデンテで、前菜もデザートもお味ベリーグッドでした。
娘が少し愚図ったので、落ち着かない食事ではありましたが、友人にも遊んで貰い、娘は嬉しそうでした。

本当ならこの後、夜の街へ繰り出したいところですが、赤ちゃん連れなのでそのままホテルへ。CAタイムの娘のため、離乳食をあげて、たっぷり遊んだ後、少し早めの11時(娘にとっては8時)には寝かしつけました。子連れ旅行は大変です。

※セントラルパークでは路上ライブをやっている人たちがいて、
「a-haもやってくれたら良いのになあ」
と思っていたら、本当にタイムズスクエアで路上ライブをやっていました。おーまいがーっ!

ニューヨーク 2005/09 :09月12日(月)

2005年9月19日

えー、もうこんな時間?コンサートに間に合わないよ!タクシー、タクシー!ここ、ここ、ここに行って下さい。えー、ちょっと逆方向ですよ。何で止まるのー、急いでいるってのに。もう良いです、降りて走ります!はぁ、はぁ、会場は遠いよぉ。そうだ、友達に電話しなきゃ。通じない…圏外だ…ああ、もう会場に入ってるんだ。コンサートが始まっちゃうっ!!

NY3日目、a-haライブ当日。朝の7時頃からこんな夢を見続けて9時半…真っ暗な部屋の中、夫も娘もまだ寝ているので、私はバスルームにこもって今日コンサート会場で会う予定の友人に電話をかけました。彼女は2時には会場の方へ行くとのこと。私は開場1時間前の7時くらいにならないと難しいけれど、電話をまたかけます、と言って切りました。
「昨晩は1時間早く寝たから、9時には起きるかと思ったのだけれど…」
娘が起きたのは昨日と同じ、10時(娘にとってはCAタイムの7時)でした。その後、疲れた夫が2度寝したり、娘の離乳食タイムだったり何だかんだで、またもや出掛けられたのは1時過ぎ。スタバでネットをしつつ軽食を取り、タクシーで向かったのは…グラウンドゼロ。

グラウンドゼロ「そこの建物に入って2階に上がって、通路を渡ればそこだから」
タクシーの運転手さんにそう教わって車を降りました。
「うわ、暑いねえ」
「あれ?そこってバッテリーパーク?」
ハドソン川がすぐ傍でした。
「自由の女神が見えるんじゃない?ついでに写真を撮っていこうよ」
急遽、公園へ。娘が大きくなったら、ゼロ歳の時にNYに行ったんだよ!と見せる写真を撮りたい、というのが夫の希望。それはやはり、自由の女神が良いでしょう。日なたは非常に暑かったのですが、幸い、この公園は木陰がいっぱいあって、とても涼しくて気持ちいい公園でした。遠くに小さく見える自由の女神を撮影し、いよいよグラウンドゼロへ。

グラウンドゼロ「ここにワールドトレードセンターがあったんだね」
5年前、地下鉄で来てそのまま展望台に上がり、また地下鉄で帰ったため、外には出ませんでしたが、きっとその時外に出ても今と同じ建物が周りにあったのでしょう。
「あ、あれ、昨日TVに出ていた場所だ」
…しかし暑い。とても日なたにはずっといられません。娘も暑そうなので、虐待にならないうちに早々にタクシーで向かった先は…エンパイアステートビル。
NY、定番中の定番巡りです。途中、余りクーラーのきかないタクシーが渋滞にはまり、うおーっと思ったのですが、その時窓の外にa-haの『Manhattan Skyline』ビデオや映画『スパイダーマン』で使われたカフェを見付けて感動!慌てて写真を撮ろうとしたら、目の前にトラックが来て撮れませんでした。うー。

エンパイアステートビルの展望台に上がるために、少し並びました。思ったよりも時間が掛かり、待っている間に娘の離乳食タイムに突入。
「うわ、展望台ってこんなに狭かったっけ?」
「狭いよ。もしかしてツインタワーの展望台と勘違いしているんじゃない?」
「そうか、お店とかいろいろあったのは、ツインタワーか」
ようやく適当な場所を見付け、娘に食べさせ、オムツを替えるためにトイレに並んでいると、携帯電話にメッセージが入りました。
「うわ、もう5時だわ。もっとマメに電話入れようと思っていたのに…」
聞くとやはり会場に先に行った友人からで、何と2時から別の友人と並んでいるとのこと!えええー、それって申し訳なさ過ぎ。

オムツ替えを済ませ、またもや並んで1階へ降り、折り返し電話しましたが出ません。(この時、メンバーが会場入りしていた模様。)何か差し入れでも持って行こうか、飲み物はトイレに行きたくなるからダメだし…と迷っていると、娘、ストローラーの中で爆睡。仕方なく電話が繋がるのを待ちながら、テクテクと会場の方へ歩くことにしました。本当ならタクシーですぐに会場へ駆けつけたいところですが、ストローラーから降ろすと起きてしまうので。

5年前、a-haのギタリスト、ポールが「子どもが寝ようとしている時は飛行機に乗らない、とレコ社にも言おうと思っている」という発言をしていて、その時は「過保護だなあ。飛行機に乗ればまた寝ちゃうだろうに」と思いましたが、子どものいる今なら、その気持ちがよっく分かります。

ようやく友人と連絡がついてもまだ起きません。5ブロックほど歩いたところで、えーいとタクシーに乗ったら、何とタクシーでも寝てました。よほど眠かったのですね。こりゃ、着いても寝てるかと思ったら、さすがに起きました。娘を連れて会場へ。無事に友人達と合流し、
「ペコちゃん、バイバイ」
娘は夫と一緒に、昨日あった友人との食事のために去っていきました。(日本の定食が食べられるお店に行ったそうです。デザートにかき氷を食べて美味しかったとか。)寝起きのせいもあってか、娘はふん?という顔をしていました。

そして念願の、悲願のライブ。開場して、ステージの前に場所取りをしながら開演を待つ時間の長かったこと。特に最後の20分は5分が倍以上に感じました。目の前にあるマイクを見ながら、
「本当にここにa-haのメンバーが来るのだろうか?」
と、その時にもまだ信じられない思いでした。そして開演!!!5年振りの生の3人に、気分は高揚。オーディエンスのノリも最高で、メンバーは本当に楽しそうに、嬉しそうに演奏していて、実に素晴らしいコンサートでした。きっと泣けると思っていたのに、それよりも楽しい気持ちが勝ちました。ただ一度、涙が出そうになったのは、娘の子守歌によく歌っていた『Hunting High And Low』の曲の時。
「またライブに行きたいな。会場で一緒に歌いたいな」
と、ずっと思いつつ歌っていたことを思い出し、
「今ここにいられるのも、夫と娘が一緒にNYに来てくれたおかげなんだ」
と、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
先月あったオスロでのコンサートよりも2曲少ないセットリストでしたが、新曲を含め聴きたい曲は全て聴けたし、メンバーは目の前でしっかり観れたので、私は十二分に満足でした。ああ、本当に大好きっ!

友人達とタクシーに乗ってホテルに帰り着いたのは午前12時を過ぎた頃。もう寝ているかな?と思ったら、娘はしっかり起きて待っていました。(昨日、一昨日は早く寝ましたが、CAタイムではまだ9時過ぎなので、通常ならまだ余裕で起きている時間です。)
「ごねてごねて大変だったんだよ〜」
と夫。部屋は紙コップやらストローラー(部屋の中を乗り回したらしい)やら雑然としていて、苦労がうかがえました。ごねていたという娘は、私を見るやピッタリくっついてご機嫌に。やはり母親がいないことに異変を感じていたのかも知れません。
「ペコちゃんのおかげで楽しかったよ、ありがとうね」
夕方から飲まず食わずだった私は、冷蔵庫から水のペットボトルを出して半分まで一気飲み!はあー!疲れたけれど、何て心地よい疲れでしょう。
娘をお風呂に入れて寝かしつけ、私もお風呂から上がり、夫にぎゅーしながら感謝しました。
「本当にありがとう。大好き」

そうそう、ライブ中、来たかったのに来れなかった在米ファン2人に電話をかけました。少しでも音を届けたくて。1人はかかりませんでしたが、1人は留守電に入ったらしく(ライブの音が大きくて電話の声は全く聞こえなかったため、訳も分からずかけてました)、翌日「嬉しくて泣いちゃったよ」と電話を貰いました。こんなに愛されているa-ha、また来年、絶対に戻ってきて欲しいです。
この文を書いていたまさに1週間前がライブ真っ最中でした。ああ、もう1週間も経ってしまったのね…。

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