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サウスダコタ 2001/09 :09月02日

2001年9月 2日

翌日、またもやマウントラッシュモアに戻ってきました。今日も良い天気です。
「おお〜、やっぱり写真撮るなら午前中だねえ」
朝日に映えるマウントラッシュモアに惚れ惚れ。ずっとこの目で見たいと思っていたので、見飽きるまで眺めまくりました。
「そろそろトレイルに行こうか?」

野外ホールの脇から、彫刻の下まで繋がっているトレイルがあります。かなり足場の悪い場所もあるのですが、歩きやすいように階段やデッキまで作られていて問題ナシでした。しかもとても綺麗!ここは本当に管理が行き届いていて、ゴミ1つ落ちていません。
下から眺めるマウントラッシュモアもなかなか感動。瓦礫があって、ちょっと崩れてきそうな感じです。あちこちにカメラスポットや大統領の説明があって、皆写真を撮りまくっていました。
「暑いよ〜」
入り口近くのギフトショップで買った水をごくごく。ペットボトルの絵はしっかりマウントラッシュモアでした。

トレイルを3分の2くらいまで来たところで、後は階段の上りばかりだと分かりました。はあ、はあ、日頃の運動不足がたたります。
「でもこの先には彫刻家のスタジオがあるから、そこを見ないとね!」
ガイドブックによると、計画段階の彫刻のミニチュアなどがあるようです。これはぜひ見なくては!
「ぜえ、ぜえ。あ、あれじゃない?」

閉館。
「何で〜っ?!」
悔しいので、窓から暗い中を覗いてみました。う〜む、見たい…。もう来れないだろうなあ。
傷心で階段を休み休み上り、野外ホールに戻ってきました。これでトレイルを1周。今回の旅行ではまだナショナル・パークにいくつか行く予定ですが、それぞれにトレイルがあると思うので、まだまだかなり歩きそうです。

続いて向かったのは、クレイジーホースメモリアル。アメリカ合衆国の大統領がアメリカを作ったとして彫られているなら、クレイジーホースも!と対抗して、インディアンたちの希望で作られ始めたものです。クレイジーホースはサウスダコタ州の原住民、スー族の英雄だそうです。
「え。今日は無料?」
駐車場料金を払おうとしたら、そう言われました。今日は何かの記念日なのかな??しかしそのせいか、駐車場は大混雑。予備の駐車場に何とか車を入れ、2000年6月にオープンしたばかりというインディアン博物館へと向かいました。

「ハロー!もうすぐムービーも始まるよ」
博物館は全体が木で出来ていて、とても綺麗です。かなりお金がかかっていそうな雰囲気。
ムービーは、スー族の酋長から制作を依頼されたジオルコウスキーさんと、ジオルコウスキーさんのファミリーが一体となって完成させようとしているのだという内容です。この彫刻がとにかく大きくて、山一つ分を削っているのですが、マウントラッシュモアの…16倍くらい??まだ全然完成してなくて、出来ているのは顔くらいです。その制作過程と完成祝賀の様子もムービーにありました。
「これは…完成するにはあと2、3世代かかっちゃうんじゃない?」
でもその意気込みに感動しました。

最初にダイナマイトを使ったのが1948年、50周年記念の1998年には顔だけ出来ました。その後は…余り変化がないようです。
マウントラッシュモアはほとんどが国の資金で出来たそうですが、ここクレイジーホースメモリアルは国からの援助の申し出を断っているそうです。何十年掛かっても自分たちの力だけで作り上げたいのでしょうね。
入る時にもらったチラシを見ると、未来のクレイジーホースでは、彫刻の下に湖があったり、インディアンのための大学やメディカル・トレーニング・センターなども作られるようです。完成した姿が見たいですねー。

「これが無料なんて悪いよね。何かお土産買って行こうよ」
「ドリームキャッチャーは?」
お土産屋さんには色々なタイプのドリームキャッチャーが並んでいます。ふむむ…どれを買おう?博物館の展示を観ながらも考えます。
「あそこに現地の人がテーブルに並べて売っているところがあるよ。そこで買おう」
の前にお昼の腹ごしらえを。軽食が食べられる場所があり、そこで食べました。味は…2度食べたいとは思わない…かな。

ホールのようなところに行き(ここは壁が石で作られていました。お金かかってるわー)、そこで実際に目の前で作業をしている人から、ドリームキャッチャーを買いました。
「いくらですか?」
「××ドル」
「買います」
もしかして余りここで買う人は少ないのでしょうか、驚いた顔をしていました。さらに商品をしまうビニール袋もなくて、材料の入っていた袋を材料を出して、それに入れてくれました。
「ありがとう!」
「へへ、買っちゃった♪」
これで素敵な夢を掴まえられると良いな。

サウスダコタ旅行を考えるまで、クレイジーホースメモリアルは存在すら知りませんでしたが、ここはオススメです。

続いて向かったのはカスター州立公園、ここは野生のバッファローがいるので有名な公園です。
車を走らせていると、道の脇に検問所みたいなところがあって、女性が椅子に座っていました。通り抜けも出来そうでしたが、車を停めて声をかけてみました。
「車1台10ドルよ」
お金を払うと、地図や冊子をくれて、車にペタッとシールを貼ってくれました。7日間有効と書いてありましたが、残念ながら私たちは今日しかここへは来れません。
「声かけて良かったねえ」
と言いつつ車を進めていると、バッファロー発見!!他の車もここで停めて写真を撮っていました。もっと近付きたいですが、ちょっと怖いです。

いきなりの遭遇に気を良くしていると、道の先にまた何台か車やバイクが停まっているのが見えました。
「今度は何?」
大きな角のビックホーンが悠々と道路を横切っていました。私たちも写真を撮ろうと車を停めておりたのですが、角度的にお尻しか入りませんでした…残念。

さらに車を進め、山を登りました。木々の間に、にょきにょきとそびえ立つような岩がたくさんあります。
「てっぺんに人がいる!」
え〜?よく見るとロッククライミングしていました。ゴロゴロゴロ…空がうなります。一雨来そうかな…?

道路は狭く、時々あるトンネルは車1台分しかありません。当然、通る時は向こうから来た車と譲り合わないといけませんが、車の数が少ないので、余りかちあうことはありませんでした。
あるトンネルを抜けると、そこにはたくさん車が停まっていました。観光スポットのようです。私たちも降りて見てみました。
「岩が珍しいのかな…?」
ふらふらと見ていると、空がまたゴロゴロゴロ…。顔にポツンと一粒落ちたような。
「すぐ車に戻るんだ!」
夫の声に走って車に戻り、ドアを閉めた途端に大粒の雨がボタボタボタッ…。ぼんやり観光していた人たちも慌てて車へと走っていました。
「間一髪だったねー」
ゴロゴロと鳴るのを聞きながら、土砂降りの雨の中を下山。降りきった時には、嘘のように晴れ渡っていました。

今日の観光を一通り終え、今晩予約したモーテルのあるデッドウッドという町にやってきました。ここは西部開拓時代の面影が残る町として有名です。
しかし実際に行ってみたら、既にしっかり観光地化?されていて、通りに並んでいるお店は軒並みカジノ!そう、カジノです。何故にここまで?と思うくらいにカジノでいっぱいでした。今はここにギャンブルをしにくるのが観光客の第一目的みたいです。
本当に小さい町で、通り2本分くらいしかありません。ちょっと車で走るとそぐに町の外へ出てしまいます。1980年まで営業していたという売春宿もツアーの中にあるそうですが、私たちは時間がなくて参加できませんでした。

「でもせっかくだから、開拓時代を思わせるというサルーンでご飯を食べよう」
適当に歩いて、バッファローの絵のあるお店に入りました。すごい混雑で、列が出来ています。
何とか席に案内されてメニューを見ると、やはり肉中心。
「お、バッファロー肉のステーキがある!僕はこれにしよう」
やっぱりここまで来たら、バッファローだろう!、と夫は言っていましたが、実際来た肉はアメリカなのに?というくらい小さくて、硬い…しかも癖があります。
「うう、美味しくないよぉ〜〜」
チャレンジに失敗は付き物ですね。私はステーキサンドを頼んだのですが、こちらは牛肉で、なかなかの味でした。値段も安いです。

しかしこのサルーンで困ったのは、料理よりもハエの多さです。テーブルに絶えず4〜5匹はとまってるし、ブンブン飛んでます。自分のお皿にとまらないように手をバタバタさせ、全く落ち着けません!
「だーっ、ハエあっち行け!」
隣のテーブルの老夫婦も難儀していました。西部開拓時代はこんな感じだったのかも知れませんけどねえ。夫はパンにハエをとめ放題なので、どうしたのかと思ったら、来てすぐとまった時点で諦めていたようです。

夕食後、時間が余りましたが、ギャンブルには興味がないし、車で町を出て、星を見に行きました。とにかく暗い場所を探して山を上り、外灯のないところで車を停めてライトを消すと、真っ暗。見上げると満点の星。月明かりがなかったら、天の川も見えそうです。
「流れ星〜!」
「あー、人工衛星だよ。初めて見た…」
ひとしきり眺め、宿へと帰りました。

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